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六話

(-.-)Zzz・・・・


(ルナマリア視点)










私は目の前で起きたことは今も信じられない



 フォレストタイガーからセシリア姉さんを守るため命を捨てる覚悟をしていると目の前にいきなり黒いローブの人が舞い降りてきて、その人が、どこからか取り出した短槍をいつの間にかフォレストタイガーの懐に突き刺して元の位置に戻っていて、しばらくすると突然フォレストタイガーが苦しみだし、その体はあっという間に老体となり

死んでしまった。





(何が起きてるの?あれほど強さならAクラスもののフォレストタイガーをあっさりと倒してしまったし、あの短槍も相当な業物、そんな人がなぜ私達を助けたの?)




私が困惑していると、




「げほ!げほ!……はぁ……はぁ…!」




「っ!姉さん!」




 木に叩きつけられた姉さんの具合が良くないのか、吐血しながら咳き込んでいた。




「姉さん!しっかりして!すぐに治癒するから!」




 私は急いで姉さんに回復魔法を使おうとする。姉さんよりは上手くないが一応は使えるし、姉さんもある程度回復すれば自身に魔法をかけられるはずなのだ。




「まって……、治癒する必要はないわ、げほ……私はそう長くないわ…」




と姉さんが弱々しく呟いた。




「なにいってるの!木に叩きつけられただけじゃない!そんな弱気にならないで!」




「叩きつけられた時にね……どこかの骨が折れて刺さったのか……お腹の中がすごく痛むのよ………それに上手く魔法が編めないし、なんだか寒くなって……き……たし…」




 姉さんはだんだんと喋る声が小さくなり会話も途切れ途切れに、




「姉さん!お願い!起きてよ!私を一人にしないで!」




 姉さんが死んでしまう。手持ちのポーションではここまで弱ってしまっては効果は期待出来ないし、私の回復魔法では骨折や内臓の治癒なんて高度なことはできない、しかも、姉さんが魔法を編めないと言うことは魔力の源である核にもダメージがあるのだろうか、このままでは姉さんは……




(嫌だよ!姉さんはたった一人の家族で最愛の人なのに!姉さんが死んじゃったら!私は……私は!)




 私が姉さんが死んでしまうかもという絶望で何もできずにいると




「………これを使え。」




 スッと私の前に差し出されたのは金色の輝きを放つポーションであった。



 涙で霞む視界を擦りながら黒衣の人物を見上げる。



「………これは、」





「姉を助けたいのなら受け取とれ。それとも、そのまま見殺しにするか?」




「!!そんなことない!私は姉さんを助けたい!そのためなら悪魔にだってすがるわ!」




 私は、金色のポーションを受け取るとすぐに姉さんの口に持っていき飲ませる。すると、



「あ、あら?。体の痛みが無くなったわ。」




「姉さん!良かった!」




姉さんの顔色はあっという間に良くなり姉さんもポーションの回復力に驚いているみたいだ。

もちろん、私もその効力には驚いた!

こんな死にかけの人を完璧に治してしまうほどのポーションなんて話に聞く上級ポーションでも無理だろう。いや伝説のエリクサーなら……

いやいや、エリクサーなんてもの最上級のダンジョンの宝箱からでも出てくるかどうかの代物それを見ず知らずの人に与えるなんて、




私達がポーションの効果に驚いていると




「………もう体は治ったようだな。」



「!」 「!?」



そうだ!彼について忘れていた。

こんなすごいポーションをタダでくれるなんて考えられないし、

何かを寄越せとか最悪の場合、体で払えとか言われるかも、



私がそんなことを考えてると姉さんは



「あの~、貴方がさっきのポーションをくれたのですか?

ありがとうございました。おかげで体がすごく楽になりました。」




「……いや、たいしたことは無い、それよりも頼みたい事があるのだが。」




「?、はい、この命救って頂いてなにもお礼しないなんて、私に出来ることなら何でも言ってください!」




なんか話が進んでいる!?しかも、姉さんが勝手に何でもするだなんて約束してるし!もし相手が理不尽な事を言ってきたら!




「……いや、頼みたい事とは街まで案内してほしいだけだ。」




「?、貴方はライラックに立ち寄らずに魔の森に入ったのですか?」




「…………………」




姉さんが街のことを聞いたとたん黙ってしまった、怪しい




「何か聞かれたら悪いわけ!」 




なぜ黙るのが問い詰めようとすると




「こら!ダメよルーちゃん。せっかく助けてくれた人をいじめては」




姉さんに怒られてしまった。
























(アイリス視点)



目の前で繰り広げられてる話し合いから彼女らが姉妹であることがわかった、




(なるほど、だから二人のオーラは似ているのか。それにしても街を通って来てるかどうかを聞かれるとわな。まぁ街まで案内を頼むのは迷子か街を知らない人だけか。)




俺が考えてる間に向こうも話し合いが終わったのか、こちらに向いた。



「街までの案内の件こちらとしてはそれ以外にも何かお礼がしたいのですが、まずは街まで行きましょうか。」




「まぁ!姉さんを助けてくれたのは感謝しているし、街までくらいなら案内して上げる。」



どうやら街まで案内してもらえるみたいだ。




「っと、その前にまだ自己紹介をしていませんでしたね!

私の名前は、セシリア・トーラス、こちらにいるは私の妹のルナマリア・トーラスです。貴方は?」




「…………アイリス………」




ようやく街に行けるようだ。

セシリアとルナマリアのステータスを載せておきます。





セシリア・トーラス 二つ名『黄金の女神』

         隠れ名称『豊穣の女神』

種族 ハイエルフ

年齢 120歳

身長 180センチ

体重 秘密♡

スリーサイズ 100/65/86


冒険者ランク B+


レベル96

HP 3080

MP 20000


腕力 E-

耐久 F

俊敏 E

魔防 A

魅力 S+

運  B



ライラックにおいて名前の知れたエルフの冒険者

妹のルナマリアと一緒にパーティーを組み行動している。妹とは家族であり恋人でもある。

種族はエルフと思っているが実は上位種族のハイエルフである。

ステータスは全体に低いが魔法と治癒に関してはAランク相当の力がある。

妹思いで誰にでも隔てなく接する。妹と二人っきりの時はとにかくルナマリアを可愛いがろうとする。

特にベッドの上でわ………



ルナマリア・トーラス 二つ名『銀の戦乙女』

          隠れ名称『幼女神』

種族 ハイエルフ

年齢 119歳

身長 140センチ

体重 コロす

スリーサイズ 77/50/85


冒険者ランク B+


レベル 95

HP 21000

MP 1000

腕力 AA

耐久 B+

俊敏 A-

魔防 E+

魅力 S+

運  C


ライラックにおいて名前の知れたエルフの冒険者

姉のセシリアと一緒にパーティーを組み行動している。姉とは家族であり恋人でもある。

種族はハイエルフだが普通のエルフと思っている。

ステータスは全体的に高いが魔法の腕は低い

姉思いで姉に甘えたりするが、それは二人きりの時、他に人がいると冷たい対応をする。

ベッドの上ではとても素直になる。

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