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130.元気な子

 綾と私の誕生日会でやった時と同じルールで、四人全員サンタさんのコスプレをしたまま王様ゲームが始まる。


「いくよ!せーの!」


 元気の良い絵音さんの掛け声と共に四人同時にトランプを引いて見せ合い、一番最初に王になったのは綾。


「どうしよっかな」


「綾、エッチな命令とかはなしだからね?」


 私にくっ付きながら楽しそうな笑みを浮かべる綾に、絵音さんが釘を刺すと、


「分かってるよ。絵音、由依にキス」


 平然とエッチな命令をし、


「由依、来て……チュ♡」


 絵音さんも絵音さんで命令に従い、慣れたように首に腕を回して由依さんの唇にキスをした。


「……絵音」


「えへへ、良いじゃんこれぐらい。ほら、次々!」


 照れる由依さんに腕を絡ませながら絵音さんは上機嫌に向き直り、皆またトランプを引く。


「せーの!……あっ!やった!」


 見せ合った瞬間、絵音さんは大きな声で喜びすぐに、


「綾と夢依ちゃん。キス!」


 王からそんな命令が飛んでくる。それに綾の方をチラッと見ると、


「夢依、キスしよ……んっ♡」


 綾がいつも通りの表情と声でキスをしてきて、綾の舌が口の中に入って来る。それに、絵音さんと由依さんが見てるのに……そう思うけど、それを気にすれば気にする程興奮して、私も思いっ切り綾に舌を入れ返す。


 すると、


「ちょっ、ストップ!こら!綾、夢依ちゃん!離れなさい!そんなキスするな!」


 絵音さんがここまでするとは思ってなかったのか急いで止めてきて、私達は仕方なく唾液の糸を引かせながら離れる。


「せっかく良い所だったのに」


「綾の変態!なんでディープキスなの?普通のキスで良いじゃん!私と由依、普通のキスだったよね?」


「嫉妬してるの?」


「もー!そうだよ!私は我慢したのに!もういいもん!後で思いっ切り由依とするし」


「絵音、そんなに怒んな」


 全然怖くはないけど、今までで一番怒っている絵音さんを由依さんが優しく抱きしめてあげ、なだめる。


 そんないいカップルにちょっと申し訳無い事をしたなと思っていると、


「絵音、続きしないの?」


 綾が何一つ気にする様子なくそう言って、


「綾の変態」


 絵音さんはそれだけ不貞腐れてように返して、テンションが下がった絵音さんの声と共に再開。


「せーの」


「夢依が王様だね」


 今度は私が王様になったので、最近ちょっと気になっている事を聞いてみる。


「絵音、エッチって週何回?」


「おい、嘘だろ」


「あー!綾のせいで夢依ちゃんまで変態になったよ!夢依ちゃんは健全だって思ってたのに……」


 私の質問に由依さんは驚き、絵音さんは悲しそうな顔をするけど、私の方をチラッと見て、


「……週に十一」


 なんやかんやで答えてくれた。

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