十話
十話までは続いてるのにまだ一日目
俺がセシリアとルナマリアの優しさに心をなごませてると、
威圧からいち早く復活したのは、ギルドマスターのガレルだ
「ふぅ!なんて威圧してやがるんだお前さん、俺も一瞬殺られる!と思ったぜ。」
「すまんな、つい気がもれてた。」
「あれを、ついってか!こりゃ参った!がはは!」
ガレルは可笑しそうに笑っているが周りの連中はこちらを畏怖する眼で見ている者や化け物を見る眼で見る者もいる。
だがそんな眼で見られるのは慣れている、ゲームの中でも一人で
『神魔の動乱』という大規模レイドクエストをクリアした時にも周りからそうゆう目でみられたが、どうせこれからも関わりを持つことはないのだからべつに気にすることではない、
そんな風に考えてると前でガレルが驚いた声がきこえた。
「こりゃどうした!?ガルデのやつが老けちまったぜ!?」
ガレルの視線の先には、髪の毛が全て白髪になり、その顔は死神でも見たのかしわくちゃになっていた。それを見たガレルは治癒師を呼ぶように受付嬢にたのむ。
「すまんがナタリア、治癒師を呼んできてくれるか、って言っても治癒師にこれを治してもらえるかどうか、分からんがな」
「了解です。でもこの分の残業代は貰いますからね!」
「おう!いいぜ!その代わり急ぎでな。」
受付嬢はしっかりお金の請求をして外に出ていった。
それを確認するとガレルはこちらに向き直る。
「さてと、お前さんら!こんな状況じゃ飲んでも白けてつまらんだろ!だから今日はさっさと帰れよ!店じまいだ!」
その言葉に他の冒険者たちはぞくぞくと酒場を出ていく、中には酒瓶を買って後で飲もうとしている者もいる。
「後はあんた達だ、今日の宿は大丈夫なのか?」
とガレルはセシリアとルナマリアと俺に尋ねてくる。
もう夜も深く、そういえばセシリア達は宿の代金がなくて追い出されたと言っていたが、大丈夫だろうか、と二人の心配をしてるが、俺も宿なんて取っていないことに気づく。
「そういえば!姉さん!まだクエストの報酬貰ってないよ!」
「そういえばそうね~、どうしましょ?それに、今から宿を探すのも難しいし」
「…………………」
彼女達と俺は困ってるのを察したガレルはある提案を提示する。
「なんだ、宿を確保してないのか!だったらギルドに泊まってきなちょうど一つ部屋が空いてるからな!」
「本当!ありがとうギルマス!」
「感謝しますギルドマスターさん。」
どうやら彼女たちは大丈夫のようだ、後は俺だけだが、まぁ探せば空いてる宿が有るだろうと外に向かおうとすると、
「ちょっと!どこへ行くのよ!」
とルナマリアがローブを掴む、
「………なぜ止める。」
「アイリスこそ!何処へ行こうっていうの!」
ルナマリアがローブを離さないので進めずにいると、ガレルと話していたセシリアもこちらに近づいてくる。
「ルーちゃんどうしたの?」
「あ!姉さんも手伝って!アイリスが一人で外に行こうとしてるの!」
「まぁ!アイリスどうして外へ?」
セシリアも俺の行動に疑問を浮かべながらローブを掴んでくる。
「なぜセシリアもローブを掴む。」
「だって、貴方が外へ行こうとするから?」
「私はただ宿を探しに行くだけだ。」
「なぜ?」
「なぜとは、それは私は今日の宿をとってないから……」
俺は出ていく理由を口にするとルナマリアが
「宿探しって、アイリス貴方初めての街で何処に宿があるのかも知らないのに?」
「それは、そうだが。でわ私はどうすればいい?」
「決まってるわ!私達と一緒にギルドに泊まればいいのよ!ね!姉さん!」
「えぇ、ギルドマスターには許可を得ているわ。」
なぜだか、二人は私の手を掴み離そうしない。しかし、一緒泊まるのは、問題が何点かある。
「その提案は無理だ」
「なんでよ!」
「まず、私は男だぞ。なのになぜ一緒にとまると?」
「私たちは貴方を信頼することにしたんです。それに私たちは女の人にしか興味有りませんから大丈夫ですよ♡」
セシリアが何かとんでもないことを言ったが、それは置いといて
「次に寝床はどうする?」
「それなら、私は姉さんと同じベッドで寝るから2つあるベッドの一つを貴方が使って!」
ぬぬぬ!なら
「私がお前達を襲ったらどうする?」
「あんたが?そんなことするの?」
「いや……しないが……」
「なら大丈夫ね!」
断る提案のことごとくを論破される。俺が次の提案をする前にルナマリアが言った
「ねぇ!そんなに私たちと泊まるのが嫌なわけ!」
「い、いやそんなことはないのだが………」
「なら決まりね!ギルマス!部屋かりるね!」
ついに俺はルナマリアに押しきられ一緒にギルドに泊まることに、
この時、俺は直ぐに寝てしまえば問題はないと軽く考えていた。
それが間違いだったと気づいたのは次の朝日が昇る頃だった。
~ギルド二階の宿泊部屋~
ギルドの二階のひと部屋を今日の宿に決め部屋に連行された。部屋の中は三人が入っても窮屈に感じないある程度の広さがある部屋だった
ベッドは確かに2つありルナマリアの体格ならセシリアと一緒に寝ても、落ちることは無いだろうと考えてると、ルナマリアがこちらを振り返りまた睨んできた。
「また、変なこと考えてる気がするんだけど!」
「気のせいだ、」
俺は怒られないよう誤魔化すことにする。
そうしてると、セシリアがローブを脱ぎながら俺とルナマリアの仲裁に入る。
「もうルーちゃんもアイリスも遊んでないでローブと防具を脱いで落ち着きましょ!それに、夜ご飯も食べないと体に悪いわ。」
「…………まぁいいわ、さぁご飯にしましょ。」
ほっとセシリアのおかげで怒られずにすんだ、
と息を撫で下ろしていると二人はもうローブと装備していた武具を脱いで用意してもらったご飯を食べている。
俺もローブを脱ごうとするが、その時自分が着ているローブの効果を思いだし手が止まる。
(そういえばローブと鎧を脱いだらいろいろ隠してることがばれる!)
その事に今気付いたが今さら出ていくのも怪しいし、ならどうするか考えてると、ルナマリアがこちらの様子に気づき声をかけてくる。
「アイリスどうしたの?早くしないと料理冷めるわよ。」
「いや……分かってはいるのだが……」
「もう!なに?ローブを脱ぐのが恥ずかしいわけ?」
「いや、恥ずかしいという訳でもないが……な」
俺は二人に秘密にしていたことを告げることにした。
それに、この二人なら俺ことを信頼してくれてるし、
別に俺が女だと知っても大丈夫だと考えたからだ。
「恥ずかしくないなら早く脱いでご飯食べなさい!」
「あぁ、なら見ても驚かないでくれ、」
と言って俺はローブを脱ぐ
「別に、驚きは…しな…い……………!」
ローブを脱ぐとそこには、明らかに通常の物ではない漆黒の鎧を着た俺の姿があった。
このスターライトは星を一つそのまま鎧にしたまさに、星造装備である、という設定だったのでその偉容は見てるだけで自ずと膝を屈してしまう物である。
(ルナマリア視点)
酒場でアイリスが、いろいろと暴れてくれたおかげで、あのムカつくガルデを再起不能にしてしまった。
暴れた理由が、私たちに対してのガルデの発言が切っ掛けみたいだけど、それが例え私たちのためにだけに怒ったのではないとしても、私は嬉しいかった。
私たち姉妹は各地を旅して様々な人に出会ってきたが、ここまで本気で怒ってくれたのは彼が初めてだった。だから、アイリスが外へ行こうとするのをとっさに止めて一緒に泊まろうと提案してしまった。アイリスともう少しだけ話をしたかったから………
姉さんも一緒に泊まることは賛成してくれたので、アイリスを強引に同室に押し込める。アイリスはいろいろと言い訳をして逃げようとしてたけど、アイリスは信用できるし大丈夫、あって数時間しか経ってないけど、こんなにも心を許してるのは姉さん意外いないわ。
そんなアイリスは、部屋に入ってもローブと鎧を何故か脱ぐのをためらっていた、その理由は彼がローブを脱いだ時にわかった。
アイリスがローブを脱いだとたんに先ほどの酒場でも感じた強烈な威圧感を感じた。それは、まるで目の前にとてつもなく大きな物体があるような、その威圧に押し潰されそうなほどだ。
そして、そんな威圧を放ってるのはアイリスが着ている鎧と腰の二本の剣からだ、その鎧は一切の光を写さず、光を飲み込んでいるかのような漆黒で全身を覆っている全身重鎧、腰の二本の剣は私から見て右は観ているだけで気持ちが清んでいく不思議な剣でそれでいて何者をも屈させる力を放っている、左の剣は先ほどの酒場で抜いていたがその時よりもさらに強烈な太陽の力を感じる。
「ア、アイリス!その鎧と剣は何!?」
と姉さんが尋ねるとアイリスは落ち着いた様子で答える
「この鎧と剣は私の力の結晶とでも言えるものだ、まぁこの姿を見られるのが嫌でローブを脱がずにいたわけではないのだが、このローブには情報隠蔽の力が宿っている、だからこの鎧の力や剣の力を周囲に洩らさないようにしている。という訳だ。」
「へ、へーようなのね……」
(そりゃーこんな覇気ともとれるものを撒き散らしながらこられたら、たまったもんではないし)
と私が思ってるとアイリスがなにか呟いているのがうっすら聞こえた。
「『セット・部屋着』」
そう呟いたとたんに、アイリスの体が光った、
突然のことで目を閉じる、そして、目を開けるとそこには黒い鎧姿はなく変わりにタンクトップとズボンという楽な部屋着を
着たアイリス?の姿があった、しかし、その姿は想像していたものと大きく違っていた。
「アイリス!貴女って女の人だったの!それに………」
アイリスの容姿はとても美しいかった。
星の光がそのまま髪にしたような煌めく銀の長髪を腰まで流し、
宝石を嵌め込んだような黄金の瞳と冷たく感じる切れ長の目、
顔のパーツは美の女神の如く完璧な配置、
肌は輝いてると思えるほど艶やかな純白、
体型はこれまたすごく、胸は姉さんより大きくそれでいて重さに負けることなく前に突きだしている。
腰は胸がタンクトップを押して丸見えで良く鍛えられていてそれでいて細く引き締まっている。
お尻も胸同様大きいがそれでも引き締まっていて上につん!と向いている。まさに、完璧なプロポーション
アイリスの美しい容姿に私と姉さんは言葉を失う。
そんな私達にアイリスは困惑した様子だ。
「すまない、実は鎧には認識阻害がついていてな、それで性別も男に見えていたわけだ、私も男のほうが喋りやすいからな、」
アイリスはそう言いながら肩をすくめる、その反動で胸も一緒上下する。
ふよん!ふよん!
チラチラ ソワソワ
「ん?どうした二人とも、」
「いや、ね、」
「なんでもないわよ!」
「そうか、なら飯を食べて寝るか。」
そう言うとアイリスがこちらにある晩ご飯を取りに近づいてくる。
アイリスが近づいてくるのに合わせて、なんだか甘い香りが鼻をくすぐる。
その甘い香りはどうやらアイリスの匂いのようで、ずっと嗅いでいたと思ってしまう。
どうやら姉さんも同じ状態らしく顔を伏せているが耳がパタパタしているのでこの匂いを気に入ってる様子だ。
「これだな、それじゃ貰うぞ、セシリア達はもうたべないのか?」
「え、えぇ、少しね、お腹が一杯になってね、」
「そうか?まぁ、無理に食べろとら言わんよ。」
そう言ってアイリスは少し離れた机に向かう
「あ、」
「どうした?ルナマリア、」
「い、いや、ただね、そんなに離れた所じゃなくて近くで食べたらいいんじゃないかなって……」
(どうしたの私!アイリスが鎧を脱いだ姿を見た時から胸が苦しい!こんなにも胸が苦しいのは姉さんに告白された時以来!)
私は自分のうるさい心臓の音を聞きながらアイリスが離れるのを止める。
「………ルナマリア達が構わないならいいが、私は男のふりをしていたも同然だったんだが良いのか?」
「ええ!別に気にしないわ!姉さんもそうよね!(それに男じゃ無かったんならそっちのほうが)(ボソッ)」
「えぇ、気にしないわ~。(こんなにもいじりがいありそうな娘滅多にいないもの)(ボソッ)」
「なら……いいが……」
そう言ってアイリスは目の前のベッドに腰かける。
間近で見ると更にアイリスの美しさが伝わってくる。
見ていると無意識に体がアイリスの豊満な体に抱きつきに行きそうになるが、それをぐっと我慢する。
そうして姉さんと共にアイリスが食事している姿を眺める。
そうして眺めること二十分、アイリスは食事を終えて水を飲み一息ついている。
その姿すら華がある。
「ふぅ……それで、セシリアやルナマリアは明日はどうするのだ?」
「え?どうするって、どうゆうこと?」
アイリスが私達に質問を投げ掛ける。その問いの意味が判らずに聞き返すと。
「本来なら私の頼みは、この街までの道案内だ。だからその頼みはもう達成している。なので私達は別に一緒に行動する理由がないのでな、」
「それは、そうだけど……」
アイリスが聞いてきたのは、アイリスと別れた後の私達のこれからのことだ。確かにアイリスは街までの道案内を頼み、私達もそれだけのつもりだった。
しかし、なぜだかアイリスにそう言われると悲しい気持ちと見捨てるのかという理不尽な怒りの気持ちが沸き上がる。
「アイリスは!まだ街のこと何にも知らないじゃない!なんだったら私達が案内するけど……」
「いや、別に構わない。私は街にはあまりいるつもりはない、ここでギルドに入れるならある程度稼ぐまでは居るつもりだが、私は基本一人で行動するんでな、セシリアとルナマリアは私の事を信頼してくれたので鎧や剣を見せたが、それに二人の邪魔をするのはな、」
確かにアイリスは今まで一人で行動してきたと聞いてはいる。だからその理由に納得はできる。でも、
(アイリスと別れるのはいやだ!あって間もないけど、それでも私達の事を思って本気で怒ってくれた!そんな人となら一緒に冒険したいなと思ってたのに。)
それに、とアイリスの美しい肢体を見る。
(まだ抱きついてもいないのに!)
と欲望もあるが、それでもアイリスと別れるのはいやなのだ。
と考えてると、「ふぁ~」とアイリスが小さくあくびをしていた。
「っとすまない、少し疲れたのかな、話しは朝にでもするか……、私は先に寝させもらう……」
といってアイリスはベッドに寝転がって寝てしまった。
「っちょっと!アイリス話は!って寝るの早い!」
「スゥ~……スゥ~………」
こっちがまだ決断できずのいるのに、アイリスは目をつむったとたんに寝息が聞こえてきた。
アイリスが寝てしまい私は姉さんに相談することに
「姉さん……」
「どうしたのルーちゃん?」
「えっと、ね。…………。」
モジモジ
「アイリスのことでしょ?」
!
「なんで!わかるの姉さん。」
「だってルーちゃん、さっきからアイリスがなにかするたびに顔が一喜一憂してるもの分かりやすいわよ、それに私もアイリスのこと気になるし♪」
ふ、ふ、ふ
「ね、姉さんも?」
なんだか姉さんから怖い気配がする、こんな気配を感じたのは、ベッドに魔法で縛られて一日中オモチャにされた時と同じだ。
「だってね♪こんなにも胸が高鳴ったのはルーちゃんに告白した時やルーちゃんと一緒にいる時以外で初めてだもの♡ルーちゃんもアイリスのこと好きになっちゃったみたいだし♡」
「す、好きにって!た、確かに気にはなるけど……それに女の人だったのは嬉しいかったし、なんだったら抱きつきたいとか、頭撫でて欲しいとかおもったけど!」
わたわた!と姉さんが聞いてもないことを喋ってしまうほどに動揺してると、
「………んっ………」
がば!がし!むにゅん♡
「「!?」」
突然起き上がったアイリスが隣のベッドに腰かけてた私を捕まえる、私はアイリスの柔らかい豊満な胸の谷間に挟まり、顔に感じるその柔らかさとアイリスの甘い香りの包まれ混乱していると、アイリスはそのままの状態で寝転がり寝てしまった。どうやら抱き枕の替わりにされているようだ。
しかし、そんなことはどうでもいい、それよりも私は全身に感じるアイリスの感触に身体がもうアイリスから離れたくないとばかりに抱きつく力を強くする。
その様子を見ているセシリアは嬉しいそうな顔をしてルナマリアをみていた。
「あらあら♡ルーちゃんすっかり甘えん坊になっちゃって可愛い♡」
なら、とセシリアもルナマリアの反対側に回りこみ一緒のベッドに入る。ベッドの大きさに三人は流石にキツイがルナマリアもセシリアもアイリスにもっとくっつこうと抱きつき見事に落ちずにいる。
「ん♡(いい匂い♡それにこっちが苦しくない程度で抱きしめてくれてるから胸の柔らかさや身体中の滑らかさが感じられる♡)」
「ふふふ♡(アイリスもルーちゃんも可愛いわ♡もう食べちゃいたいくらいに♡)」
そんな二人に挟まれて(一人は抱き締めてるが)アイリスは心地のよい抱き枕と背中の柔らかな二つのクッションを感じながら安らかに眠っていた。
「むにゃむにゃ♡」
ようやく一日が終わりましたけどまだ、24時間も経過してません。遅くてごめんなさい。
それに少しエッチな雰囲気を出してみましたが、
これからももう少し濃厚にして出していきたいと思ってるのでそういうのが嫌いな人は読むのをご遠慮ください、あとは運営に消されないギリギリまで頑張ります。




