1.始まりのファイター
|・ω・`)ストーリー第1話になります、誤字があったらすいません
あれから毎日の様に『リュウヤ』は僕のところへ来ている
『なぁ、ツバサ!!ツバサって読書以外に趣味って無いのか?』
突然そんな事を聞かれて僕は言葉に詰まってしまった、読書だって別に趣味と言うわけじゃなくて、する事が無いから読んでいただけなのだから…
『そうだね…僕はあんまり趣味って言う趣味は無いかな…』
『そっか……』
そう返答してからリュウヤは少し考え込み
『じゃあさ!放課後ちょっと付き合ってくれよ!行きたいところがあるんだ!!』
『えっ!?ほ、放課後?…まぁ、別に良いけど…』
リュウヤに満面の笑みで誘われてしまい、その勢いに負けて僕は了承してしまった
そして放課後になり、僕はリュウヤと一緒に帰る事になった
放課後に一緒に誰かと帰るなんていつぶりだろか…
『ところでリュウヤ、行きたい場所って一体何処なの?』
『へへっ、それは着いてからのお楽しみってね♪』
まるで幼い子供の様にはしゃぐリュウヤを見ていると、なんだか気になってしまう
『さぁ!到着したぜ、ツバサ!』
リュウヤがそう、両腕を大袈裟に広げて見せた場所は
『ココは…オモチャ屋??』
『違う違う……いや、半分はあってるか?まぁ、そんな細かい事は良いんだよ、ココは…【ガンプラショップ】だ!』
『ガンプラショップ?』
『あぁ!ガンプラだ!!ツバサも聞いたことくらいあるだろ?』
ニュースで耳にした事はある…技術の発展で自分で作ったガンプラで遊べる様になったと…
『なんと…この店はなぁ、この辺りの地域では初の【ガンプラシュミレーター】を遂に導入した唯一の店舗なんだぜ!!すごいだろ!!』
『へ、へぇ、そうなんだ…リュウヤはここにガンプラを買いに来たの?』
『まっ、それもあるけどさ、いっつもつまんなそうに本読んでる友達に趣味の一つでも教えてやろうってな!』
『とも……だち?』
『えっ!?違う…のか?そっか…ごめんな…なんか無理矢理突き合わせちゃったみたいでさ……』
リュウヤは残念そうに肩を落とした、(友達?僕が?)そう疑問に思うと共に驚いてしまった
『あのっ、いや…違うんだ!その…初めてだったからさ…僕と友達になってくれるなんて…今まで居なかったから、驚いちゃって…』
『じゃっ、じゃあさ!!ツバサ!俺と友達になってくれよ!!』
僕は初めての事で戸惑いと気恥ずかしさもあったが
『うん、こちらこそ、僕と友達になってください!』
『何言ってんだよ!当たり前だろ!!』
こうして僕とリュウヤは改めて友達になったのだ
…………………………………
『ところで、ガンプラを作るのはわかるんだけど、【ガンプラシュミレーター】って言うのは何をするものなの?』
『ふっふっふ、よくぞ聞いてくれたな!!、正式には【ガンプラアクション・バトルシュミレーター】って言って、文字通り自分達の作ったガンプラでバトルするんだよ』
『バトルかぁ…僕、あんまり人と競ったりするのって得意じゃ無いんだよなぁ……』
『まぁまぁ、今日は実際にガンプラ一緒に作って、俺と一緒にシュミレーターで遊ぼうぜ!!』
リュウヤがそう言いながら僕の背中をぽんぽんと叩いた
『とは言ったモノの…僕ガンダムってあまり詳しくなくて……』
『任せなって!今日は俺がオススメを選ぶからさっ!』
『ありがとう、リュウヤ』
『うーん…何が良いかなぁ…おっ!よしっ!コレに決めた!!』
リュウヤはそう言うと一つのガンプラを取ってくれた
『俺がオススメするのはコイツだ、【1/144HG XXXG-01W ウイングガンダム】だぜ!』
リュウヤの見せてくれたガンプラに僕はいつからか忘れていたワクワクを思い出していた
『すごい…これ、すごいカッコいい!』
『DVD持ってるからさ、今度俺の家で見ようぜ!』
『うん!楽しみにしてるよ!!』
『さてとっ、俺は…よしコレだな!』
『リュウヤは何のガンプラにしたの?』
『へへーん、俺が選んだのは【真紅の稲妻】と呼ばれたパイロット【1/144HG MS-06R-2 ジョニー・ライデン専用ザク】だぜ!』
『何だか…そっちの方が強そうだね』
『おいおい、ツバサのだってガンダムなんだぜ?しかもそれ、主人公の機体だからな?』
『そっ、そうなの!?』
『あぁ、こっちは量産型の専用カスタムってのと、あとは乗ってるパイロットがすげぇってだけだぞ?本当ならシャアザクの方が良かったけど、ブツブツ……』
『わわ、わかったよ!せっかく選んでくれたのにごめんてばっ!』
『冗談だよ、じょーだん、へへへっ、さてと、向こうのビルドスペースで一緒に作ろうぜ!』
『あっ、まってよ!リュウヤってば〜!』
徐々に書いていく予定です、更新はまばらで不定期ですが何卒よろしくお願いします。