第2章:謎のペンダント
-キャラクター
メイン
小田優斗 (主人公) 根暗 静か
鈴木光 (優斗の親友) 飽き性、陽キャ
あやせ 綾瀬ひまり(ヒロイン) 明るい 勉強が苦手
さとう 佐藤愛(ひまりの親友) 優しい おしとやか
異世界
ルナ おとなしいが頼りになる
マルディー 見た目は怖いが優しい
海斗 色んな事をそつなくこなせる天才だが手先が不器用
サブ
広宮海斗 優等生で霊感がある
大野先生 厳しい理科の先生
老人 楽観的、怪しいペンダントの元所有者
朝ごはんのクロワッサンを片手に走る僕はどこにでもいる、普通の学生だ。だが今現在寝坊をして焦っている。昨日の夜にペンダントのことについて一人で考えすぎたせいだ。。。そう後悔しながら自転車のストッパーを蹴る。
なんとか間に合ったが弁当を忘れてきてしまった。その事に気づいた俺の親友、鈴木光はくすくすと笑っている。
"心配すんな、俺の弁当少し分けてやるって、"
"サンキュー てかお前、宿題やったの?"
"痛い所突かれたなー、もちろん忘れたよでも、先生にちくるなよ!"
"分かってるよ、弁当分けてもらえんくなるからな"
"お前、おもろいな"
"なにが?"
俺は爆笑してる光が理解できなかった。俺はなにかおかしいことをいったか?そんな疑問が俺の脳を惑わせる。
"てかそのペンダントなんなん? 触ってみても良い?"
手を伸ばした光の手を叩いた。
"いてー、何するんんだよ、やっぱお前はFunny Guyやな"
"○ね"
"なんか事情があるっぽいから聞かんけどなんかあったら俺に相談しろよ!"
光が下手なウインクとドヤ顔で俺を見てくる。こいつは面倒臭いけどなかなか頼りになるやつだ。こいつになら相談してもいいのかな。いや相談する必要性がない、これはただの飾りなんだから。
休み時間、友だちが多い光を差し置き屋上の隅っこで光にもらったおにぎりを食べた。
ドタドタ、、光が全速力で走ってきた。
"なんでお前一人で昼飯食ってんだよー!みんなで食べようぜ"
"みんなって何人?"
"そこまで多くないよ、たった13人!"
"多いじゃないか、俺は大人数が嫌いなんだよ"
光は頭をかしげながら何かを考えた。そして早口で
"俺が弁当食べ終わったらすぐお前に会いに行くから!待っててね!"
そう言うと食堂に走っていった。
その間俺はペンダントを眺めて考え事をしていた。あの老人は誰だったのだろうか、このペンダントに意味があるのか、光に言うべきか、等など。そうするうちに光がスキップで
寄ってきた。
"オマタセシマシタ!"
"待ってね〜よ"
俺は光と少し雑談をしたあとペンダントのことを相談することにした。
"そういえばこのペンダント、老人にもらんたんだよ"
"知らない人から?良かったじゃんラッキーだね!! でもなんでそんな不安そうなの?"
"老人がこれをくれる時、絶対に開いてはならないが飾りにでも使ってくれて言われてな。"
"なにそれ魔法のペンダントってこと!? すぐに開こうぜ!
"ちょっと待て、ただのペンダントなわけあるか!"
"んーならひとまずお前の友だちに相談したほうがいいな"
"ひまりと愛か? 話してみる価値はあるかもしれないな"
俺と光はひまりと愛のいる図書館に駆け込んだ。俺たちはすぐに彼女たちを見つけた。図書室の椅子に座っているピンク色のきれいな髪に花のピンをつけている彼女は俺の仲のいい友人の綾瀬ひまりだ。彼女は成績は下から数えたほうが早いが運動神経は大会で優勝するほどの実力者だ。彼女は明るく社交的な性格から光といい勝負が出来るくらい友だちがいる。隣りにいる黒髪ロングの美少女はひまりの親友ことおれの友人、佐藤愛。成績優秀、スタイル抜群、おしとやかでモテまくる。おれはこいつのことをモテクイーンと心の中で呼んでいる。しかし極度の運動音痴だ、30分も走れば絶対に1回は転ぶ。
おれはひまりと愛にペンダントのことを細かく説明した。このペンダントのことを彼女たちに話したときの反応はこうだ。
ひまり:うぁーーもう開けるしかないでしょ!! どんな事が起きるだろうか! でもなんか起きると怖いから絶対に優斗が開けてね~!テヘペロ
愛: 何かあったら心配だからまずは下調べをしないとね、ひまりや光、優斗達になにかあったら私、もう、、
こんな感じで真逆の反応だがこのぐらい違うほうが仲良くなれるのだろうか。
そんなときだった、理科の先生で生徒から嫌われている大野先生が大声で怒鳴った。
"おい学校にペンダントを持ち込むバカ野郎が、ペンダントを渡せ"
"ちょっとセンセ、それは優斗の宝物なんですよ、ペンダントを持っていてはだめという校則はないはずですよ、返してくださいお願いします。"
"光、、、、、"
"優斗くんのために返してください、、、ごめんなさい、、お願いします、、"
"ん、えっと そうだそうだ〜!!"
(ひまりは話を聞いていなかった....)
"まぁとにかく没収だ"
先生は職員室に消えていった。ひまりたちはペンダントを取り返すために夜に学校に忍び込んで盗む計画を立てた。(計画はほとんど優斗、光、愛で立てた)
計画は以下の通りだ:夜中の11時の見回りがない時間に門の後ろで集合し、職員室に忍び込む。光と愛が廊下を見張っている間にひまりと優斗はペンダントを取り返す。
(ここからひまりの計画)
そして取り戻したあとは優斗の家でペンダントについて話し合ったのちみんなでパジャマパーティー。