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74.星座占い

 

「綾、夢依ちゃん、行こう!」


 四時間目の授業が終わってすぐ、絵音さんと由依さんがお弁当を持って来てくれたので、私もお弁当を手に取り立ち上がる。


「よし、行こっか。夢依ちゃん」


「い、行きましょう」


 そんな私を見て、綾さんは手を差し伸べてくれたので、その手をぎゅっと握って、ドキドキしながら一緒に教室を出る。


「そう言えば、何気に四人でお弁当食べるのって初めてじゃない?夢依ちゃんと付き合ってから綾、私達と全然食べてくれないしさー」


「確かに本当だね。私と一緒に食べれなくて寂しい?絵音」


「別にー、私には由依がいるからねー。でも、時々は四人で食べたいな」


「良いよ。月に一回とか?」


「えー、少ないよ。二週間に一回!」


「良いよ。場所は絵音のお任せね」


「綾、言ったからね?約束だよ?約束!絶対の絶対に守ってね!」


「はいはい」


 拗ねて頬を膨らましたかと思えば、綾さんの言葉に嬉しそうに頷く絵音さんが、機嫌良くくるっと廊下を曲がり、目の前に階段が現れる。


 その階段は、私が人生で二度目に上がる階段で、


「ここ上がったら屋上だよ、夢依ちゃん」


「は、はい!」


 緊張しながら上っていき、絵音さんが新しめの扉を開くと、騒がしい声と共に太陽の光が襲ってきて……


「夢依ちゃん、どこで食べる?」


「あ、あそこ、空いてますよ」


 四月にこの光景を見て一瞬で逃げたけれど、綾さんが、絵音さんと由依さんがいるおかげで逃げたいなんて微塵も思わず、空いている場所に座る。


「相変わらず、騒がしいな」


「夢依ちゃん、平気?」


「は、はい」


 綾さんが心配してくれ大丈夫だと頷くと、由依さんが笑って、


「夢依って、色々強いよな。じゃ、食べるか」


 私を褒めてくれ、皆お弁当を取り出して手を合わせ、挨拶をし、食べ始める。


「美味し。久々に屋上で食べたけど、今日は涼しくて丁度いいね。やっぱり秋って……」


「それ、夢依ちゃんと朝話したから、違うこと話して絵音」


「えっ?なんか酷くない?違うことって……あっ!今日の朝やってた星座占い、やぎ座の私は二位だった!ちなみに、みずがめ座の由依は五位だったよ」


「微妙に良いな。反応に困る」


「星座占いなんて全然気にしたことないけど、夢依ちゃんは見る?」


「い、いえ、朝はテレビ見ませんので」


「私と一緒だな。絵音ぐらいだろ。朝にテレビ見るの」


「えー、そうなの?占い面白いのに。ねぇ、夢依ちゃんは何座?ちなみに、てんびん座の綾は一位だったよ」


「えっ?綾さん、てんびん座なんですか?私もですよ」


「本当に?一緒だね、夢依ちゃん」


 星座が同じで、思わず綾さんの方を向いて言うと由依さんが、


「へー。なら、夢依も誕生日近いのか?いつなんだ?」


 誕生日を聞いてきたので、


「た、誕生日は九月の二十八日です」


 高校になって初めて誕生日を答えると、何故か絵音さんと由依さんは驚きの表情を浮かべて、


「「マジか」」


 声が重なり、


「ふふっ。私と一緒だね、夢依ちゃん」


 綾さんがすごく嬉しそうに微笑んだ。

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