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其の七 現状は順調なようです

お久しぶりです、蓮です。ちょいとスランプ気味状態だったので暫く更新できませんでした。いやはや、実に4か月ぶりの更新。お待たせしまして誠にすいませんでしたm(_ _)mでは、其の七をどうぞ!

(2013.9.31/大幅改訂)

 さて、無事に入学式も終わり、はや一週間余りが過ぎた。女になったという事で心配は腐るほどあった(交友とか、その他色々)のだが、それも杞憂だったようだ。奏人も同じクラスだったし。心配事上位に鎮座していた交友については、友達を二人獲得。このことはボクの不安をかなり削ぎ落としてくれた。入学早々この結果とは、神とやらがいるとしたら礼を言いたいぐらいだ。尤も、異常な程に男子諸君からの友好のお誘いが強烈なのはどうにかして欲しいが。…そういえばそんな男子の中に女子が混じっていた気がするんだが見間違いだろうか…

 ちなみに、できた友達二人だが、一人は前にチャラ男集団に絡まれてた女の子だった。【瀧巳 鈴】(たきみ りん)というらしい。口数はあまり多くなく、大人しい子という印象だったが、「…よろしく」と言って微笑んだ表情がすごい綺麗だった。あの時はちょっとドキッとしたよ…

 もう一人は【四条 未来】(しじょう みく)。鈴さんの親友であり、明るい性格にツインテールが特徴だった。

 まぁ、そんな二人と友達になったボクの高校生活は今のところ順風満帆だ。

 さて、明日は土曜である。先程の二人と街を遊んでぶらぶらすることになっているのだ。未来さん曰く「友好の印」なんだそうだ。男の頃は一人で出掛ける事が多かったから良くは分からないが。

 ふとスマホの時刻表示に目をやると、22:00という表示が出ている。

 駅での待ち合わせは朝10時だ。休日に10時起きとは低血圧のボクにはきついが、しないよりはマシなので早めに寝ることにしよう…

 頼みの綱、枕元の目覚ましは学校用に設定されているはずだ。

 歯を磨き、低血圧に良いと言われているらしい寝る前の水分補給をしてからボクはベッドに入った。




 ◇ ◇ ◇




 ~翌日~


 「んぅ……」

 窓から差し込む日光が瞼をすり抜け、視界の闇を中和する。ボクはうっすらと目を開け、枕元に目をやった。寝坊予防の決戦兵器、目覚まし時計がデジタル表示の光を灯していない。電池切れだろう。

 のろのろと身体を起こし……そこで思い出した。

 「そういえば未来さん達と約束してるんだったっけ……はっ!今何時だっ!?」

 エネルギー源を使い果たした目覚ましは現在時刻を教えてはくれない。ボクは慌てて壁に掛かっている時計に目をやった。その針が示すは9時35分。

 「…………(滝汗)」

 ギャアアアアアアアアアアアァァァァッ!!!?!?

 デジャヴだぁっ!!!

 今から着替えて身だしなみを整え、朝ご飯食べてから駅までとかとても間に合わないよっ!!!!

 恐らく今までで上位ベスト3に入ると思われる速度で着替えを済ませ、髪に櫛を通した後、階段を駆け下りてキッチンに一直線。冷蔵庫を叩き開け、おにぎり一個分のエネルギーを持つらしいチューブゼリー《エネチャージ》を確保。即行で飲み干す。今日は朝から不在らしい母さんの書置きを流し読みした後、玄関にダッシュし、案の定ガレージでFDをいじっていた楓姉さんに叫ぶ。

 「姉さんっ!!10時までに駅まで連れてって!!友達と待ち合わせしてるの!」

 それを聞いた途端楓姉さんは不敵な笑みを浮かべた。

 「まっかせときなさい!!」

 現在時刻、9時45分。ちょうど一週間前と同じような感じでボクはFDの助手席に飛び込んだ。ボンネットを閉めてすぐに乗り込んできた楓姉さんがイグニッションキーを回す。

 ”キュルルルッヒュオォンッルォオオオオォォンッ!!!”

 一瞬のセルモーターの唸りの後、13Bツインターボが目覚めの咆哮を上げた。

 「可愛い妹のためなら何としてでも間に合わせて見せるわ!!!」

 そんな楓姉さんの声と共にFDはタイヤ跡を残してガレージから飛び出し、青い弾丸となって一路、駅へ突っ走っていった。


最早、”困ったときの楓頼み”状態ですねw前から時間軸が一気にすっ飛んだし、なんか変なとこで終わった気がしますがご勘弁をw新キャラ二人との絡みは次回に回したいと思います。近いうちにキャラ設定集に追加しますねw

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