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序章

誤字脱字注意


明るい朝の日差しが商店街を照らし、行き交う人々の声があちこちから聞こえてくる。

そんな清々しい朝に老人と少年『アガサ レン』は町の中を歩いていた。




「なるほどの、お前さんの名前はアガサ レンと言うのか。」

頷きながら老人は言った。

「俺が名前を言ったんだから今度はあんたの番な。」

アガサは老人に指を差して言った

「そうじゃの。では名乗るとしよう、わしの名前はローアルン、ただの魔法使いじゃ。」

(……いやただの魔法使いとか嘘だろ。)

そんなことを思い老人を眺めつつ言った。

「じゃあこれからはあんたのことはローアルンと呼ぶことにするよ。」

ローアルンはこちらをみて笑顔で頷いた。

そしてアガサは本題を出す。

「でだ、聞きたいことが山ほどあるんだが。」

ローアルンは少し考えた後に。

「まあ答えられる範囲ならいくらでも答えよう。」

真剣な表情になり、そう言った。

アガサは警戒をしつつ言った。

「単刀直入に聞くが、お前は俺の敵か? 正直すげえ疑ってる、この世界に連れてきたのもお前だろ?」

当然といえば当然。

敵意は無いと思うがそれでも理由が分からない限りは安心できない。

いやそもそも敵意が有るのかすら分からない。

ローアルンは答えた。

「…………この世界に連れてきた理由はここでは話せん。……だがこれだけは信じてほしい。わしはお前さんの敵ではない。むしろ逆じゃ、全面的に協力したいと考えておる。」

今までにないほど真剣にローアルンは答えた。

確かに敵意があるのならわざわざこの世界に移動させる必要は無いハズだ。

アガサを殺すのなら向こうの世界で殺せばいい。だがそれをしないということは少なくとも敵ではないと判断して良いだろう。

「正直安心したよ。少なくとも怖い人じゃ無さそうだな。とりあえずそれだけ聞ければ十分だ。」

アガサは少し安心した様子で言った。

「まあ詳しい話は後でするとしようかの」

そう小さく呟やいた。

そしてこの先楽しみが待っているかのような表情をしてアガサの顔を見ながら言った。

「時におまえさんよ。今わしらがどこに向かっておるか分かるかな?」

「……え?」

(そういえば人の流れとは逆に歩いているような…………。)

そんなことを思いつつ前を見上げた。

まず目の前には門があった。

そしてその先には広大な草原が広がっていた。

遠くには動物やみたことのない生き物が見えた。

「おおおおおお!!」

異世界に来たという実感が湧くと同時に疑問が浮かび上がった。

「おい、ローアルン。まさか街を出るとかじゃないよな?」

ローアルンはニッコリと笑って答えた。

「安心せい。おまえさんのこれから住む家にいくだけじゃ。」

「待て待て待て。まずは装備を整えてからにしないか? ……というか老人の魔法使いの家ってもはやバリバリ隠居生活が出来るような位置に家があるとかしか想像が出来ないんだが!? というか森の中とか行くとかじゃねえよな!?」

ローアルンは答えた。

「よく分かったの!! では正解のご褒美と、ついでにリクエストに答えて装備を渡そうじゃないか!!」

拒否したが行くあても無い。

アガサは仕方なく従うことにした。

ローアルンに渡された扱いやすそうな軽めの剣を腰に巻いたあと、装備を渡されて嫌々装着する。

分かっていたが装備というにはあまりに防御力が無さそうな格好だった。

「まあ初期装備が弱いのは当然だからな……。」

アガサは自分に言い聞かせるように言った。





広い草原の中、馬車の中でローアルンとアガサは話していた。

「まず、道中は馬車を使って森が見えたら途中で降りるぞい。降りたらあとは森の中へ冒険しにいくだけじゃ。」

ローアルンは適当な地図を開き、アガサに見せながら言った。

「おい……森の中で変な生き物に襲われたりしないだろうな?」

ローアルンは笑いながら言った。

「まあ……経験は必要だと思うからの?」

言い終わると同時に森の目の前に着いていた。

馬車から急いで降り、森を眺めた。

深い森というわけでもない。

ただ一本。

道が森の奥に続いていた。




「おい。ローアルン。もう一度聞いておくが敵意は無いんだよな?」

アガサはローアルンに問いかけた。

「当然じゃ。危なくなったらすぐ助けるから安心せい。」

遠くにいるローアルンがそう言った。

「じゃあ……何で俺はこのへんてこな生物に襲われてるんだよおおおおおおお!!!」

アガサは液状の生物やら元の世界のコウモリの数倍大きいコウモリなどに追われながら叫んだ。

数十分後

「いやー見事な逃げっぷりじゃったな……すまんかったの。」

ローアルンは地面に横たわっているアガサの隣で苦笑いしながら言った。

「……一刻も早く……あんたの家に……たどり着かせて…………くれ…………。」

アガサは息を絶え絶えにうめいた。

十数分後

しばらく休憩し、少し歩くと小屋が見えてきた。

「やっと着いたああああああああ!!」

もはや変な生物に襲われまくってテンションがおかしなことになっているアガサが声をあげた。

そんなアガサをみてローアルンはいつもの笑みが崩れて苦笑いになっていた。

「お前さん若いくせに体力が異常なほど無いんじゃな……まあとりあえず中に入った方が良いんじゃないかの?」

ローアルンはそう提案した。

アガサは正直に答えた。

「当然!! じゃあもうさっさと入ろうてか休もう……」

もはや警戒をする体力も無くドアを開いた。

中は研究の材料みたいなものが無数に置いてあり棚には本がぎっしり入っている。

そして水道もしっかり有り、ランプもある、一通りの家具は揃っていた。

冬には暖炉があるため暖をとれ、少し狭いが十分に生活ができる環境が揃っていた。

「じゃあここまで来てやったから風呂貸してくれ。」

ローアルンは本棚を調べながらアガサに言った。

「な~んでそんな図々しいんじゃ?まあいい。風呂は外に別の小屋があるからそれを使っとくれ、それと奥のハシゴを登って屋根裏部屋が寝室になっておる。好きなように使っとくれ。」

そしてローアルンは思い出したことをアガサに言おうとした。

「あ、あとこの家にもう一人……」

だが言う前に遮られた。

その瞬間に小屋の扉が開かれたのだ。

そこには少女がいた。

丁度アガサと同じぐらいの年齢だと思われる若い少女が立っていた。











すいません序章は次でラストです。これからストーリーが進みますそのハズです。なお文の構成などまだまだ修行中の身ですので注意していただけたら幸いです。

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