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ダンジョン

それから僕はいくつかの依頼をこなし、明日ダンジョンに潜る事にした。


ダンジョンについては下調べをしておいた。



近くのお店で必要な物を買い揃え、ギルドへ向かう。






ギルドはいつもどうり賑わっていた。 




だが、今日は少し様子が違った。



「おい あいつって確か……」


「けッ 所詮はDランクだろ。たいしたことねーよ」


「けど もうDランクだぜ。早いよな」



僕に向けている視線がおかしい。




「こんにちは リリーさん」


「こんにちは 今日はどうされました?」


「明日、ダンジョンに潜ろうと思ってるんです。その為の情報収集に来ました」


「なるほど…… ならば私が知っている範囲でお話しします」


リリーさんは少しの沈黙の後、ダンジョンについて話し始めた。



「ダンジョンについてですが


・魔獣というダンジョンにしか生息しないモンスターがいる


・モンスターを倒すと魔石が手に入る


・ごく稀に魔獣や隠し部屋からアイテムが落ちる


・10階層ごとにボス部屋がある



・人類の最高到達階層は65階層


・数百年に一度、ダンジョンの転換期が訪れる。



こんなとこですね。他に何か質問はありますか?」  



『大体 僕の知っている情報と同じだな』



「何か気をつけておくべきことはありますか?」


『ダンジョンについては一応下調べはしておいたが、念には念を入れておこう』




「中ボスや異常種ですね」


『中ボスは知っていたが、異常種は初めて聞いたな……』




「中ボスは一定の範囲内を自由に行動できる強モンスターの事です。ボスよりは数段強さが落ちますが、他のモンスターと比べはるかに強いです


続いて、異常種についてです。


何らかの原因で深層のモンスターが低層に出現してしまう事があります。その様なモンスターを異常種と呼んでいます。」



「もし異常種に遭遇してしまった場合 どうしたらいいですか?」



「すぐに逃げ、速やかにギルドへ報告してください」


リリーさんは苦々しく告げた。 



『出会ったら最後…… というわけか』


「あと、この転換期ってなんですか?」


「ええ。それは数百年に一度、ダンジョンの特性や地形などが変わるんです。それらの変化を総称して転換期と呼んでいます」



「色々教えていただきありがとうございました」


「いえ。仕事ですから」


「それと、さっきから周りの視線が僕に向いてるんですが、どうしてでしょうか?」


さっきから何故か、僕に視線が集まっている


「レイさんはかなり早いペースでDランクに上がったので、目立ってしまうのでしょう」


「……なるほど」


お礼を言いギルドを出ようとした。



その時




「ねえ 話を聞いてたんだけど、君もダンジョンに潜るのかい?」


背後から声をかけられる



「まぁ はい」


僕は(いぶか)しむ様な目で見つつ、短く告げた。



「それなら、僕達のパーティーに入らないかい?」



「ーー」


僕はしばらく考え込む


『武器から推測するに、前衛2人、後衛2人、盗賊(シーフ)といった感じか…… バランスの言いパーティーだな』



いささか不安はあるが、僕はその提案を受けることにした。



「ありがたく受けさせて貰います。ですが、どうして僕なんですか?」


「受けてくれて嬉しいぜ。お前を誘った理由だが、二つある。一つ目は実力、二つ目はお前の職業だ」


「なるほど……」


「立ち話もあれだしよ 食べながら話そうぜ」










改めて、僕達は食堂のテーブルに腰掛けた。



「改めてよろしく。俺はルキ、蒼穹(そうきゅう)のパーティーリーダーを務めている。」


「レイです」


「レイ お前を誘ったのはお前の実力もそうだが、職業だ。お前なら自分の身を守りつつ、パーティーの荷物を預かってほしい」



どうせダンジョンに潜る予定だったので、僕は誘いを受けることにした。






   ▽






次の日



僕達はダンジョンの前に集まっていた。


「おはようございます」


「おはよう」



僕達は簡単な挨拶を済ませ、荷物を預かる。





そして僕達はダンジョンに潜るのであったーー


































いつも読んでくださりありがとうございます。少しでも面白いと感じたら、ブックマークと評価をしていただけると嬉しいです!


また、どんな感想でもいただけると励みになります。気が向いたら是非お願いします!


長らくお待たせしました。ついに次話からダンジョンに入ります!

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