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自重って?  作者: 丁 謡
13/18

団らん

 一の郭で、少し変革が行われた日の夕方。足取り軽く帰ってきたアンドリューを出迎える、トリアとアリシア。

「「お帰りなさい」」

「ただいま!トリア、明日からずっと、お弁当一つで大丈夫だよ!」

「父様!」

 キラキラ輝く目で、お互いを見つめ合う親子。

「なんか、よくわからないけど、終わったよ!」

「よくわからないうちに片付いた、というのが不安ですが、終わったんですね!」

 そう言って、トリアとアンドリューはハイタッチを繰り出す。

「あらあら、お弁当の追加はもうよろしいのですね」

「ああ。アリシアも今までありがとう」

「いえ。一つ作るのも二つ作るのも、手間はさほど変わりませんもの」

「まあ、逆に、一つだけ作るほうが面倒ですね」

「ト、トリア?」

 トリアの言葉に、愛妻弁当打ち切りの危機を覚え、うろたえるアンドリュー。

「うちは、母様と私のお昼も込みですから、手間は一緒ですよ、父様。ご心配なく」

「う、うん。良かった」

 夕食の席で、アンドリューはパーシーから聞いた話をする。ただし、パーシーは公にしていい部分しかアンドリューには話していないし、今後、ウィンスレットの弁当は不要になったとしか話していない。

 お茶菓子に関しては、何も言われていなかったりする。

「では、マシューおじさんたちのおかげで、外宮と内宮の食堂の料理はましになったのですね」

「みたいだよ。食べに行った人が、美味しくなったって褒めてたから」

「閣下たちの専従料理人もですか?」

「弁当が要らないっていうことは、美味しくなったんだと思うよ。けどね、なんか閣下方は、陛下と一緒に本宮で暮らすみたいなんだよ。閣下方の料理人も一緒に」

「はい?」

「陛下の料理人が辞任してね、閣下方の料理人たちが、陛下と閣下方の専従料理人になったそうだよ。後、サミュエル様も、陛下の筆頭近習に出世なさったらしい」

「(出世に見えて、気苦労が増えただけにしか思えませんね)色々、一気に話が動いたんですね」

「みたいだねぇ」

「まあ、閣下方は、また本宮に戻られるのですか?陛下は、寂しくなくなりますわね」

 アリシアが、母親としての観点から、のんびり良かったとつぶやく。

 ウィンスレットとアーノルドは、前王の即位の際、継承権を放棄し、本宮から居住を二の郭に移している。

 ただ二人は、臣籍降下はしていないため、公爵位ではあるが、王族のままで、本宮に住む権利は有している。

 王族が一箇所に集まる危険を避けるためと、王位を狙っているなどという勘ぐりを避けるためという対外的理由で、グレアムと距離をおいていたに過ぎない。

「ああ。よくわからないけど、目が届いてない部分があったみたいだよ。陛下が婚姻するまで、親代わりで監督するみたいだね」

「閣下方が親代わりですか……」

「トリアが心配なのは、わかるよ。閣下方は良い親代わりだと思うんだけど、僕もなんとなく落ち着かない感じはするから」

 三人で抜け出してこないかが、今一番の不安要素なトリアとアンドリューであった。言葉にしたら現実になりそうで、二人は言葉にはしなかったが。

「父様、同居の理由って、閣下方の料理人さんたちが陛下付きになったせいで、閣下方が、お屋敷でおいしい食事が取れなくなるから、ではなくてですか?」

「……。トリア、今までのこともあるから、はっきり否定する自信はないけど。流石にそれは、ないんじゃないかな。陛下を思ってのことだよ、きっと」

 不安を吹っ切るために、冗談交じりに言うトリア。アンドリューは、一瞬その可能性を否定できなかった。疑念がよぎり、はっきり否定できない程度には、ウィンスレットとアーノルドとの付き合いが深くなっている。

「精神衛生上、そういうことにしておきましょう」

「(うちの子、閣下へのあたりが厳しいなぁ。まあ、閣下方の日頃の行いのせいなんだけどさ)そうだね。ああ、そうそう、今日は陛下から、お城に勤める皆に、お茶請けの下賜があったんだよ。二人にも食べてほしかったから、持って帰ってきちゃった」

 そう言って、アンドリューは、鞄から、かりんとうの入った紙袋を取り出す。

「かりんとうっていうんだよ」

「!(あ!父様と母様に、くるみ入り黒糖求肥しか食べてもっらってなかった。おかしなことになちゃったけどいいか)」

「まあ。では後で、お茶を淹れましょうね」

「そうしてくれるかい?」

「かりんとうは皆に配られたんですか?」

「うん。ああ、でも甘いものが苦手な人は一つ食べて、家に持って帰ったり、誰かにあげたみたいだよ。甘いものが好きな人は、ちょと怖いぐらい、目の色変わってたけど」

「そ、そうですか(黒砂糖どれくらい使ったんだろう?明日、ご主人に確認しよう)」

「はあ、美味しかった。今日も夕食ごちそうさま。いつもありがとう、アリシア、トリア」

「ドリュー、どうしたんです?」

 いつも感謝を忘れないアンドリューが、いつも以上にしみじみと言うものだから、アリシアが可笑しそうに尋ねる。

「いやね、今頃、陛下も閣下達と家族で食事してるのかなーって、そう思ったらさ。家族がいることの幸せを噛みしめちゃった」

「そうですね。陛下は、殆ど仕事以外は、お一人で食事でしたでしょうし」

 正妃もいないグレアムは、晩餐会など会食の機会以外は一人で食事することがほとんどなのだ。その晩餐会も、食糧危機のため自粛していたわけで、実質、孤独飯であった。

 それに王の生母は、療養のため王族直轄地の別邸に居るというのが建前だが、王の生母であっても正妃ではないため、王太后にはなれず、政治に口出しする機会を与えないために蟄居させているのが実態だ。

 蟄居させることで、悪意のある者に付け入る隙きを与えず、生母の安全を図っているとも言うが。

「ん?閣下方って、今日からもう同居なんですか?父様」

「みたいだよ。閣下方って、即断即決だから、近習は大変だろうね」

「ですよね。身一つで、引っ越すというわけにもいかないでしょうし」

 親子で顔を見合わせて、しみじみ、近習でなくてよかったと思った二人だった。

 そこに、訪いする声が聞こえてくる。

「マシュー小父さんですね?見てきます」

 そう言って、トリアが迎えに出る。

「こんばんは、マシュー小父さん!どうしたんです?」

「これだよ!切るんじゃなかったのか?」

「あ!おもち!」

 昨日作った、切り餅用のもちが入ったバットを持って、マシューとリサが来ていた。

「みんなで、今から少し食べますか?」

「「いいな!」」

「邪魔するよ!」

「お邪魔しまーす」

 いそいそとエールの小さな樽も持ってリサが入ってくる。

 今日は飲み会になりそうだと、玄関のドアを締めながら、その後に続いたトリアだった。




   ・ ・ ・ ・ ・ 




 一方、一の郭の本宮の小食堂では、グレアムが初めてと言ってもいい、家族の食卓を囲んでいた。

「なんだか緊張してきました」

「「?」」

 首をかしげるウィンスレットとアーノルド。

「普段誰かと一緒に食事を摂ることもありませんので、何を話していいか……」

 グレアムにそう言われた二人は、顔を見合わせる。

「少し前までは、屋敷で我もそうだったな。最近は第五の食堂で兄上とほぼ毎日、朝夕、一緒に食べてたからな」

「そうだな。第五の寮は食事の時間が決まっているからな」

「「「……」」」

 意識したためか、お互い無言で見合う三人。

「兄上、何を話してましたか?」

「大体、仕事の話ではなかったか?後、そなたは、その日何を食べたか、あれこれ言っておったぞ」

「ああ!」

「陛下、とりとめのない話をしていただけですね」

「はあ。とりとめのない話ですか……。大叔父殿方、第五の寮とは?」

 グレアムは気になったことを、話題に振ってみる。

「ああ、第五騎士団の独身寮のことだ。我の屋敷の料理人、今はそなたにつけたがな。昨日まで、そのダグラスを第五の食堂の料理人マシューのところへ、通わせておったのよ」

「そうなんですか?」

 そう言う事ができるのかと、グレアムは興味津々でうなずく。

「うちのデュボアも、後から通うようになったのです。第五の食堂は、朝食の時間と夕食の時間が決まっているから、それに合わせて私達も通って居たのですよ」

 グレアムには、相変わらず言葉が改まる、ウィンスレット。それに、少し距離を置かれたように感じるグレアム。しかし、自分が王であるうちは、それも仕方ないと諦めているグレアムだった。

「おおそうだ!ダグラスに頼んで、夕食のデザートにカスタードプディングをつけてもらいましたぞ!」

 ちゃっかり、夕食のデザートに注文を出していたアーノルド。

「カスタードプディングがなにかわかりませんが、アーノルド大叔父殿が頼むほどなら、美味しいのですね」

「うむ。美味いぞ!」

「わたしは、リーゾの料理を頼んでおきました。陛下に相談があるのです」

 国政のため、グレアムの攻略を兼ねて、夕食の指定をしたウィンスレットだった。

「リーゾの?あれは……」

 嫌な記憶が蘇ったのか、うつむくグレアム。

「鳥の餌にするには惜しいほど、美味い。生産量が上がれば、麦に依存しすぎないですむ。食べられるものを増やしておけば、それだけ民が困らずに済むのですよ、陛下」

「……それほどまででしょうか?子どもの頃、領地では、リーゾを飲み下すのに、苦労した覚えしかございません」

「ああ。物は試しです。覚えていたところで、何の足しにもならぬ嫌な思い出は、美味しい思い出で上書きしてしまいましょう、陛下」

「わかりました。ウィンスレット大叔父殿」

 会話の区切りを見た側仕えたちが、料理をワゴンで運んでくる。

「本日の夕食は、コッコの胸肉の粒マスタードソテー、添え野菜はカロータ(にんじん)ファジョリーニ(さやいんげん)のグラッセ、リーゾのエビピラフ、チッポラ(たまねぎ)セダーノ(せろり)の香味スープです。デザートにはカスタードプディングをご用意致しました」

 サミュエルが、食事の内容を説明し、他の側仕えがそれぞれの前に料理を並べていく。

「パーシー。明日は食前に少し飲みたい。ダグラスにつまむものを頼めるか?昨日、マシューのところで食した、しょっぱいのがいいんだが。夕食は少なめでいい」

 アーノルドが屋敷に居る感覚のままで、あれこれ注文を出す。

「アーノルド」

「あ」

 ウィンスレットの咎める声に、ハッとなるアーノルド。

「すまん、グレアム陛下。つい屋敷に居るつもりで、陛下の意向を考えずに口に出してしまった」

 ジーッと、皿の上のリーゾのエビピラフを睨んでいたグレアムが、慌てて顔を上げる。

「いえ。もともと料理人達は、大叔父殿方の料理人です。一時、お借りしているようなもの。好きに頼んで下さい。わたしは、あまり料理も知らず、頼みようがないですから。色々と、大叔父殿たちから学ばせていただきます」

「おお!任せておけ!そなたに、美味いものをたんと、食わせてやるからな!」

「はい、楽しみにしております」

「ん。ピラフは美味いな。パーシー、リーゾで作るごまの菓子は、どんな感じだ?」

 聞かれたパーシーは、やっぱり我慢できなかったかと、内心でため息を吐きながら答える。

「明日のお茶請けに、ご用意できるかと」

 パーシーは、リーゾ(うるち米の方)を粉にするための労力として、護衛騎士のテッド達が明日非番なので、味見を餌に近衛騎士団から借り出した。道具がないのなら、人海戦術を使うしかない。

 一方グレアムは、ウィンスレットが、ピラフを美味しいそうに食べるのを見て、意を決して、ひとさじ口に入れている。

「黒糖とくるみの入ったもっちりした菓子は?」

「まだ少しございますよ」

「食後にお茶と一緒に頼む」

「……食べすぎのような気も致しますが、お持ちいたします」

 ウィンスレットは、こんなに食い意地が張っていただろうかと、パーシーとサミュエルは顔を見合わせ、首をかしげる。

「グレアムにもな」

「兄上?我には?」

「そなたは昨日、自分の分を食したであろうよ」

「うっ、少しぐらい良いではありませぬか!」

 兄弟の言い争いが気にならないほど、グレアムは、ピラフを食べることに集中している。近習達は、グレアムの食欲にホッと胸をなでおろした。マックスは、主がこれほど食事を楽しむ事を知り、いかに自分が、何もしてこなかったかを悔いる。

「ウィンスレット大叔父殿!」

「うぉっ!?」

「どうした、グレアム?大きな声で?」

「リーゾが美味しいです!」

「「美味いだろう!」」

「マルティヌス帝国の魔法の道具を使ったのですか!?」

「「そんな道具は、流石にないぞ」」

「適切に調理すれば、リーゾはたいそう美味になるのだ。まだまだ、リーゾには美味い料理があるぞ」

 アーノルドが自信満々に言う。

「菓子もあるから、楽しみにな」

「真ですか!」

 ウィンスレットの言葉に目を輝かせる、グレアム。

「ああ、蔵の中にしまいっぱなしのリーゾを食べようではないか。そして、そなたの直轄地のリーゾを如何に増産するか、話し合おう」

「はい、ウィンスレット大叔父殿!」

「グレアム、カスタードプディングも、美味いぞ。卵の滋味と砂糖の甘みとほろ苦さが素晴らしい調和なのだ!」

 アーノルドに進められ、最後にとっておいたカスタードプディングをグレアムは一匙すくって食べる。

「!」

 ホワッと表情がさらに緩むグレアム。一匙一匙、大事そうに食べる又甥の姿に、毎日おいしいものを食べさせようと決心するアーノルドであった。




   ・ ・ ・ ・ ・ 




 台所で、餅をバットから取り出して、マシューにいろんな厚さに切ってもらうトリア。

「で?」

「これを焼いたり揚げたりします。ついてすぐに粉の海藻を入れてもいいですし、乾燥小エビを入れてもいいのです(磯辺餅食べたいです。どこかにお醤油はないでしょうか。これも明日商家のご主人に確認ですね)」

「とりあえずこの薄いの焼いてみるか」

「焼き上がりの最後に、チーズを載せ、ポモドーロのソースを塗ると美味しいと思うんです。こっちの粒は、揚げて、塩をふってみます」

 おかきがピザ餅に変更され、あられは塩、チーズ、青のりで味付けされることになった。夕食後と言うこともあり、酒のつまみ程度に作る、二人。

「「……うん。美味しい」」

 マシューとトリアは、出来上がりを味見し、ニッコリと顔を見合わせる。トリアは自分の分の茶を淹れ、エール用のコップを用意し、マシューは、ピザ餅とあられを皿に盛る。

「「おまちどう様!」」

 居間で待っていた、三人の前にピザ餅とあられを置くと、マシューは持ってきたエールをコップに注ぎ、アンドリュー達に渡していく。

「では、乾杯!」

「「「「かんぱーい」」」」

「はあ。この一杯がうまい」

「そうだね!このピッツアは、生地が違うの?」

 好物になったピッツアの生地が違うことに気がついたリサが、マシューに尋ねる。

「そりゃ、新しくリーゾで作った生地だ。小麦を使った生地と違って、火を通すだけで膨らむから面白いぞ」

「へー。こんな風にもなるんだね。ではさっそく!……あわわ。……んぐ。なにこれ?生地が伸びるよ?」

「そうなんです。伸びるんです。面白いでしょ」

「小麦より風味が強くないから、チーズとポモドーロの味のほうが強いね。けど、美味しい。マシュー、又作って」

「いいぞって言いたいが、結構作るのにな、力がいるんだ、これ」

「こねるのに?」

「いや、こねるなんて生易しくない。リサが鍛錬でやってるような正拳突きを、生地に叩き込む感じだな」

「ゴホッ。なに、それ?料理なの?」

 マシューの言葉に、飲んでいたエールでむせ、リサが首を傾げる。

「今度作るとこ見せてやるよ。なんならリサ、同僚連れてこいよ。力作業手伝ってもらえりゃ、俺が助かるわ」

「それは、いいけど。結構、あの子達食べるよ?」

「マシューおじさん、明日、道具屋さんで石工と木工の職人さんを紹介していただいて、餅つき用の道具を作ってもらおうと思うんです」

「お、なんか案があるのか?」

「ボウルの代わりに、硬い石か木で安定のある大きな器を作って、すりこ木の代わりに大槌のような形の突く道具を作ってもらえばいいんじゃないかと」

「ああ!そりゃいいな!」

「突くのは、非番の第五の騎士様方で!」

「若い奴らを、美味いものを食わせると言って、連れてこよう!」

「うふふふふ」

「イヒヒヒヒ」

「二人ともー、すっごい悪い顔してるよー」

 かわいい悪巧みをする二人に、リサがツッコミを入れる。

「これ、美味しいね。カリカリして、クッキーとは違う食感だね。お茶請けにもなりそうだね」

 アンドリューは、あられが気に入ったのか、順繰りに違う味を口に入れて、食感と味を楽しんでいる。

「ええ、お茶にもあいますよ。明日、お茶請けに持っていきますか?」

「いい?」

「ええ。まだありますから」

「お願いー」

「父様、酔ってます?」

「うん。問題が一つなくなったから、素直に酔えるよ」

「あらあら、良かったこと」

 アンドリューの緩んだ様子に、少し安心するアリシア。アンドリュー自身が思ってる以上に、緊張していたことをアリシアだけが、心配していたのだ。

「俺も今日は一日大変だったが、問題が解決したおかげで、エールの旨さが身にしみる!」

「マシューおじさんの問題って?」

「ああ、閣下達がもう食堂に通わなくなるんだ。やっと、若いのが落ち着いて食べるのに専念できる環境になったぜ」

「ブクク。そう言うけどマシュー、明日っから閣下がこなきゃ、寂しいんじゃないの?」

 リサが、マシューの脇腹をつつきながら言う。

「俺は閣下のプティング係じゃねーの!若い騎士たちの料理人なんだ!」

 そう吠えて、コップを持った腕を突き上げるマシュー。

「はいはい」

「マシューおじさん。閣下が来なくても、卵は届けに行きますよ」

「ああ、もちろんだ、トリア。これからも頼まぁ」

「はーい」

 トリアは、子どもはもう寝る時間と言われて、マシュー達にお休みを言って自室に戻り、大人たちは静かに、酒盛りを楽しんだのであった。





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