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プロローグ/旅立ち

15歳になったばかりの冬、高校受験も終わり後は卒業式を残すのみとなった。


惰性で受験した一流高校に見事合格してしまい、今後の高校生活に恐怖していた。


そんな冬のある日、車道に飛び出した子供を庇い子供の無事を確認して


・・・15年の短い人生は幕を閉じた。


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幕を閉じたっと思ったら。


だだっ広い平原に立っていた。


「ここは何処だぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!」


叫んでみたが返事は無くそよ風だけが出迎えてきた。


「ここはいったいここはなんだ それ以前に俺死んだよな?」


平原を歩き回る、すると草むらの中から細長い耳が見えていた


「ウサギだ」


この場所に来て一番テンションが上がった・・・一瞬だけ。


地球上の生物に角が生えていて六本足のウサギ状の生物がいただろうか?


否、そんな生物は存在しなかった。


逃げようとした瞬間、一匹のウサギ?が飛び掛ってきた。


逃げようとする前に、目を瞑ろうとする前に、反射的に体を硬直させるより早く蹴りが出た。 


15年の人生の中での数少ない特技といえるもの、数多くの不良どもを血祭りに上げた技だ。


突進してくる角を 攻撃を避け様としたウサギ?の胴体を


弾き飛ばすように叩き落すように蹴り上げるように


一体蹴っては次へ時に2連続で隙が出来ないように片足は必ず地面に接触させる。


時には、地面に転がっている石ころを蹴り飛ばしうさぎ?


次々と次々と次々と・・・。


数匹のウサギ?を蹴り飛ばしたとき頭の中で声が聞こえた。


《蹴技 Lv1を獲得しました》


何処から聞こえたのか、考える以前に直接頭の中に響いたと直感した。


声を無視して蹴り続けていると変化に気づいた


「蹴りの威力が上がってる」


それでも続ける


しかし、妙に生命力が高いのか蹴り続けても一向に絶命しない。


しかしさっきの謎の声は、時折頭の中で響き続ける。


《蹴技 SLv2に上昇しました》

《蹴技 SLv3に上昇しました》

《平行感覚 SLv1を獲得しました》


どうやら技の熟練度が上がりある一定のポイントを超えると急激に上達するようだ。


Lv3になった蹴りでは蹴った物の軌道をある程度操れるようになった。


それによりウサギにウサギをぶつける技が使えるようになりだいぶ楽になった。


次の瞬間、蹴りを加えたウサギが地面に倒れこみ1本の角を残して光の粒になって消えていった。


「死んだのか」


《一定の経験値に達した為 Lv2に上昇しました  SPを10獲得しました》


「は?」



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