インクぽっとん
悲劇ッ!!
思わず悲鳴を上げちゃいます。
イヤ止メテ 落ちたインクが画紙の上
領土拡大 阻む間もなし
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公式企画「俳人・歌人になろう!2023」参加作品です。
▼小説家になろう 公式企画サイト
https://syosetu.com/event/haikutanka2023/
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お絵描きに縁の薄い方はなんのことだとお思いでしょう。
わたしはアナログで彩色する場合、主にコピックというアルコールマーカーを使用しています。ペンの両端にキャップが付いていて、片方は筆先になっているお絵描きに特化したマーカーなのです。
この手のマーカーを使用した方なら一度や二度は経験したことがあると思いますが、一定時間筆先を下に向けたままでいると、先から「ぽっとん」とインクが落ちることがあるのですよ。
もちろんマーカーのインク残量にもよりますが、大抵予期していないところで画紙の上に「ぼと!」っと落ちて、丸い染みを作ることになったりするのです。
どこに「落下」されても困るのですが、なぜか非常にやり直しの利かないようなところに落ちる場合が多い。しかも画紙は吸収力が高く、アルコールインクは伸びが良くて、あっという間に染みの面積は広がっていく。
ティッシュでフォローする暇なんてありません。
ええ、ええ。自分の不注意ですけど。
硬直するほどのショック!
最近は修正方法を覚えたので、昔ほど強烈なメンタルダメージにはなりませんが、やっぱりショックは大きい。だからそうならないようにと気を付けているのですが、彩色に夢中になればなるほど、やっちゃうのよね。
つい先日も……。はぁ(←ため息)
インクぽっとんの修正方法は、0番のブレンダー重ね塗りです。染みの上から大量に塗り重ねて、落ちたインクをブレンダーで画紙の裏側にまで押し出すのです。画紙の下にティッシュなどひいておくと、インクを吸い取ってくれるのでいいですよ。
お洗濯の染み抜きの要領ですね。
それでダメだったら、いさぎよく描き直しですね。