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序章

誤字脱字注意。

少年の名前は「アガサ ハジメ」いわゆるニートだ。

これはそんな少年の物語。




「あ~暇だ………こんな俺が言うのも何だが………暇だ。」

時間は午前10時頃、普通のなら学校で勉学に励んでいる時間帯だ。

一部例外を除いて。

「やることも無えし、漫画でも買いに行こうかな。」

少年はそんなことを呟き財布を手にとり玄関に向かった。

玄関を開け、外にでると灼熱の空気が肌に張り付いてくる。

「暑い………」

やる気を絞り出し暑さをこらえて歩き出した。

都市部に近づくにつれ、高層ビルなどが見えてくる。

人の流れも都市部に近づくにつれ多くなってくる。

スクランブル交差点を渡り少し歩くといつもの本屋が見えてきた。

本屋に到着し、店に入ると涼しげな空気が肌を撫でた。

「さて、お目当ての物はどこかな~」

久しぶりの買い物に上機嫌で探し始めた。

数十分後。

「なんで売り切れてるんだよ………」

そんなことを呟きながら店から出た。

「他の本屋に行っても多分売り切れてるか・・・」

帰宅かもう少し漫画を探すかで悩んでいるとスクランブル交差点に着いた。

「探すのはめんどくさいからなあ………今度にするか………」

そう呟き、スクランブル交差点を渡ろうとし視線を上げた時、気がついた。

黒いローブを纏った、明らかに周りの風景とは異なる存在に。

だが入り乱れる人混みの中にそれに気づく者はいない。

自分を覗いて。

「ッ………!!!」

俺は恐怖と危険を感じすぐにでもその場を離れようとする。

だが遅かった。

振り向くと黒いローブを纏う存在が目の前に立っていた。

そのままローブの中身を見る寸前、意識が途絶した。

それは、少年の日常が終わったことを意味していた。




少年は薄暗い路地に倒れていた。

「どこだ………ここ………」

辺りを見回しても薄暗く見えにくい、その中で出口の光があった。

少年は誘われるように立ち上がり出口へと歩いた。

路地を抜け外に出るとそこは理解しがたい風景だった。

人間はいるがそれ以外に様々な異質な光景があった。

獣と人が混ざったような姿をした生き物や空を飛ぶドラゴンの姿があった。

「なんだこれ………訳わかんねえよ………」

呆然と立ち尽くしてそんなことを呟いた。

行き先も決まらないままさまよい歩いた。

どうやら言語は通じるらしい。

だが言葉が通じたところで何の意味もない。

行くあても無ければどうすれば良いかも分からない状況なのだ。

とりあえず一晩過ごせる場所を探すという目的の元、歩くことにした。

坂のような所が多く、遠くには城が見える。

「何でこんな事に………帰れるのかこれは………」

そんなことを呟きながら歩き続けた。

やがて日が落ち始めた頃。

途方に暮れていた。

「ただで泊めてくれる場所なんてそりゃあ無いよな………」

多くの宿や民家を見つけたが当然のごとく泊めてくれる場所なんて無かった。

「この世界も世知辛い世の中だなぁ」

とぼやきながら適当な路地裏に入る。

「まあ、寝るだけなら路上でも寝れるだろ」

そんなことを自分に言い聞かせ路地の端に座り込んだ。

「明日にでも城の方にいってみるかな。」

遠くにある城の方を見ながらそう呟き目を閉じた。



明るい朝の日差しに照らされ、少しずつ活気が出てきた大通りの音に目覚めた。

違う。

何かの衝撃で目覚めた。

目を擦りながらも目の前にあるものを確認しようと起き上がる。

「おはよう!」

そう声をかけてきたのは昨日、自分を襲った黒いローブを着た老人だった。

一目みただけで明るいと思わせるほどの笑顔を放つ気さくな感じの顔立ちに白い髭をのばしている。体は黒いローブに包まれているためよくわからないが背筋はしっかりと伸びていた。

「おはよう………ございます………。」

起こされてやや不機嫌に答えた。

そして笑いながらその老人は言った。

「いやーまさかこんな所に飛ばされてたとはな!!見つけるのに苦労したわい」

「ん?どういうことですかね?」

俺はもう一度寝ようとまた横に寝転がりながら言った。

「起こされて不機嫌なのは分かったから今は起きんか!!!本当は昨日のうちに出会う予定だったんだが・・・まあ出会えて何よりといったところかの!!」

なにやら意味深な言葉を聞き不安と期待が頭をよぎった。




初めての投稿で誤字脱字などがありまくると思います。そのときはそっと注意してやってください。そして目に留まって頂けたなら幸いです。少しずつ物語を紡いでいきたいと思います。

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