召喚術
召喚術の説明です。
召喚術とは、遠く離れた存在を召喚しその力を借りる魔法である。
召喚術は転移と使役から成り立っている。転移とは世界を繋ぐ門を形成することで召喚相手を召喚師の元まで辿り着けるようにすることであり、使役とは召喚相手と魂を繋げ意思疎通を行い操ることである。
召喚師の魔力によって、召喚術で呼べる存在のランクは変わる。しかし『契約』を予め結ぶことにより、本来召喚不可能な存在を召喚することも出来る。この『契約』には双方が承認する必要があり、召喚対象にどれだけ気に入られるかということが問題になる。
召喚対象としては、現世の生物が最も簡単なものとし、異世界の生物や過去・未来の存在の召喚を可能とする召喚師もいる。さらに魔力が高ければ、『断章』や神までも召喚出来るらしい。
召喚する存在が強力である程、転移のために開く門の形成と使役に多くの魔力が必要となる。特に召喚が出来ても使役のための魔力がなくなってしまうと、召喚対象の帰還だけでなく、最悪暴走されることもある。このため、召喚師の技術や育成にはかなりの制限がかけられている時代が多い。