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131.プレゼント交換

 

「せーの」


 絵音さんが私の質問に答えてくれてからすぐ、綾が多いねとだけ感想を溢して静かにまたトランプを見せ合う。


「また綾じゃん」


「んー……由依。絵音の好きな所三つ」


「マジかよ」


 まだ王様ゲー厶が始まって早々なのに、色々あって不貞腐れ続けている絵音さんに綾は気を使ったのかそんな命令を放ち、由依さんは照れながらも言葉には迷わず、


「か、可愛いくて元気で優しい所……だな」


 絵音さんの好きな所を三つ、いつもより小さな声で言い切ると、


「最初、声が小さくて聞こえなかったなー」


 すんなり機嫌が治った絵音さんがニヤけながら、皆に聞こえる独り言を言い、


「可愛い所だよ」


 由依さんが投げやりにしっかりと答え、それに満足したのか、


「えへへ、じゃ次……せーの!」


 上機嫌な掛け声をかけてくれる。


 それから王様ゲームは長い事続いていて、今日は調子が良いのか、


「やった!また私だ!夢依ちゃん!綾とのエッチって、週に何回?」


「えっーと……九回は絶対にする。ね?」


「ふふっ、そうだね」


 絵音さんが王になる事が結構あり、あっという間に時間が過ぎた。


 ◆


「あー、楽しかった」


 王様ゲームが終わり、みんな少し休憩する。


 絵音さんは座ってスマホを弄る由依さんを後ろから抱きしめて甘え、私は綾のお腹に顔を埋めて膝枕をされながらおっぱいを揉まれ、のんびりした時間が流れていると、


「あっ!そう言えばプレゼント交換してないじゃん!」


 絵音さんが不意に大きな声でそう言って立ち上がる。


「そう言えばそうだったね。絵音がコスプレさせてきたから忘れてた」


「えっ?私のせい?ていうか、綾と夢依ちゃん。その服、あげるよ」


 プレゼントを準備しだした絵音さんにそう言われ、私は嬉しくて笑いながら、


「綾、今日はこの服着てエッチしよ」


 耳元でそれだけ囁いて、


「夢依のエッチ。ふふっ、良いよ」


 綾の返事を聞きながら私も荷物の中から綾と私のプレゼントを取り出して、リビングのテーブルの上に置く。


「夢依、ありがと」


「気にしないで」


「よし、四つ揃ったね」


 全員のプレゼントが集まって準備が整い、人生初のプレゼント交換にわくわくしていると、


「今年もじゃんけんね!」


 絵音さんが張り切りながらそう宣言して、皆で手を出し、じゃんけんをする体勢に入る。


 そして、


「じゃんけんぽん!」


 掛け声と共にじゃんけんをすると、一発で由依さんが一人勝ちし、


「悩むな……これで」


 悩みながらも由依さんは綾のプレゼントを選び、私は羨ましいなと思いながらも、仕方ないと気を取り直して、今度は三人でじゃんけんを再開する。


「じゃんけんぽん!ぽん!ぽん!あっ!嘘……綾が最後って初めてじゃない?」


「毎年絵音だもんね。なんか、悔しい」


 私と絵音さんが勝ち、綾の一人負け。それに綾は珍しく悔しそうな表情をし、可愛いなと思っていると、


「ねぇ、夢依ちゃんはちなみにどのプレゼント選ぶの?」


 絵音さんにそう言われ少し迷いながらも、良さそうなプレゼントを一つ手に取る。


「これが、良いな」


 すると絵音さんは凄く嬉しそうに笑い、


「なら、私これ。はい、綾」


 私のプレゼントを迷いなく選び、綾に残ったプレゼントを渡す。


 そして、全員がプレゼントを持ったので一斉に開ける。


「あっ、この香水ちょっと高いけど、人気の香水だ。選んだの、由依?」


「当たりだよ。このセンスの良い腕時計は綾か?」


「ふふっ、当たり」


 綾と由依さんが少し先にプレゼントを開けて会話をする中、私もちょっと手こずりつつも開けれて、


「これは……マフラー?可愛い」


 薄いピンク色の可愛いマフラーに笑みを浮かべていると、


「えへへ。でしょ?私が選んだからね。このアロマキャンドルは夢依ちゃんだよね?」


 嬉しそうな絵音さんにそう言われて、ちょっと心配になって、


「うん。気に入ってくれた?」


 そんな事を聞いてみると、


「うん。すっごく嬉しいよ。最後まで大事に使うね、夢依ちゃん!」


 絵音さんは飛びっきりの笑顔を浮べて私を抱きしめてきて、


「「絵音」」


 いつもの様に怒った綾の声と、外では絶対に聞けない嫉妬した由依さんの声が重なって、


「えへへ。二人共私の事好き過ぎ……いてっ!いてっ!」


「それは由依だよ。私は夢依が一番だから」


 綾の言葉に私は嬉しくって笑い、由依さんは照れ、それを見て絵音さんが、


「メリークリスマース!!……んっ♡」


 大きな声でそう言い、由依さんとがっつりキスをした。


 ◆


「またな」


「じゃーね!」


「うん、バイバイ。由依、絵音」


「今日はありがとう。バイバイ!」


 プレゼント交換をしてからまた少しのんびりし着替えた後、カップルにはカップルの時間があるので、まだ夕方の一歩手前だけど私達は綾の家へと帰る。


「この後、絵音と由依ってやるかな?」


「絶対にすると思うよ?由依、女の子の顔になってたから。ふふっ、良いもの見れた。夢依、帰ったらすぐしようね」


「うん……綾、大好き」


「私もだよ、夢依。大好き」


 帰り道を歩いて愛を囁きながらイチャイチャし、綾の家へ。


 そして綾の部屋に入るなり、すぐ私達は服を脱ぎ……


「ねぇ、綾。下着、着ないでよ。私も着ないから」


「ふふっ、良いよ」


 ノーパンノーブラでサンタ服を着て、


「綾も私も、乳首が立ってるの丸見えだね……んっ♡……あっ♡」


「夢依、可愛い」


 綾に乳首を弄られながらベットに押し倒され、いつもの様にエッチを始めた。

面白い、続きが読みたい、そう思った方はぜひブックマーク!それと、

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