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158.いつもの四人と新年を

 皆、年を越すまでにそばを食べ終わり、なんなら食器の片付けも終わり、年が変わるまでの後数分をわくわくしながら過ごす。


「夢依、どう?似合ってる?」


「うん、凄く可愛い」


 ソファーに座って絵音さんのハッピーニューイヤーサングラスをかけて笑う綾に、私もぎゅっとくっ付いて笑い合う。


 するとそんな私達の間に、絵音さんが入って来ようとして……


「入ーれーて!」


「嫌」


「お願い!」


 楽しそうに駄々をこねて、綾に嫌と言われる度に笑みを浮かべる。その笑顔に一体どんな笑顔なんだろうかと思いながら、綾と絵音さんに揉まれていると、綾が仕方なさそうにため息を吐いて私を持ち上げ、私は綾の膝の上へ。


「そう来たか!なら私は、由依の膝の上に座るもんね!由依、お願い」


「はいはい」


 隣に座った由依さんに、綾はぎゅっとくっ付くて、それに絵音さんは唇を尖らせながらも膝の上に座り、気を取り直す様に私にぎゅっとくっ付いて無邪気に笑う。


 そうして皆笑顔で、私は綾と両手をぎゅっと繋いで、


「「三、二、一!」」


「「ハッピーニューイヤー!」」


 四人全員で声を合わせて、新年を迎える。


「夢依、今年もよろしくね」


「こちらこそ、よろしく綾」


「由依、今年もよろしく」


「あぁ、よろしくな、絵音。それと、誕生日おめでとう」


「えへへ、大好き……んっ♡」


 新年の挨拶をしてすぐ、いきなりキスをした絵音さんと由依さんに、私達も顔を合わせて、


「夢依……んっ♡」


「「んむっ♡……んんっ♡……はむっ♡……んくっ♡……ぷはぁ♡♡」」


 私達もキスをして、新年早々少しの時間イチャついていた。


 ◆


 年を越して、一月一日。絵音さんの誕生日であり、深夜なのにドタドタと忙しなく私達は動く。


「私はこれにしよっかな」


「その着物、可愛いね綾。私は、これにする」


「ふふっ。絶対に似合うよ夢依」


「よし!それじゃ、綾、夢依ちゃん。メイクして、着物着て、三時にはこの家出るぐらいね」


「うん、了解」


 四人それぞれ着物と髪飾りを選んで一緒にリビングへと戻り、各々メイクをして髪型を整え外へ出る準備をする。


 そして、


「こうやって……こうして……はい、完成!めっちゃ可愛いよ、夢依ちゃん!」


「絵音」


「おいこら」


「いてっ!いてっ!」


 私は絵音さんに綾は由依さんに着物を着せてもらい、抱きついてきた絵音さんは二人に叩かれて離れる。


「どう皆。準備終わった?」


「うん、全員終わったよ」


 綾と私は色々な花が沢山付いている髪飾りに、いつものネックレスと指輪をして、絵音さんと由依さんはリボンの髪飾りと花が一輪だけのシンプルな髪飾りに、私達があげたピアスをして、全員の準備が整う。


「よしそれじゃ!初日の出見に行こっか!ついでに、初詣も!」


 そうして深夜の三時前、私達は四人で絵音さんの家を出た。

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