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お嬢様との出会い

 と、その前に。


「ちょっと待って。サイズを測らないと」


 ソフィア先輩がメジャーを取り出した。


「サイズ……?」


「制服を調整するのよ。バスト、ウエスト、ヒップ」


 ——バスト?


 つまり、胸のサイズを測るのか。


「え、ちょっと待ってください——」


「動かないで」


 ソフィア先輩が俺の背後に回った。


 メジャーが胸の下を通る。


「っ——!」


 冷たい。

 そして、先輩の手が胸のすぐ下で動いている。


「ふん、けっこうあるわね」


「えっ……?」


「胸のことよ。あなた、見た目より大きいわ」


 俺は自分の胸を見下ろした。


 ……確かに、ある。


「次、ウエスト」


 メジャーが腰に巻かれる。


「細いわね。うらやましい」


「は、はあ……」


「最後、ヒップ」


 メジャーが腰の下に回る。


 先輩の手が、お尻のあたりに触れる。


「ひっ……!」


「動かないでって言ったでしょ」


「す、すみません……」


 俺は顔から火が出そうだった。


「はい、終わり。サイズは記録したから」


 ソフィア先輩が淡々とメモを取る。


 俺は——全身から力が抜けそうだった。


 女の子って、こんな測定をされるのか……。


◇ ◇ ◇


 お嬢様の部屋は、屋敷の最上階にあった。


 ノックして入ると、そこには——


「あら、新しいメイドさん?」


 銀髪碧眼の絶世の美少女がいた。


 窓際に立つその姿は、逆光で輪郭が光っている。

 まるで天使のようだ。


「クリスティーナ・フォン・ヴァレンシュタインと申します。あなたのお名前は?」


「り、リリアです。本日より、お嬢様の専属メイド見習いを務めさせていただきます」


 お嬢様——クリスティーナ様は、俺をじっと見つめた。


「ふうん。可愛い子ね」


 近づいてきて、俺の顔を覗き込む。


 顔が、近い。


 ほのかに甘い香りがする。


「よろしくね、リリア♪」


 その笑顔に、俺の心臓は跳ね上がった。


◇ ◇ ◇


 メイド生活が始まった。


 そして俺は、すぐに地獄を味わうことになる。


◇ ◇ ◇


 朝。

 俺はお嬢様を起こしに部屋へ向かった。


「お嬢様、朝でございます」


 カーテンを開け、ベッドに近づく。


 お嬢様は、シルクのネグリジェ姿でベッドに横たわっていた。


 薄い生地が身体のラインを浮かび上がらせている。

 胸元は大きく開いており、形の良いふくらみが谷間を作っている。

 寝返りを打つたびに、柔らかそうな二つの山が揺れる。

 細いウエストから、なめらかな曲線を描いて広がる腰のライン。

 シーツから伸びる白い太ももが、眩しいほどに美しい。


(目を逸らせ、俺……!)


「んん……リリア?」


 お嬢様が目を開けた。

 寝ぼけ眼が、なんとも色っぽい。


「おはようございます。お着替えをお手伝いします」


「うん……でも、身体が動かないの」


 お嬢様がベッドで両手を広げた。


「着替えさせて♪」


 ——は?


「お、お嬢様、ご自分でお召しになるのでは……」


「だって眠いんだもの。リリア、お願い♪」


 上目遣い。

 この顔で断れる人間がいるだろうか。


「……かしこまりました」


 俺は覚悟を決めて、お嬢様のネグリジェに手をかけた。


 裾から脱がせるか、上から脱がせるか。

 どちらにしても、見てはいけないものが見える。


「上から脱がせて」


 お嬢様が両手を上げた。


 俺は震える手で、ネグリジェの裾を掴んだ。

 ゆっくりと持ち上げていく。


 白い太ももが露わになる。

 引き締まったウエスト。

 そして——


 下着姿のお嬢様が、目の前にいた。


 白いレースのブラジャーと、おそろいのショーツ。

 透けている。明らかに透けている。

 薄い生地越しに、形がはっきり分かる。

 先端の色まで、うっすらと見える気がする。


「リリア? どうしたの? 顔、真っ赤よ?」


「な、なんでもありません……!」


 俺は必死に視線を泳がせながら、新しいドレスを手に取った。


「腕を上げてください」


 ドレスを被せていく。

 その過程で、どうしても身体に触れてしまう。


 肩に手が触れる。すべすべの肌が指先に吸いつく。

 背中を整える。滑らかで、温かい。

 胸元を調整する——


 うっかり、指が柔らかいふくらみに触れた。


「あっ……♪」


 お嬢様が甘い声を漏らす。


「も、申し訳ございません!」


 俺は慌てて手を引いた。

 今の感触が指先に残っている。柔らかくて、弾力があって、ふにょりと形が変わる感触。


「あら、逃げちゃった」


 お嬢様がくすくす笑う。


「気にしないでいいのに。もうちょっと揉んでてもいいわよ?」


「も、揉むって——」


「だって、ドレスの形を整えるには、ここをちゃんと持たないとダメでしょ?」


 お嬢様が自分の胸を指さす。


「ほら、もう一回」


「い、いえ! お着替え完了です!」


 俺は逃げるように手を引いた。


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