表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
両親は悪役貴族、娘の私は悪役令嬢…よね?  作者: 葦原 さくら
プロローグ
1/41

五歳の誕生日01

初めまして、『葦原 さくら』と申します

初心者の為、お手柔らかにお願い致します

初投稿の割に、ちょっと難しいの書いちゃってる感が半端ないですが

頑張って書いていきたいと思います

誤字脱字あれば申し訳ございません


※占いツクールでも掲載する事に致しました


私、アリス=ド=ルーテシアは、今日五歳の誕生日を迎えた女の子です。

お父様のカロル=ド=ルーテシア公爵と、お母様のルシア=ド=ルーテシア公爵夫人の愛情を一身に受け、此処まで育ちました。

…と言うのは、建前です。五歳の女の子である私が、言うセリフではないですが。

其処は後で説明させて貰うので、頭の片隅にでも置いておいて下さい。


「アリス様、お誕生日おめでとうございます!」


メイド長であるサラの一言で、メイド・執事などからもお祝いの言葉を貰った。

お父様とお母様は王族の次に権力のある、貴族社会の頂点に立っていて、色々と物騒な事も屡々。

この間お父様とお母様がテロリストに襲われたそうだけど、執事のアーノルドやサラの弟のシャノンの活躍で、何事もなく済んだと言っていた。

そう言う私も、ついこの間誘拐されそうになったけど。メイドのアンリのおかげで、拐われずに済んだんだ。

私のお屋敷で働いているメイドも執事も、特殊な訓練を受けて合格した者を採用しているのだと、執事長のオースティンに聞いた事がある。


「ありがとう、皆。お父様とお母様、皆に祝って貰えて、私嬉しい!」


メイドや執事は涙ぐむ人も居るようで。少し大袈裟かなと、思ってしまう。


「アリス様、五歳のお誕生日、おめでとうございます」

「ありがとう、じいや。ばあやは一緒じゃないの?」

「後から参ります。妻には仕事がありましてね。――アリス様、良いと言うまで少しの間目を瞑って頂けますか?」


じいやであるルイズのセリフにもしやとは思ったものの、言う事を聞いて目を瞑った。

私はばあやであるアイリーンが、優しくて大好きだから。

じいやの開けて良いですよと言う言葉に、そっと目を開ける。

すると目の前いっぱいに茶色いモコモコしたものが広がる。


「じいや、これ…!」


特大のくまのぬいぐるみ!しかも、私が欲しいと言っていた、背中に天使の羽が生えた!

ばあやは器用な人でもあるから、ぬいぐるみもお手製だったりする。


「お父様、お母様。今日は一緒に居てくれるの?」

「ゴメンなさいね、アリス。私ははこれからお出掛けしなければいけないの」

「私もも国王様に呼ばれているから、今からお仕事に行ってくるよ」


お父様とお母様を見送り、ぽつんと佇む。

――本当は、行ってほしくない。

…なんて我が儘は飲み込んで、メイドや執事たちに笑顔を向ける。

こう見えても、中身は大人なんだからね。

言ってある人しか知らない事だけどね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ