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17:フォースと共にあれ






 結論からいくとこうなりました。



=====================

LV21 ジュンペイ 32歳

クラス:[奇術師]D

職業: 無職

フィジカル:E

メンタル:D

称号:[招かれざる者][ジャイアントキリング]

   [対集団×20]

固有仕様:[最適化][ストレージ]

     [マップレーダー]

     [サポートシステム(劣化版)」

固有スキル:[リロード][アクセレーター]

ポイント:80P

カテゴリースキル:[奇術師D][商人C]

         [魔法使いF]

装備: デザートイーグル50AE

    黒鉄の短剣

    隠者のマント

    トレント樹脂の胸当て

    トレント樹脂の小手

    トレント樹脂の脛当て

    風魔の小盾 

=====================



 ケモミミ学園に行ってから、3日過ぎていた。


 オレは行きつけとなりだしたこのファミレスぽい店で、ウェイトレスの制服姿を見守りながら、モーニングコーヒーを楽しんでいる。


 「ファイアー」

 指先からライター程度の火が現れ、タバコに火を付ける。

 そして、ステータス画面を眺めながら観照に浸っていた。




 あの後、一度冷静に判断を下し、まず初めに洗礼を受けたのが[商人]だった。

 最終的には[奇術師]になるにしても、使えないレベルでも初期スキルをほり込んで損はない、と判断し「鑑定」を取得するべく商人となった。


 そこで予定外の事実が判明する。


 [商人]となった時点で、ランクが C となっていたのだ。

 そこから推察できるのは、地球で10年間社会人として過ごした結果なのだろう。

 ましてや、基本の知能指数や社会レベルは、地球の方がズッと上なので、このような結果となったと推測できる。


 確かに、洗礼を受ける以前から戦闘を行っていた者が、戦士の洗礼を受けた時点で素人な訳がない。

 これも冷静に考えれば当たり前のことだったのだ。



 そして、予期せぬ裏技を発明してしまった。


 この世界の常識に疎いオレは、少しでも物事のヘルプ機能になればという気持ちで[鑑定]を取得したのだ。

 思惑通り、視点を合わして意識すれば、名前や知りうる情報が表示される仕様のようだ。

 知らないモノは[???]と表示される。

 まぁ期待はしていなかったので、そこに落胆はなかったのだが、そこにサポ助が介入してきた。


 <緊急ちゃうけど、ちょっとお邪魔するよ>


 普段のサポ助の扱いは、基本オフモードだ。

 しかし情報は共有しているので、緊急時やアドバイスなどの時には、サポ助側よりオンにする権限も与えている。


 どした?


 <あんな、ちょっとビックリしてんけど、いま鑑定してみたやん?そのパスにボク、繋がること出来るわ>

 

 ん?もしかして、


 <うん、そう。ジュンペイはんが[鑑定]した[???]のステータスを覗けるわ。つまり、こういうこと>


 そう言われると同時に、ステータス画面が表示される。


================

LV:17 ロマニエル 38歳 人族

クラス:神父D

職 業:商業クラン職員

スキル:[ヒール][スリープ]

ポイント:220

================




 「ぐふっ!」

 思わず、むせてしまった。


 <これは[最適化]さんのバグやね。鑑定のパスで繋がったことで、ジュンペイはんの一部としてステータスいけてまうわ。たぶん、操作も可能やで>


 なにそれ?

 オレがその人のポイント振り分けられるってこと?


 <うん、思わぬチートやね。まぁそこにメリットが有るんかは別として心に留めとき。他にもアイテムとかにも使えるから、もうこれで情報戦はイージーモードやね>


 マジか・・・

 本人すら知らない情報を得られるとか怖すぎる。

 まぁ、気軽には使わないでおこう。




 その後、商人ランクがCということで、LV4までの上級スキルを大金を払って取得可能なのだが、ポイントを使用するうえ、余り必要性を感じなかったのでスルーして[魔法使い]に上書き洗礼をおこなう。


 [魔法使い]は、その初級魔法(ファイア・ウォーター・ウィンド・サンド・アイス)を取得したかっただけだ。

 ファイアならライター程度、ウォーターならジョッキ程度の水、ウィンドなら扇風機程度、サンドならサラ砂、アイスなら氷が拳程度。


 超便利だと思うの。


 確かに魔法使いへの、上書き洗礼は値段が高かった。

 しかしそれ以上に、これ便利じゃね?

 戦闘ではなく、生活と考えた時にこのスキルを外す手はないでしょう。


 で、すぐに[奇術師]へと上書き洗礼をおこなった訳だが、嬉しい誤算はランクが既に D ということだ。

 これは商人と同じで、地球での手品などに対する情報量がモノをいったのだろう。

 そして、大金を払ってレベル3までの奇術師スキルを取得する。


 こうして、オレのクラス選びは一段落となった。




 次の日、今度は装備を調えるべく、防具屋を何件かまわる。


 鑑定ステータスのおかげで、正しい情報を得ることが出来るので、本当にゲーム感覚で装備を整えることが楽しかった。

 しかし実際には、性能以外に見た目や色など好みがいろいろ出てしまう。


 もともとお金は使い切り、良いモノを揃える覚悟だったので、結果[トレント樹脂]で一式揃えることにした。


 余りレア物で目立つのもイヤだし、[いのちを大切に]をモットーとするオレは防御力が欲しい。

 けど[力]が無いので鉄製などの装備では、ゼェゼェ言っちまう。

 そこで目を付けたのが[トレント樹脂]だ。

 かなり軽いうえに、強度は金属なみ。

 しかも鉄より柔軟性があるときた。

 つまり、硬化プラスチックの異世界強化版だね。


 素材のレア度もミスリル以下なので、物珍しくもない。

 ただ、値段が高い。

 軽さという有用性はあるが、その値段なら普通はミスリルに流れるのが一般的らしい。

 まぁ、プロテクター的な見た目も気に入ったんだけど。


 あと、[風魔の小盾]を購入した。

 向けた先に、MP消費で超強力な暴風を瞬間発生させるマジックアイテム。

 直接的な防御力は余り期待出来ないが、飛来する弓矢などを無効化出来る優れモノ。


 そう!

 今のオレの姿はさながら、どこぞのクロスをまとったセイントのようで、ホニャララ昇竜波を放ちそうな出で立ちである。


 正直コスプレみたいでチョット恥ずかしい・・・


 ゆえに落ち着くのが、以前購入していた[隠者のマント]だ。

 上から羽織ると、怪しさ満点の魔法使いへと変貌する。

 基本フードは下ろしているが、体の殆どが隠れるのはとても落ち着くのだ。

 ジェダイ?

 オビワン・ケノービのようだ。


 あと、余ったお金で[黒鉄の短剣]を購入し、腰の後ろ左手側に装備する。

 それで戦おうとは思わないがブラフと、もしも対策。

 流石に丸腰ではいられない。


 他にもチョコチョコ購入して、ストレージに放り込んではいるが、

 これが現在のオレの全てだ。


 金にモノをいわせた中堅装備を整え、全ての準備が完了した。

 完全にカッコから入るタイプのオレは、今の現状にとても満足している。


 ただ、所持金は一千万イェン以上あったのに、もう百万も残っていない。


 我ながら本当に綺麗に使ったものだと逆に清々しい。



 「さて、じゃあギルドで仕事を受けますか!」







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