表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/162

31.どんな味?

 

「はい、夢依ちゃん」


 雨宮さんに渡された、少し大きな紙袋を受け取って、


「あ、ありがとうございます。お、お返し、です」


 私も紙袋を雨宮さんに渡す。


「ふふっ、ありがとう、夢依ちゃん。宝物にするね」


「えっ、そ、そこまでしなくても……」


「よし。夢依ちゃんと綾。イチャイチャはそこまでだ!」


 大事に私が渡した紙袋を抱えて、嬉しそうな笑みと言葉を言う雨宮さんを見て、顔を赤くして照れていると、結構な量の服を買った絵音さんと由依さんが。


「絵音、変な事してないで、次は何買いに行くんだ?」


「あっ、待ってね……えっーと、数が多いのは化粧品と歯ブラシとかの日用品。どっちにしよっか?」


「先に化粧品で良いんじゃない?」


「よし、それじゃ化粧品、次に日用品を買いに行こうー!」


 ◆


 とにかく広いショッピングモールの中を、雨宮さんと手を繋ぎながら歩き回り、化粧品、日用品を漏れなく買え、真ん中ぐらいまで上から降りた頃、丁度美味しそうなお店が並ぶフードコートの階に着き、絵音さんがみんなに言う。


「ねぇ、軽くご飯食べよう?どう?」


「そうだな。なんか食うか」


「うん、私もお腹空いた」


「わ、私も、何か食べたいです」


 みんな頷いたので、私も頷き言うと絵音さんは嬉しそうに笑って、


「やったね!」


 ガッツポーズしながら適当に席を取り、


「荷物番決めよう!じゃんけんね!」


 自信満々に手を出してきたので、みんなじゃんけんをする体制に入り、


「「「「じゃんけん、ポン!!」」」」


「えへっ?」


 私、雨宮さん、由依さんはパー。変な声を出した絵音さんはグーで一人負けし、


「夢依ちゃん、一緒に何か食べよ」


「は、はい!」


「ふっ、お疲れ」


「えー、真剣に負けたんだけど。ちぇ」


 絵音さんはちゃんと一人席に座って荷物番をし、私達は食べたい物を探しに歩き出す。


「夢依ちゃん。今、何か食べたい物ある?」


「そ、そうですね……お米が、食べたいです」


「ふふっ、夢依ちゃん中々ピンポイントで攻めてくるね。ご飯ものなら、カレーとか何かの(どんぶり)とか、後オムライスとかも?」


「あ、あの、雨宮さんは何か食べたい物、ないんですか?」


 ご飯ものの料理を沢山あげてくれる雨宮さんに、私は手を更にぎゅっと握りながら聞くと、雨宮さんは微笑んで私の顔を見ながら、


「夢依ちゃん」


 一言そう言われ、私は思わず視線を逸して、顔を赤くする。


「ふふっ、可愛い。でも、本当だよ。夢依ちゃんはいつだって一番だから。ちなみに、二番目はカレーかな」


「なっ、なら……カレー、食べましょう」


「うん、そうしよっか」

面白い、続きが読みたい、そう思った方はぜひブックマーク!それと、

☆☆☆☆☆

↓↓↓

★★★★★

広告下の星を押してポイントを!ついでに、いいね!と思ったらいいね!ボタンもポチッと!

よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ