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授業参観 2

「そうそう、前言ってた授業参観の件なんだけど」


先生に聞いといてって言ったやつか。


「どうだった?」


「先生に聞いたら『別に構わない』って言われたから、お兄ちゃん来てね?」


「分かった。授業参観って何の科目でやるんだ?」


「数学」


「…… 大丈夫か?」


「大丈夫だよ。苦手で嫌いだけど、できないっていうわけじゃないから」


どこかしたり顔でいう美琴、可愛い。


「嫌いで尚且つできない人からすると嫌味に聞こえる」


「先に聞いたのお兄ちゃんでしょ!」


「冗談だよ」


怒った顔も可愛い。

…… はっ! まずい。

このままだとかなりきついシスコンになってしまう!


「はぁ〜〜、お兄ちゃんはこれだから……」


「これだから何だよ」


「何でもない。あと、授業参観の日、紙袋か何か持ってきて」


「良いけど、何で?」


「1学期もそろそろ終わるし、荷物を持って帰らないといけないから」


「そっか。もうそんな時期か。」


「そうだよ。もう7月なんだからね」


「そろそろ夏も本番になってくるのか…… 嫌だな」


「ね〜〜、体育とか本当に嫌になる」


「あの暑い中外で受けさせるとか地獄だろ」


「うん。本当それ」


「じゃ、ご馳走様でした」


「お粗末様でした」


「よし、授業参観の日は紙袋だけ持っていけばいいか?」


「うん。お願い」


「分かった」


美琴が通っている高校について

音羽高等学校

蓮も通っていた高校。音楽学校じゃない。

授業内容は普通の高校と同じ。

若干、冒険者育成的なところもある。

1クラスに30人ほどで、全校生徒300人くらい。

3組まである。

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