エリュシオンの海
ラグナガルドの情念世界であるエリュシオンの海の説明です。
『エリュシオンの海』もしくは『エリュシオン』と呼ばれる情念世界は、魂がたゆとう世界で、生まれる前の魂と死んだ後の魂が融け合っている。
生前・死後の世界であるとともに、夢・無意識の世界でもあり、生きているものも『海に浮かぶ島、もしくは波に揺られる船』のようにエリュシオンの海と繋がっている。
神暦の最後に世界から去った神々は、エリュシオンの海の中、最も深き所に沈んでいったと言われる。エリュシオンの海から溢れる想いは、時にマナの力さえも凌駕する(物理法則・確定情報に反するような)奇跡を起こす。エリュシオンの海から湧き出る波動がなければ、マナは次第に活性を失って『沈黙』する。
マナが沈黙した場合、ラグナガルドは消滅するので、定期的にエリュシオンの海から想いを引き出すことが必要であり、それを行える神を『エル』と呼ぶ。神暦では十六神がエルの役割を果たしたが、彼女らが去った後は人間の中から誕生したエルがその役目を負い、そのエルとなった人間は『姿を消した』。
夢の世界という側面からわかる通り、エリュシオンには特定の風景はなく、イメージがそのまま形になる。