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100.接客

 接客を担当する人は全員、放課後や空き時間にある程度体育委員さんからやり方を教えて貰っているので、前の人と入れ替わって早々綾さんも由依さんも上手く出迎えや注文を取って、ちやほやされている。


 でも、その中で群を抜いて凄いのが絵音さんで、


「おかえりなさいませ、ご主人様!」


「きゃー、可愛い!写真一緒に良いですか?」


「はい、もちろん!……ありがとうございます!こちらへどうぞ!」


 おそらく先輩であろう人達が絵音さんに出迎えられるなり、きゃっきゃっしながら一緒に写真を取り、楽しそうに席に案内される。


 その姿に私はただただ凄いなと思っていると、


「注文良いですかー?」


 お客さんからそう声がかかり、私は逃げることなく恥ずかしがりながらも勇気を出して、


「は、はい!」


 返事をし席へと向かう。


「えっーと、オムライスと烏龍茶を二つずつで」


「か、かしこまりました」


 注文を聞いてモメし、テーブルの番号を書いて料理を担当してくれている人に渡す。


 昔の私だったら絶対に出来なかったけど、綾さん達と出会って私も成長したらしい。


 それからしばし接客をして少し慣れた頃、


「夢依ちゃん、指名だよ〜。二番テーブル」


「えっ?あっ、はい!」


 初めて指名という、百円払って誰かを指名しご飯に美味しくなる魔法をかけるというのが入り、絵音さんと綾さんと由依さんが独占している中、私は緊張しながら二番テーブルへと向かう。


「ご、ご指名ありがとうございます」


「可愛いね、君。一緒に写真良い?」


「あっ、はい!」


「それじゃ、お願いね」


「えっーと、ふぅー。美味しくなーれ、萌々キュン!」


「ありがと!」


 あー、人生で一番恥ずかしい……


 それからというもの、何故かちょくちょく指名が入ったり、


「お、おかえりなさいませ、ご主人様!」


 お出迎えをやったり、


「写真、一緒に良いですか!」


「あっ、は、はい!」


 お客さんと一緒に写真を取ったりと段々と恥ずかしさという感情が分からなくなった頃、お客さんも落ち着き出して、少し休憩する。


「……ふぅー」


「夢依ちゃん、人気だね〜」


「そ、そうですか?綾さんと絵音さんと由依さんの三人の方が人気だと思いますけど……」


「確かに〜、でも夢依ちゃんはその次だよ〜?」


「えっ?」


 音々さんの言葉に驚きの声を上げると同時、綾さんがお客さんには見えない一瞬だけ、不機嫌な顔をしているのが目に入り、注文の紙を料理担当の人に渡すと、


「あら〜、夢依ちゃん。次は〜、五番テーブルに指名が入ったよ〜」


 少しして音々さんにそう言われ、それに私は少しというかほぼ恥ずかしさが麻痺しているので、


「わ、分かりました!」


 大きく返事をして、五番テーブルへと向かって歩き出した。

ついに、百話目です!まさかここまで書けるなんて……


ほとんど毎日書いてますけど、それが全然苦にならないぐらい、楽しくて面白くて、本当にあっという間でした。


読んでくれている方、ブックマーク、ポイント、いいね!をして下さっている方、本当にありがとうございます!


また、この作品まだ続くのでぜひ、綾と夢依を絵音と由依を今後もよろしくお願いします!


面白い、続きが読みたい、そう思った方はぜひブックマーク!それと、

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よろしくお願いします。

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