白百合座(リレリャロマ:Lileyaroma)
輝道十六宮の一つ、花香宮・白百合座。
白百合座は輝道十六星座の一つで、古代ラグナ語ではLileyaromaと呼ばれる。そのサインは花香宮である。
白百合座は白百合の花を表している。Lileyaromaとは古代ラグナ語で『百合の香り』という意味である。
もともと白百合は純潔を表し、婚約の時に花嫁が身に着ける花冠に使用されていた。この白百合座となった白百合の花は、ある花嫁の純潔を守ったと言われている。
エアスト大陸では、花嫁は白百合を山の中へ取り、それを身に着けて結婚式に出るという風習があった。とある花嫁が山に入り、白百合を手に入れた。しかし、その帰り道で花嫁はドラゴンに捉えられてしまった。ドラゴンは、その美しい花嫁を自分のものにしようと巣へと持ち帰った。
巣の中で震える花嫁だが、ドラゴンは手出しできなかった。白百合の香りがドラゴンの脳を痛めて、近寄らせなかったのである。そして花嫁を探した花婿がドラゴンの巣を探し当て、花婿は大量の白百合をドラゴンの巣に投げ込んで、花嫁を連れて逃げた。
そして無事に二人を結んだ白百合は、二人の家で花瓶に飾られたが、それはある日突然消えた。ロキエルがその白百合を取り、天へと上げたのである。
白百合座の主な恒星は15あり、これが白百合の花の形に並んでいる。このうち、1つが一等星であり、3つが二等星となる。
花香宮は16属性では癒が当てられている。
花香宮を守護星座とする者は、物腰柔らかく魅力的であると言われる。常に一歩引いて、他者を立てることができる人物が多い。