0.00000000001%の奇跡
―プロローグ―
人は使用済みになるとすぐに物の価値を見出せなくなる。この作品の主人公も同じような人間だ。中身のなくなったペットボトルは、リサイクルで違う物に生まれ変わらせることができる。それはどんな物でも同じだ。それが例え魂であっても…
「よう」「あ、うん」「今日の授業だり〜な〜」
「そうだね特に数学とか」今日もいつも通りだ。
俺の名前は『•• ••』だ「よう」と言った方だ。
もう一人の方は『小谷 英斗』だ。俺もこいつも小学校の頃から一緒でそこそこ仲は良い。だがコイツは
憎いことに数学、美術、体育以外は5段階評価全て
5の天才野郎だ。コイツのことなんかいい。俺の説明をしよう。俺はテストでは平均よりちょい低いくらいのやつだ。だが学年でいや、中学全体で1番運動神経が良く、身体力テストでは全て満点という並外れた
能力を持っている中学最強の帰宅部だ。
この主人公はこんなことを考えているような
中学2年生の中二病だ。この主人公は残念なことに
今日死んでしまう。いやもう死んでしまった。
この死が主人公にとって不幸なものか、幸福なものか
それは、この先の物語を見て判断してもらうとしよう。そして本当の豪運で記憶をそのままに、魔法の剣と腐った政治の世界へ行った者の死にきれない
者の末路を…