お嬢様とお風呂
お嬢様専用の浴室は、大きな浴槽がある豪華な造りだった。
「さあ、脱いで脱いで」
お嬢様が自分のドレスを脱ぎ始めた。
目の前で。
「お、お嬢様! お手伝いします!」
「いいのよ、自分で脱げるわ。リリアは見てて」
——見てて?
ドレスがゆっくりとはだけていく。
まるで見せつけるように。
コルセットの紐を解く指先が、艶めかしい。
下着姿になった瞬間、お嬢様が振り返って微笑んだ。
「ブラ、外してくれる?」
「え、で、でも——」
「後ろの留め金、届かないの」
俺は震える手で、お嬢様のブラジャーの留め金に触れた。
カチッと外れる。
肩紐がするりと落ちる。
お嬢様の胸が、解放された。
「ありがとう♪」
振り向いたお嬢様の胸が、目の前で揺れた。
大きくて、白くて、形が綺麗で。
薄桃色の先端が、ぷっくりと膨らんでいる。
俺は——石になった。
「リリア? 固まってるわよ?」
「あ、いえ、その——」
「見てもいいのよ? 女同士だもの」
お嬢様がくるりと回ってみせる。
胸が揺れる。腰が揺れる。お尻が揺れる。
そして——ショーツに手をかけた。
するりと下ろす。
俺の目の前で。
——全裸になった。
息を呑むほど美しい身体だった。
陶器のように白く、なめらかな肌。
形よく張り出した胸は、お椀を伏せたような理想的な形をしている。
薄桃色の先端が、湯気の中でほんのり色づいている。
引き締まったウエストは、両手で包めそうなほど細い。
そこから流れるように広がる腰のラインが、艶めかしい曲線を描いている。
長い脚は真っ直ぐに伸び、足首まで一切の無駄がない。
そして、脚の付け根には——
——見ちゃダメだ!
俺は必死に視線を逸らした。
「あら、見ないの?」
「み、見ません!」
「残念。じゃあ、リリアも脱いで」
「は、はい!」
俺は慌てて、自分の服を脱いだ。
——俺の身体も、今は女だ。
お嬢様と同じ。
なのに、この状況に耐えられない。
◇ ◇ ◇
湯船に入る。
お嬢様が隣に座った。
肌が触れ合う距離。
湯気の向こうに、お嬢様の裸体が透けて見える。
——いや、透けてるどころじゃない。
普通に丸見えだ。
湯面から覗く白い肩。
水に浮かぶように揺れる、豊かな胸。
ピンク色の先端が、湯の流れに合わせてかすかに震えている。
俺は思わず、じっと見つめてしまった。
形の良いふくらみが、ゆらゆらと水面に浮かんでいる。
お椀型の胸は、重力に逆らうように上を向いている。
その薄桃色が、湯気の中で艶めかしく輝いている。
視線を下げると——
引き締まったウエストから、なめらかに広がる腰。
そしてその奥に、かすかに見える——
「リリア?」
ハッとした。
お嬢様が、俺を見つめていた。
ニヤニヤと。
「どこ見てたの?」
「み、見てません!」
「嘘。今、すごい真剣な目で見てたわよ?」
「そ、そんなことは——」
「ここ?」
お嬢様が自分の胸を、両手で下から持ち上げてみせた。
ぷるんと揺れる。
「っ——!!」
俺は反射的に目を逸らした。
「あはは、分かりやすい♪」
「お、お嬢様! やめてください!」
「女同士なんだから、いいじゃない」
お嬢様がさらに近づいてきた。
「それとも……もっとよく見たい?」
耳元で囁かれる。
俺の理性が、完全に限界を超えた。
「リリアって、ほんとに面白いわね」
お嬢様がくすくす笑う。
「からかいがいがあるわ♪」
俺は湯船の中で、ひたすら天井を見上げていた。
心臓がうるさすぎて、溺れそうだった。
◇ ◇ ◇
「ねえ、リリア。ちょっと立って」
お嬢様が突然言った。
「え?」
「立ってみて」
俺は言われるままに、湯船の中で立ち上がった。
——全裸で。
湯から出た俺の身体が、お嬢様の目の前に晒される。
「きゃっ——!」
俺は慌てて腕で胸を隠し、しゃがみ込んだ。
「な、何するんですか!」
「ふふ、リリアの身体、細くて綺麗ね」
お嬢様がにやにや笑う。
「胸は控えめだけど、スレンダーで可愛いわ。腰も細いし」
「み、見ないでください!」
「見てないわよ? まだ」
——まだ?
「ほら、こっち来て」
お嬢様が俺の腕を引っ張る。
「え、ちょっと——」
俺は湯船から引きずり出された。
全身が、お嬢様の目に晒される。
「綺麗……」
お嬢様が俺の身体を、じっくりと眺める。
「ほら、腕下ろして」
「む、無理です!」
「恥ずかしがらなくていいのに。女同士でしょ?」
お嬢様が俺の手を掴み、強引に腕を開かせた。
「っ——!!」
俺の胸が、露わになった。
「うん、やっぱり綺麗。小さいけど、形が可愛いわ」
お嬢様が俺の胸を見つめる。
——小さいって言ったな。そこ気にするの、やめてほしい。
「さ、触らないでくださいね!」
「触ってほしいの?」
「違います!」
「ふふ、じゃあ、触らないであげる。今日は」
——今日は?
「明日は分からないわよ?」
お嬢様がウィンクした。
俺は——今すぐ逃げ出したかった。
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