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不機嫌交じりの戦闘

 レオンの今の心境を一言で表すのならば、不機嫌と、そういうことになるだろう。

 ゾンビと戦っていることが理由では、勿論ない。

 むしろそれは、望んでいたことだ。

 何せ話に聞いたことはあっても、戦ったことはなかったのである。

 斬り捨てる傍から湧いて出てくることも、喜びこそすれ、忌避する理由には成りえない。


 だがならば何故、その顔が不機嫌に歪んでいるというのか。


「ちっ――おぉぉぉおおおお!!!」


 しかしそれを振り払うかのように、舌打ちの直後、雄たけびが響く。

 豪腕が唸り、眼前のゾンビの上半身が弾け飛び……さらにはそこで止まらない。

 腕の振りの勢いをそのままに、その場で回転。

 一歩を踏み出すと同時、増した勢いと共に、漲らせた力を解放し――


 ――アクティブスキル:ソードスキル、ヴェノム・ストライク。


 振り抜いた刃の軌跡に沿い、放たれたのは、毒の刃だ。

 触れたものを溶解させるそれは、ゾンビであろうとも変わらない。

 直線上に居たゾンビが、五体ほど纏めて溶け、消滅した。


 だが自分が作り出したその光景を見ても、レオンの表情が晴れることはない。

 当たり前だ。

 所詮それは、八つ当たりに過ぎないのだから。

 ようやく戦えるとなった時には確かに心躍ったし、そうして戦っていればいずれ気にならなくなると思ったが……どうやら、駄目なようだった。

 むしろ時間が経つごとに、不機嫌さが――苛立ちが増していく。


 意識を向けるのは、後方に居る一人の男。


「ふむ……瓦礫の撤去って、思ってた以上に面倒くさいな。ちまちまやってないで、諸共消し飛ばした方が早いか?」


 そんなことを暢気に嘯いているその姿が、気に入らなかった。


 とはいえ何故と問われたら、実のところレオンにもよく分かってはいない。

 何となく、としか言いようがなく……しかし、顔を合わせたその瞬間から気に入らなかったのは、確かなことである。


 もっとも、そこで直接本人に何かしてしまうほどに、レオンは分別の付かない人間ではない。

 態度に思いっきり出てはいたが……まあそこら辺はご愛嬌といったところだろう。

 そこを完全に押し殺せるほどに、人間が出来てもいないのだ。


 だがだからこそ、苛立ちが収まることもない。

 これでは直接それをぶつけていた方がマシだったのではないかと思えるほどだが、今更の話である。


 というか、先ほど大きな口を利いたのは一体何だったというのか。

 レオンがゾンビを蹂躙している間も、カズキはゾンビとまともに戦っていない。

 周囲の瓦礫を砕き、整地していっているだけだ。


 それはレオンが先頭に立ち、悉くを打ち倒している、ということも関係しているのだろうが……あれだけのことを言ったのだから、そこに割り込むぐらいの気概は、見せてしかるべきだろう。


「はっ……まあ、どうでもいいことか」


 苛立ちは収まらないし、その原因たる男のやる気は見られない。

 しかしそれを解消することなど、簡単なことであった。

 こんなことをとっとと、終わらせてしまえばいいのである。


 そう、最初から余計なことを考える必要などはなかったのだ。

 いつものように、戦闘にのみ集中していればよかったのである。


「おぉぉぉおおおお!!!」


 そう決めてしまえば、後は楽だった。

 豪腕を振るえば、身の丈を超えようかという刃が前方に繰り出される。

 愛剣に触れたゾンビの一部が吹き飛び、動きの鈍ったところを返す刃で押し潰し、間断なく次の獲物を狙う。


 剣で斬るというよりは鈍器でも振るっているかのような戦い方だが、これがレオンの戦い方であった。

 超重量の武器を、力に任せて振り回す。

 言ってしまえばそれだけのことだが、だからこそそれは強力だ。

 元より動きは鈍く、知能などないに等しいゾンビ相手であれば、尚更である。

 スキルなどを使う必要もなく、腕を振るう度に、ゾンビの群れが削れ、消えていく。


 いつものレオンならば、手応えのねえ相手だなどと不満を口にしていただろうが、今はそんなことすらもしない。

 ただ愚直なほどに、ひたすらにゾンビを狩り続け――その声が聞こえたのは、おかしいと思った、その直後のことであった。


「ふむ……やっぱりゾンビの数が減ってない、というか、増えてるな」


 声は、思っていた以上に近くから聞こえた。

 一瞬だけ視線を向ければ、その姿があるのはほぼ真後ろだ。

 その事実に舌打ちを漏らし……だが無視することはない。

 今の言葉に、気になることがあったからだ。


「やっぱりってのはどういうことだ。何か気付いてやがったってのか?」

「何か、って言われても……最初の時点で異常だっただろ? 戦闘開始の時点で百体は居たと思うが、普通に考えればそれはここに居た人達がゾンビになったものだ。が、もうそこからしておかしい」


 単純な話だ。

 ここは確かに開拓の要と成るべき場所ではあったが……あくまでも事は秘密裏に行なわれていたのである。

 広さを考えれば百人ぐらい居たとしてもおかしくはないが、秘密裏に行なう以上人数は最低限だったはずなのだ。

 しかも。


「ここに居るゾンビは、どうも百どこじゃないみたいだしな」


 そう、レオンがおかしいと思ったのもそこだった。

 つまりは、先ほどカズキが言った通りであり……減らないのだ。

 幾らゾンビを倒しても、見える範囲のその数には一向に変化がないのである。


 もっとも、レオンの思考が至ったのはそこまでであった。

 関係ないと、斬り捨てたからである。


「はっ、だからどうした。例え千匹居ようが、こんなやつらに遅れを取るかよ!」


 それは虚勢でもなんでもない、ただの事実だ。

 レオンであれば、この程度のゾンビが幾ら集まったところで、傷一つ付けることは出来ないだろう。


 この程度のゾンビしかいないのであれば、の話だが。


「それが事実なら頼もしいことなんだが……ま、そりゃいるわな。むしろいない理由こそがない」

「あ? 何を――」


 その先の言葉が口にされることは、なかった。


 ――パッシブスキル、サポートスキル:危険察知。

 ――パッシブスキル、サポートスキル:常在戦場。


 脳裏を過ぎった文字を認識したのと、背筋を悪寒が走りぬけたのはほぼ同時。

 視界の端にそれを捉えた瞬間、レオンの腕は半ば反射的に動いていた。


 それはほぼ勘によるものだが、つまりは経験から導き出されたものである。

 故にその動作に迷いはなく、それが眼前に現れた瞬間、レオンの振るった刃は、その胴を両断していた。


 だがそこで安心するにはまだ早い。

 レオンの勘も、ここからだと告げていた。


「ちぃ……! 今の外見からすると、ダイアウルフか!? はっ、だが生憎だったな。テメエらが組んだ程度じゃ」

「それは早とちりだな。よく見た方がいい」

「あ? あんな形してんのはダイアウルフ以外に……」


 そこでレオンの言葉が詰まったのは、それが予想した魔物ではなかったから……では、ない。

 確かにそれは、見覚えのある魔物……ダイアウルフに違いはなかった。


 その身体が腐ってなければ、だが。


「ダイアウルフの、ゾンビだと……!?」

「まあ、ゾンビってのは死体に寄生されて成るもんらしいからな。ゾンビの攻撃をくらうと感染するとか言われてるらしいが、実際にはバッドステータスくらうだけらしいし。破傷風とか、そういうことになるんかね?」


 カズキが何を言っているのかは分からなかったが、むしろ分かることの方が少ない。

 そもそも、ゾンビとは人型の魔物ではなかったのか。


 確かにレオンはあまり物を知っている方ではない。

 その役目は主にミアやマルクのものだし、精々が戦ったことのある魔物の名前と特徴、戦い方を知っているぐらいだ。


 しかしだからこそ、未知の魔物と戦う場合は、その情報を忘れず叩き込むようにしている。

 大抵の場合は終わったら忘れてしまうが、戦い方が分かってしまえばいいのだから問題はなく……今はまだ忘れてはいない。

 ゾンビは人型の魔物であり、殺された人が成るモノ。

 それで間違いなかったはずだ。

 ならば、間違っていたのは――


「ちっ、テメエ、何知ってやがる……!?」

「何をと言われても、俺も基本的なことしか知らないんだが……もしかして、そっちにはそれすら知らされてないのか? アイツ、何考えて――っと、悠長に話してる暇はなさそうか。来るぞ」

「あ?」


 今度は、何を、と言う暇すらなかった。


 ――パッシブスキル、サポートスキル:危険察知。

 ――パッシブスキル、サポートスキル:常在戦場。


 ――パッシブスキル、サポートスキル:スト■イ■■ー■。

 ――アクティブスキル、アタックスキル:マ■■・ブ■イ■。


 咄嗟に振り上げた刃に感じたのは、強い衝撃だ。

 しかもつい武器を取り落としそうになるほどのものであり……だがそれは、別にいい。

 スキルを使われたということを考えれば、むしろその程度で済んだのは僥倖だと言え……だから問題は、そこではないのだ。

 問題は――


「ゾンビが、スキルを使うだと……!? コイツら、碌な知能がねえんじゃなかったのかよ……!?」


 魔物がスキルを使うというのは、珍しくもない……というほどではないが、ランク五の魔物であれば珍しくはない。

 ランク四あたりでも使用してくる魔物はいるし……だがそれは全て、知能が高い魔物であったはずだ。

 というよりは、スキルを使うには高い知能が必要なはずであり――


「ああ、一部のゾンビは普通にスキル使えるらしいぞ? とはいえ、知能が死んでるから碌なもんは使えないだろうが……それでもパッシブは発動するし、使い慣れてるやつならアクティブのも使える。元を考えれば当然だな。まあどうやら問題なく、とはいかないみたいだが」

「ちっ、そういうことか……!」


 ゾンビがスキルを使ってくる、ということに驚き見逃していたが、よくよく見てみればその理由が分かる。

 ボロボロではあるが、その全身に身に纏っているものや、手にしているものを見れば明らかだ。


「コイツ、元冒険者か……!」

「ま、全滅したんだからその死体があるのは当然で、ゾンビに襲われたんならその結末も容易に想像できるな。にしても、やっぱりさっきもう少しちゃんと話し合っとくべきだったか? まさか敵の情報すら食い違ってるとは……ふむ、さすがにこれは反省すべきだな」


 相変わらず暢気なことをほざいているカズキに何か言ってやりたくもあるが、レオンの方はそれどころではなかった。

 対峙している元冒険者のゾンビが、妙に手強かったのだ。


 しかしそうしてそれと打ち合っている内に、なるほどどうやらゾンビの強さというのは、死ぬ前のそれに比例するようだと納得する。

 考えてみれば、先ほどのダイアウルフの動きも、元のそれと大差なかった。

 ということは、目の前のコレは、下手をすれば元ランク五……自分と同等の存在か。


「はっ……なんだ、結構楽しめんじゃねえか……!」


 相変わらず苛立ちはあるが、この状況は思っていたよりも悪くなかった。

 むしろこんなものと沢山戦えるというのならば、苛立ちぐらい――


「楽しんでるところ恐縮だが、どうもそういうわけにもいかないみたいだぞ?」

「あ? ……ちっ!」


 カズキの警告染みた言葉に、打ち合いながらも視線を前方に向ければ、すぐにその意味を理解した。

 そこに居たのは、目の前のそれの、同類。

 元冒険者のゾンビ……五十体ほどからなる、その集団だった。


「しかもアレ半分は後衛だな……全力を出せるわけじゃないだろうが、それを見る限りではそこそこ出来そう、か」

「ちっ、折角興が乗ってきたってのに……マルク!」

「分かってる! 早くこっちに!」


 さすがにアレの相手はまともにしていられない。

 何せゾンビとなっているとはいえ、元精鋭だ。

 それが無視出来ないレベルなのは、今自分が経験しているところである。


 それでも負けるとは思わないが、ここは無理する場面でもない。

 情報も多少は手に入ったし、業腹ではあるが――


「って、おい……!?」


 撤退、という言葉が頭を過ぎった瞬間、ずっと自分の後ろに居たはずの男が、前に一歩を踏み出していた。

 何故今、と思う暇もなく、カズキはまるで散歩にでも行くかのように、気軽に先へと進んでいく。


「ちっ……邪魔だ退いてろ!」


 ――アクティブスキル、アタックスキル:マグナ・ブレイク。


 刃を振り落としたと同時、解放された力によって眼前のそれが弾け飛ぶ。

 勢い余って地面も削り取ってしまったが、そんなことはどうでもいいことだ。


 すぐさま前方に視線を向けるも、カズキの歩みは止まっておらず、その周囲はゾンビで覆われていた。

 ゾンビに襲われている……否、それだけを見れば、まるでゾンビの中に身投げに行ったのかと思うような光景である。

 何せカズキは、その手に武器すら持ってはいないのだ。


 それを確認すると、そこに自身も飛び込むべく、レオンはその足に力を込めた。

 確かに何故か気に入らないし苛立たしいが、別に殺したいわけでもなければ、見捨てるつもりもないのだ。

 何をするつもりなのかは分からないが……碌でもないことに違いない。

 故に――


「テメエ、一体何考えてやがる……!」

「ん? ああ、まあ、ちょっと任せるには厳しそうな状況だし、さっきまで頑張ってもらってたからな。こっから先は俺がやろうかと」


 その場に飛び込もうとした瞬間、カズキの姿が消えた。


「……は?」


 ゾンビに覆われ見えなくなったわけではない。

 攻撃を受け、吹き飛んだのでもない。

 何の前兆もなく、その姿が文字通り消えたのだ。


 しかしレオンはその直後、さらに驚くことになる。

 数瞬の間を置き、カズキの周囲に居たゾンビが、何の前触れもなくその場に崩れ落ちたからだ。


「な、ん……!?」


 だが真に驚くべきは、それすらも序の口に過ぎなかった、ということだろう。


 ――アクティブスキル、サポートスキル:隠遁・偽。

 ――アクティブスキル、サポートスキル:遷移遅滞。

 ――アクティブスキル、サポートスキル:乱舞。

 ――アクティブスキル、サポートスキル:万結。


 ――アクティブスキル、ソードスキル:霞朧。


 遅れて脳裏に浮かんだ言葉に、朧げに状況を理解するも、その時には既に状況は次のそれへと移っていた。

 瞬間、視界の奥、元精鋭達の前には、剣を手にしたカズキが立っており――


 ――アクティブスキル、サポートスキル:再動。

 ――アクティブスキル、サポートスキル:先手必勝。

 ――アクティブスキル、サポートスキル:怪力無双。

 ――アクティブスキル、サポートスキル:一意専心。

 ――アクティブスキル、サポートスキル:領域掌握。

 ――アクティブスキル、サポートスキル:乱舞・百花繚乱。


 ――アクティブスキル、ソードスキル:奥義一閃。


 ――コンボ:極技・閃。


 ――ああ、なるほど、と、レオンはその光景を前に納得した。

 単純なことだ。

 レオンは弱者が嫌いだった。

 弱者のままでいようとする者が嫌いだった。

 だから何よりも嫌いなのは自分であり――その力を誇ることもしないカズキが気に入らず、苛立っていたのだ。


 だからこそ、その光景は愉快だった。

 精鋭だった者達が、その周辺の瓦礫やゾンビごと、跡形もなく消し飛んでいるのだ。

 それが楽しくないわけがないだろう。


「く、はははっ……! マルク、開拓地なんざ行ったって楽しくねえって言ったが、アレは取り消すぜ……こいつは楽しめそうだ……!」


 叫びを響かせると同時、レオンは蓄えていた力を解放し、前方へと踏み出した。

 一歩、二歩、三歩……五歩もかかってしまったが、カズキの横に並び、もう一歩で追い越す。

 周辺からは居なくなっていたが、どうやらゾンビ共は、まだまだいなくなることはないらしい。

 相変わらずわらわらと湧いて現れ、だがだからこそ、都合がよかった。


 先ほどのような苛立ちではなく……歓喜のままに、力を叩き付けることが出来る。


 ――アクティブスキル、サポートスキル:パーマネント・カウントダウン五。

 ――アクティブスキル、サポートスキル:ストレングス・リミットワン。

 ――アクティブスキル、サポートスキル:コンセントレーション・ワン。

 ――アクティブスキル、サポートスキル:イグニッション。

 ――アクティブスキル、サポートスキル:ウィークヒット。


 ――アクティブスキル、アタックスキル:デスバウンド。


 そしてそのままそこに飛び込むと、周囲の瓦礫ごと、纏めて吹き飛ばした。


「……また無駄にスキルを使ったもんだ」

「はっ……テメエだってそうだろうが」


 当たり前のように後ろから声が聞こえたが、もうそれに驚くことはない。

 当然のことだからだ。


 振り向くと、カズキは肩を竦めていた。

 ただその口元には、笑みが浮かんでいる。


 まあ実際のところ、確かにスキルを無駄に使ったことは事実だ。

 その必要はなかったし、必然性もない。


 だが仕方がないだろう。

 そうしたかったのだから。

 そしてそれ以外の理由などは、それこそ必要がないのだ。


「後衛連中からは呆れたような目で見られてるぞ? ま、当然だけどな」

「ふんっ、女どもにゃわからねえことさ」

「男も混じってる気がするが?」

「アレは研究馬鹿だからな。効率の悪い方法は嫌いなんだろうよ」


 互いに顔を見合わせ、にやりと笑い合う。

 そんな顔も出来るんじゃないかと思い、同時に時間を無駄にしたとも思った。


「ちっ……最初からそうしてやがれ」

「これでも考えることややることが多くてな。好き勝手ばっかやるわけにはいかんってわけだ」


 なら今のはどうなんだという視線を向けてやれば、肩を竦められる。

 その時間は一先ず終わったと、そういうことなのだろう。

 ならば。


「さて、敵も沢山いるようだし……折角だから競争でもするか? 張り合いも出てくるだろうしな」

「倒した数でか? テメエのが明らかに有利だろうが」

「別に自信がないっていうんなら構わないぞ?」

「はっ……上等だ!」


 不敵な笑みを浮かべ合い、前方へと視線を向ける。

 踏み出したのは、ほぼ同時だ。


 狙いを定める必要はない。

 わらわらとそこら中に湧いているのだ。

 適当なところに飛び込み、剣を振り上げる。

 その勢いのままに振り抜き、叩き潰した。

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