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メンヘラ彼女の育ち方  作者: 髭枕
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異世界からの来訪者

(本作品は作者の拙い語彙力により大変読みづらい物となっております。ご了承ください。)


僕の名前は鹿島幸太郎。僕には周りには言えない秘密があった。その秘密とは"僕の彼女はメンヘラ"ということだ。

僕の彼女、伊藤愛菜はメンヘラであった。

メンヘラとはめんどくさい人、メンタルが弱い人と考える人が多いだろう。しかしそれは違う。愛菜はメンタルは強く、どちらかというとさっぱりしている性格だった。僕は明るく、元気な人がタイプなので次第に愛菜に惹かれていった。ある日、僕は勇気を振り絞り愛菜に自分の気持ちを包み隠さず全て伝え、僕と付き合ってくれないかと口にした。

すると愛菜は笑顔で「もちろん」と言った。

僕は愛菜と付き合った日、とても浮かれていた。何をするにも手がつかず、これから2人で同じ時間を過ごし、恋人として振る舞えるということで頭がいっぱいだった。

僕は気分が収まらないまま布団へと入り、就寝した。


窓から光が差し込み、僕は起床した。起床してすぐ携帯を確認し、愛菜とのDINEを振り返り、夢ではないことを確認して布団から起き上がった。昨夜はあんなにもテンションが高かったが起床するといつもと変わらなかった。確かに昨日のことだがあんなにも浮かれ気分だったのにもかかわらず不思議なほど平静だった。そんな疑問を抱きながら僕は洗面所へと向かった。


僕は朝起きたら顔を洗い、歯を磨き、そこから朝食を済ましたりしていた。そのため洗面所に向かった1番の目的は顔を洗うことであった。僕は鏡の前に立ち、顔を洗おうとしたがなにか異変を感じた。目、鼻、口、肌。その全てが自分のものではなかった。


しかし、何故だか恐怖はなかった。僕は何事もなかったかのように洗顔を済ませて歯を磨いた。歯並びも違ったがなんとも思わなかった。そうして僕は朝食を用意し、パンを朝食にした。しかし何故か不味く感じ、パンを吐いてしまった。

少し吐き気と目眩がする。だが学校に遅刻するわけにはいかないので朝食を食べずに家を出た。


すると街は混沌に染まっていた。肌が青い者、尻尾が生えている者、体毛が犬のように毛むくじゃらな者など色々な者達が街を行き交っていた。僕はこれまでに一度も体験したことがない光景が目の前に広がっていて心が躍った。


そんな時、空にモニターのようなものが映し出されいかにも悪人の風貌の男がこんなことを言っていた。

謎の男「この街の電波や情報、すべてを遮断した。また、逃げられないために壁をつくった。私たちはお前たちを使って知りたいことがある。もし逃げるような行動を取ればすぐさま殺し、晒し者にする。死にたくなければ逃走を目論んだり反乱をしようと思わない方がいい。私からは以上だ。」


僕は、、いやこの街は異世界へと転生したのではなく、異世界から転生者が来訪し、支配されてしまっていた。顔のパーツや感情の起伏があまりないのは異世界人の仕業だろう。僕はそんなことを考えながら愛菜を探した。当然声も違う。しかしその声はとても聞き慣れた声だった。しかしそんなことはどうでもいい。今はいち早く愛菜を見つけ出し、愛菜を守らなければならない。そのため僕はひたすら走り続けた。

どんだけ走り続けても愛菜はいない。僕はその場で立ち崩れ、座り込んでしまった。そんな時、1人の少女が声をかけてきた。

萌歌「私の名前はもえか。お姉さんの名前は?」

幸太郎「もえかちゃん、僕はお姉さんではなく僕は幸太郎。幸太郎お兄さんと呼んでほしいな。」

萌歌「でも、お姉さんみたいな見た目してるよ?もしかしておかまさんなの?」


僕は少し怖くなって数秒黙り込んでしまった。


幸太郎「あはは。おかまじゃないよごめんごめん、なんかすごいことがあったから夢と現実が混ざって変なこと言っちゃった笑 まこお姉さんでいいよ。」


萌歌「そうなんだね!お姉さんも大変だね。もえかはね、お母さんとお出かけしてたんだけど、お母さんと離れちゃったんだ。」


まこ「大変だね。じゃあ一緒に探そっか。」


まこ(幸太郎)が今朝、洗顔をするときに恐怖を感じなかったのは昨日に恋人となった愛菜と一緒になっていたからだった。まこは愛菜と幸太郎が一緒になった人物、つまり愛菜には会えないと悟った。

なのでまこは戻り方もわからない愛菜と幸太郎の体も戻し方を探すのではなく、まずは萌歌の母親を見つけることにした。


この物語は幸太郎と愛菜の物語ではなく、幸太郎と愛菜がまことしておかしな世界を生き抜く物語である。


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