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魔力・魔法・魔術

 ラグナガルドにおける魔法の言葉の定義です。

 聖暦まで、魔力・魔法・魔術という言葉には違いはなく、雰囲気とか個人のポリシーによってそれぞれの言い方を使っていた。

 代表的な考え方を言うと、思想や主義に関係なく純粋な行為として使われるのが『魔力』、世界の秩序や法則を体現するのが『魔法』、複雑な式や計算から導き出され技術として使われるのが『魔術』であった。


 聖暦から、魔法が学術的に扱われることが本格化して、世界に満ちる生命の力に干渉する力を総称してMagic(魔力)といい、そのうち芸術的な用法をされるものをSorcery(魔法)と呼び、実用的な用法をWizardry(魔術)と呼ぶようになった。

 

 魔力は純粋詠唱、真理改変、マナ制御の三つの系統を持つ。(後述)


 魔法は、音楽と同様に神が造りし世界を理解する術として研究が進められた。その中で魔法譜と詠唱詩が発明され(帝国暦824年)、紙片に魔法を残せるようになった。

 魔法譜は横軸に時間を、縦軸にマナ振動数を記した、七線譜。楽譜に近く、様々な記号を用いて魔法を記す。音記号に当たる部分には、各属性を記した記号(属性記号)が記される。

 詠唱詩は魔法譜とともに魔法を構成するものであり、詩の形態を以て実際の魔法の装丁を表す。詠唱詩を詠唱する魔法使いもいれば、しない魔法使いもいる。魔法譜が情景を表してくれるため、詠唱詩は叙情的な部分を表すことも多い。


 魔術は、物理学とともにマナ粒子学もしくは魔理学(魔法物理学)として発展したものと、情報学(コンピュータ関係)とともに真理学(魔術学の一分野で、真理の解明とその改変・修復を目的としている)として発展したものがある。そのため、エネルギー関連の開発とIT関連の開発が並行して行われた。

 エネルギー関連としては、マナを操れる人間が限られることとその技術を機械化することが遅れて、誓暦1700年代までは実用化しなかった。

 IT関連はその情報処理能力と記憶量が評価され、機械化も容易だったので聖暦には一つの完成形を見た。


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