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四話

眠い


この世界は通称[アルカディア]と呼ばれ四つの大陸と大小様々な島が存在する世界



一番大きい大陸はエリアース大陸と呼ばれ住んでるいる種族は、大半を人族が占め様々な国が作られている。


次に、猫族や犬族などの身体能力が発達している獣人族、


森を住みかとし精霊の友であるエルフ族、


鉱山に住み他の種族より鍛冶や製造が得意なドワーフ族などの亜人種


そして、圧倒的な力をもつ竜族などが住んでる。




次にエリアース大陸を中心に南にガリア大陸


この大陸にはエリアース大陸と違い大半を亜人種がそれぞれ国の作り治める大陸




次に反対側の北にあるのがゾルディアル大陸


この大陸は他の大陸にはいない人族よりも圧倒的に力があり身体能力も獣人族に並ぶほど高い魔族と呼ばれる種族がいる。

彼らは、力が全てであり自分よりも強い者に従いその者のしたに集い国を建国し日夜他の国と戦争を繰り返している。




最後に残った大陸はそんな魔族が暮らす大陸のさらに北にあるといわれるレアル大陸

その大陸は見たものがいなく伝説やお伽噺の中で神と魔神が戦ったとされている。




あとはエリアース大陸の東西と南のガリア大陸との間に島国がある。





















~エリアース大陸最南東部~

魔の森近郊の防衛都市[ライラック]


この都市は魔の森から魔物が大陸中央に進行してくるのを防ぐのを目的に作られた町で周りを二重の石壁で囲こみ、暮らす人々の生活を守っている。


元は壁が一つだけだったが魔の森から取れる魔物の素材を求め集まってきた冒険者や冒険者の家族、それ相手に商売をしようとする商人などが集まり壁が増設され二重もの壁になっていた。


















防衛都市[ライラック]外壁部 冒険者ギルド ライラック支部


今日もまた冒険者はクエストを受け来た者に、

依頼を頼もうとする人、または昼間から酒を飲んでいる者など様々な

人や亜人種が行き交っている。


そんな中にひときわ目を引く二人組のエルフ族がいた。


片方は、身長が高く180センチほどで金髪を腰まで流し

瞳は優しげな蒼眼、肌は白雪のようで長い耳が特徴的

体型は胸が大きく95センチは有るだろう

腰は細くお尻は揉みがいがありそうなむっちりとしている。

装備は、体を覆う白いローブで手には2メートルほどの錫杖

ローブの下は皮鎧に大きくな胸を詰め込み下はスカートを履いている

こんなエロい体型だがその雰囲気は清廉なもので近づきがたいオーラをはなっていた。



もう片方は、身長は低く140センチ有るか無いかで

長い銀髪をツインテールにまとめている

瞳はつり目がちの紅眼 肌はこちらも純白で長い耳をしている。

体型は胸が小さく頑張ってもBカップかな?

腰は細く、そしてお尻は胸と比べたら大きく安産型をしている。

装備は、黒いローブに身を包み手にはその体に合わぬ大きな戦槌

鎧は金属の胸宛と金属の籠手下は動きやすそうな短パンである。

その雰囲気はまるで獰猛な虎を思わせるもので近づいただけで攻撃されそうなものであった。



それぞれ対象的な美女と美幼女である。



この二人組はライラック冒険者ギルドでも知らぬ物のいないBランクの冒険者であり実力的にはAランクなのではないかといわれており。

一部のファンから女神と崇められていたりする。




金髪のエルフの名前はセシリア・ノートル

銀髪のエルフの名前はルナマリア・ノートル



名前のとおり二人は姉妹の冒険者である




そんな二人はクエストが張り出されている掲示板の前で今日受ける仕事を見繕っていた。




「何か良いのがありましたか~?ルーちゃん。」




おっとりとした口調で喋るセシリアと




「何にも無いわセシリア姉さん。」




少し冷たく聞こえる口調で喋るルナマリア




「んー?どうしましょうか。このままだと今日は野宿になってしまうわぁ~」



この二人は泊まっていた宿をお金が無くなってしまい出ていかなくてはいけなかったのだった。



「もう!姉さんがスイーツ巡りなんてしようて言い出すからでしょ!

只でさえ砂糖を使ったものは高いって言うのに!」




「だって~たまには甘い物のが食べたくなってついね。」



「食べるなら考えて食べてよね!そのせいで宿を出ていかなくてはいけなくなったんでしょ!」



(まったく姉さんときたら。あれだけ食べたっていうのに増えるのは胸だけだなんて理不尽よ!)



この姉は何故か太らずに胸にばかり栄養が行くのだ少しでもいいから分けてほしいものだ。こっちはお尻にしか栄養がいかないのに、と自分の安産型のお尻を気にしてると、



「あー!これなんて良いんじゃないかしら。ルーちゃん!」




そう言ってセシリア姉さんが持ってきた依頼書は、



C-ランク依頼

森にいるフォレストタイガーの幼体の討伐


森の浅い所でフォレストタイガーの目撃証言がありました。

目撃者の情報ではまだ子どものようなので早期討伐をお願いします。


報酬 金貨3枚と銀貨50枚





確かにこれなら今日の宿代には十分である。


フォレストタイガーとは体の色が森と同じ緑色の虎で森の奥にいるはずの魔物でとても狂暴な性格で攻撃的、それが例え子どもだとしても

侮っていいものでは決してない。




しかし、Bランク冒険者なら倒せる相手なので問題はないはず。




「いいねこのクエスト、報酬も悪くないし行きましょうか。」



私が賛成したのを確認した姉さんは、笑顔で



「なら!すぐに行きましょう。今から行かないと夜になっちゃうし!」



確かに良い依頼を探していて気づけばもう昼を過ぎていた。



「そうね。ご飯を食べてさっそく行きましょう姉さん。」



「ええ!」




手合わせて喜ぶ姉さんに癒されながらさっそく出発の準備に入るのであった。

しかし、何事もなく終わると思っていた今回のクエストが、まさかあんなことになるなんてこの時の私と姉さんは思いもよらなかった。

















~魔の森 浅層~




準備をして姉さんと共に魔の森に入って暫くたつと、いつもなら魔物がすぐに現れてもおかしくないはずなのに、一向に遭遇しない、

心の中に不安が少しずつ蓄積されていくのを感じながらおおよそ出発してから2時間たつ頃ようやく目撃証言があった所に着くとそこには何かが暴れた後が残っていた。




「これは、」




その場には無残に切り裂かれたフォレストタイガーの子どもが血まみれで横たわっていた




「何かがフォレストタイガーの子どもを襲ったみたいね。しかし、ひどいわね。食べられた痕跡が無いしまるで遊びで殺したみたい………」




姉さんが状況を分析していると、




ガァオーーーー!





「!」「!」




その声はそんなに離れておらず近場にいることが簡単に予想できた。




「姉さん走って!」



「ええ!」




私達は急いできた道を走りその声から離れようとすると、





バキバキ!ドスン!ドスン!ベキン!




その音はどんどん背後から近づいて来ていた。




(なんで!こっちに、て言うかまるで着いたタイミングで襲いかかってきたような。…………まさか!)




私の脳裏を嫌な考えがよぎる。それは、あのフォレストタイガーの子どもは新たな獲物を呼び寄せエサで、私達はまんまと引っ掛かったというものだ。






(なら話は繋がる!この追ってくるヤツは殺しを楽しんでる危険な魔物!)





頭の中でこの状況を分析していると




「ルーちゃん!危ない!」「!」




横から姉さんに抱きつくように抱えられて真横に転がるとさっきまで自分が居たところを大きな黒い影が猛スピードで通りすぎ近くの大木に衝突し大木を叩き折ってしまった。




「大丈夫!?」 「ええ、ありがと姉さん」




すぐに立ち上がると目の前には大木からこちらに目線を向けた黒い影の全体図が浮き彫りになった。

その姿は、フォレストタイガーのようだが体は黒く全体の大きさは普通のフォレストタイガーの3倍の大きさでその威圧感はとてもCランクのものとは言えない。




グルルル!




「くっ!」



(立ち合っただけでこいつには勝てないってかんじるわ、でも姉さんだけでも逃げ出す時間を稼がないと!)




私が覚悟を決めていると隣から、姉さんがいつもの優しげな声で語りかけてきた。



「ルーちゃんあなたは逃げなさい。ここわお姉ちゃんが時間を稼ぐわ。」



「!なにいってるの!ここは、私が残るから姉さんこそ逃げて!」



いきなりのことで動揺していると



「いいえ、妹を置いて逃げ出すなんて出来ないわ。そんなんじゃお姉ちゃん失格だもの。」



「嫌よ!姉さんがいないなんて私は認めない!」



私が反対していると



「もう、ベッドの中にだとあれだけ素直なのにこんなときは頑固なんだから。」




「ちょ!今そんな話してる場合じゃないでしょ!」




まさか夜の話を持ち出すとは、緊張感と恥ずかしさが混ざって変な気分だ




グルルル!




「!」「!」




こちらの様子を伺っていたフォレストタイガーはまるで余裕があるようにこちらを眺めている。



(余裕そうにしていつでも殺れるってわけね)




このままだと結局姉さんは譲らないでしょうし、私も譲る気はない!

なら、




「姉さん、一か八かになるけどあいつと戦いましょうか!」




「そうね、二人とも譲る気が無いもの、だったらあとはあの子を倒して生き残りましょう。」




私達が戦う覚悟を決めると黒いフォレストタイガーはゆっくりと動きだし、周りを円を描くように徘徊しだした。




これは、ゆっくりと飛び掛かる距離を見図っている!




ならば!




「姉さん!」 「わかったわ!」




私の掛け声で姉さんは瞬時になにをするかわかってくれたようだ!



「スキル【身体能力向上】はぁ!!」


「スキル【プロテクション】!」



ダン!



スキル【身体能力向上】は己の能力を二段階引き上げるスキルで

スキル【プロテクション】は自分または誰かに一度だけ攻撃を無効にしてくれる物だ!



私がスキルを使ってフォレストタイガーに飛び掛かると同時に姉さんもスキルを使って援護してくれた。これが私達の戦い方なのだ!




「テリャー!」ブン!



ドカン!!



私一撃は相手の隙をつけたと思った。しかしフォレストタイガーは余裕でかわした。だけど、この一撃でいけるとわ思っていない!




「スキル【高速化】テリャー!」




スキル【高速化】は自ら行動スピードをあげて次の攻撃に繋げるスキル



よこにかわしたフォレストタイガーにすぐさま追撃に移るとまたはかわそうするフォレストタイガーに、姉さんがすぐさま魔法を唱える。




「【ウッドバインド】!」




【ウッドバインド】とは、木の根っこを操り相手を拘束する魔法




これによりとっさに動けずフォレストタイガーはまともに私の攻撃を食らった




ドカン!ギャイン!




まともに攻撃を食らったフォレストタイガーはぶっ飛び近くの木にあたって止まった。



しかし、




スタ!グルルルル!ガウ!




「効いてない!でも、すこしはダメージが入っているはず時間をかければ………」




いけるはずと思っていると。次の瞬間!



グググ!


ドン!バン!




「キャーーーーーー!」 「姉さん!」




一瞬の間に距離を詰めたフォレストタイガーが姉さんを突き飛ばし姉さんは木に叩きつけられた。




そして、姉さんに気が向いた次の瞬間、目の前にはフォレストタイガーの手が私に向かっていた。



(これは!回避が間に合わない!)


 


ブン!ガキーン!

  



「くぅ!」




私に当たった攻撃は姉さんが張っていてくれたプロテクションに当たり無効化してくれたが衝撃はそのまま残り私も姉さんのそばまで弾き飛ばされた。




「ゲホゲホ!」 「姉さん大丈夫!?」



木に叩きつけられた衝撃で姉さんは臓器をやられたようで吐血していた。このままだと姉さんは動かせない、けれど前にはフォレストタイガーがこちらを見ている。

その眼は余裕に満ちており自分の勝利を確信しているようだった。



(逃げようにも姉さんは動かせずそれにあのフォレストタイガーが見逃すとも思えない!なら……少しでも時間を稼いで姉さんに逃げて貰わないと!例えこの身が引き裂かれ弄ばれようとも姉さんだけは逃がして見せる!)




私が覚悟を決めた次の瞬間、突如上空から一つの黒い影が私たちをフォレストタイガーから遮るように降りてきた。




ヒューー! スタ、




その姿は背が高く全身が真っ黒のローブで覆われていてよくわからなかったが、その姿から不信感は感じず逆に安堵する自分に驚いた。




黒いローブの影が突如降りてきたのを警戒していたフォレストタイガーだが、その気配から自分方が強いと思ったのかフォレストタイガーは突撃の体勢に入ったのが見えた。




「あ!危ない!」



私の警告とフォレストタイガーが突撃してくるタイミングは同じで、

目の前の人物の防御に間に合わないと思った次の瞬間、私は自分の目を疑った!





スゥ ピタ!




なんと、黒いローブの人物はフォレストタイガーを片手の人差し指一本で止めていたからだ。




「あ、あなたは一体?」




黒いローブの人はこちらにゆっくりと振り向き




「私か、私はただの通りすがりの一般人だ。」



と言った。




フォレストタイガー

危険度 C-

レベル 60~80


HP 1000~2500

MP 150~200


腕力 C-

耐久 D-

俊敏 C+

魔防 E-

魅力 E


魔の森の中部に生息する緑色の虎

だいたいは単独行動をする。












フォレストタイガー【特殊個体】

危険度 AA

レベル250


HP 65000

MP 500


腕力 AA+

耐久 B

敏捷 AA+

魔防 E

魅力 C-


黒い毛のフォレストタイガー、おそらくは特殊個体である。

魔の森でも奥地のレベルを持つ

性格は残虐なもので、他のフォレストタイガーの親子を襲い

親をなぶり殺しわざと子どもを逃がして追い詰め殺すなどの殺戮を楽しんでる。

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