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134.深い愛

 人生で初めての水族館は、見る物全てが新鮮で、水槽の中を泳ぐ魚達一匹一匹が凄く綺麗。


「見て夢依。あれがイワシの大群だって」


 それに、綾がまるで子供の様に目をキラキラさせていて物凄く可愛くて、


「す、凄い数だね。それに一匹も乱れてなくて、不思議な動き方してる」


 私はちょっと緊張しながら、薄暗い中を気が付けば綾とデートらしく腕を組んでイチャつきながら進んで行く。


「ねぇ、夢依。こっちには熱帯魚が沢山いるよ」


「わー、色々な色の魚がいて……あっ、あれ、カクレクマノミだよね?」


「本当だ、可愛くて小さいね。ねぇ、あそこ。いっぱいいるよ」


 楽しそうに指を指す綾に私は段々と緊張が解けて、笑いながら魚を見ていると綾がすっとスマホを取り出して私を抱き寄せ、


「夢依、一緒に写真撮ろうよ」


 スマホを向けてそう言ってきたので、ぎゅっとくっ付いて私は微笑み、


「良いよ」


「やった!はい、チーズ」


 綾と仲良く写真を撮って、私達は更に笑い合う。


「ふふっ。今、私すっごく幸せ」


「私もだよ、綾。ずっとずっーと、一緒に居ようね」


「もちろん。ねぇ、夢依。ありがとう」


 幸せそうな綾は優しく更に密着してくると、見慣れているけどいつ見ても可愛い笑みでお礼を言ってきて、私は心の底から幸せが溢れ出す。


「私こそ、ありがとう。綾、愛してる」


「ふふっ。私もだよ夢依、愛してる。じゃ、次行こっか!」


「うん!」


 それから、大きい水槽や小さい水槽の中を泳いだり漂ったりしている深海魚や蟹、亀なんかを見て回り、私達は水族館の中でも特に薄暗いクラゲコーナーへ。


「神秘的だね。みんな自由に漂って、ゆっくりで、ちょっと楽しそう」


「ふふっ。何も考えずに、呑気に生きてそうでちょっと憧れるな。ねぇ、夢依。あっちにも行ってみよ」


 薄暗い中、奥へと進んで行き一際薄暗い場所へ。そこは大きなクラゲがいる場所で、人がほぼおらず静かな雰囲気が流れている。


「綺麗だけど、どこか怖いね」


「うん。なんかゾッとしちゃう」


 大きな赤いクラゲが漂う姿を少しの間眺め、そろそろ戻ろうとした時、綾が私の頬にいきなり手を置いてきて、


「……夢依、ちょっとだけ、良い?」


「えっ?」


 何故か私の手を引いて端っこの方へ。

 

 そして、


「夢依、襲っても良い?」


 綾は私を後ろから抱きしめてくると、耳元でそう囁き、服の中に手を入れてくる。


 私はそれに、全然興奮している素振りがなかったので少し驚きながらも、運良く周りから人が居なくなったので、


「良いよ、綾」


 私も綾の耳元で囁き返し、


「んっ♡……んあっ♡……だめっ♡」


「夢依、キスしよ……んっ♡」


 私は水族館の中で綾に襲われ始めた。

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