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142.綺麗な水色と黒色

 誰もいない脱衣所でお互いに服を脱がせあって、手を繋いで温泉へ。


「わー、今まで行った温泉の中で一番綺麗」


「凄いね。広くて、外の景色がここからでも見える」


 その温泉は、普通の湯船からも外の森の景色が見え、温泉の綺麗さも相まって凄く神秘的。


「体を洗って入ろっか」


「うん。行こ、綾」


 少しの間景色に見惚れた後、私達は取り敢えず体を洗う。


「夢依、一緒に洗う?」


「えっ?えっーと……うん」


 今日は人が少ない日なのか温泉の中にも人が誰もいなくって、綾は自分の体にボディーソープを付けて泡立てた後私に抱きついて全身を撫でてくる。


「んっ♡……綾っ♡……そこ違うからっ♡」


「ふふっ。おっぱいの後はここかな」


「んあっ♡……綾っ♡……誰か来たらっ♡……んっ♡……どうするのっ♡」


「大丈夫だよ、すぐに離れたら。ほら、もっと洗ってあげる」


「綾っ♡……待ってっ♡……だめっ♡」


 温泉の中なので余計に声が響いて、私は気持ち良い所を攻めてくる綾の手に甘い声をあげていると、


「よし、これでいいね」


「えっ?」


 綾がいきなり手を止めて離れ、シャワーで泡を流してくれる。


「ふふっ、どうしたの?」


 私は綾に平然と焦らされてちょっと口を尖らせるけど、


「なんでもないよ。頭も洗お」


 それ以上は何も言わずに、今度は頭を洗い合う。


「美容院以外で誰かに頭を洗われたの初めて」


「私もだよ」


「そう言えば、そろそろ髪長くなってきたから美容院行かないとね。高校になってから一回も切ってないや」


「えっ?こんな綺麗な髪を切るの?」


 綾の言葉に手を動かすのをやめて、思わず顔を覗き込んで聞くと、


「ふふっ、夢依は長い方が好き?」


 どこか嬉しそうに綾は微笑んで、首を傾げて聞いてくる。


 その言葉に私は頷いて、


「うん。綾の水色の綺麗な髪、大好き」


 正直な感想を言うと、綾はちょっと恥ずかしそうにしながらも嬉しそうに、


「それじゃ、ずっと伸ばそっかな。夢依は切ったりしないの?」


 心変わりをしてくれたらしく、今度は私に話を振って来たので、特にこだわりもない私は綾に任せる。


「私は、綾が切って欲しかったら、切るよ」


「ふふっ。なら、一緒に伸ばそ。確かに私も、夢依の綺麗な黒髪は長い方が良いな。夢依、綺麗だね」


 私の言葉に答えた後、静かに呟いた綾の言葉に私はドキッとしながらも、


「綾も綺麗だよ」


 私も綾の髪を褒め返して、一緒に泡をシャワーで流す。


「ねぇ、夢依。今度から一緒に洗おうよ」


「良いよ。けど、そうしたらお風呂でやっちゃう気がする」


「ふふっ、確かに。夢依、続きする?」


「……うん」


 体を洗い終わっても人がいない、二人っきりの温泉を差し出された綾の手を握って歩き、一緒に浸かる。


「温かいね。外、寒かったから生き返る。夢依、おいで」


「うん……あっ、んっ♡」


「「んんっ♡……んむっ♡……ぷはぁ♡♡」」


 温泉に入るなり綾にキスをされて離れた後、綾は私を自分の太ももの上に座らせて、


「この体勢でやるの初めてだね」


「そうだね……んっ♡……乳首だめっ♡」


 綾は私の乳首を吸いながら下の口に手を回してきて、


「誰か来たらって思うと、ゾクゾクするね、夢依」


「うんっ♡……あっ♡……んんっ♡……だめっ♡……綾っ♡」


 優しく私の下の口に綾の指が入って来た。

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