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1.いいよ

 

 ───高校に入ったら、絶対に友達を作るんだ!───


 そんな事を考えていた一月前(ひとつきまえ)の私が、今の私を見たらどう思うだろうか?


 きっと、やっぱりなと思うだろう。


 名月(めいげつ)女子高校。家が近いから。そして、屋上でお弁当が食べれるから、たったそれだけの理由でこの高校を選んだ私、吉川(よしかわ)夢依(むい)は、少し前わくわくしながら高校生活初めてのお弁当を持って屋上へと向かった。


 そして、入学してまだ日が浅いのに、大人数で大爆笑しながら食べる同級生JKに、あれよこれよと賑やかすぎる先輩JKしかいない屋上を見て、この世界では生きていけない事を悟り、なんの迷いもなく撤退し、適当に一人食べれる場所はないかと探し周り辿り着いたのが今いる旧校舎の裏。


 それから毎日一ヶ月程、私はここでお弁当を食べている。


「ごちそうさまでした」


 お弁当を食べた後は教室に帰っても気まずいだけなので、昼休憩が終わるギリギリまでここに居座り、空を見たりスマホを弄ってみたりと時間を潰す。


 でもそれにすぐ飽きてしまった私は、気が向いたので誰もいない旧校舎の裏を一人散策してみようと立ち上がる。


 すると、


「あれは?」


 丁度、お弁当を食べていた場所から死角になっている所に、白い本のような物が落ちていた。


 それを拾いあげて確認してみると、『愛の告白』なんて題名が書かれており、ペラペラと中を開いて見てみると、どうやら演劇部の台本のようで、所々に注意書きやセリフの担当、声のトーンまでもが記されている。


 そんな台本を暇なので少し読んでいると、良いセリフを見つけた。


「……真剣に、強く、はっきりと愛を込めて」


 それは、女の子が男の子に告白するシーンであり、私が読み上げた声のトーンで言うセリフ。


「好き、大好き!どうしようもないぐらいに、あなたの全部が好きなの!だから、私と付き合って!」


「いいよ」


 こんな恋が出来れば、きっと楽しいんだろうな。私はそう思いながら台本を閉じて、ふと、頭と体の動きが止まった。

長続き出来るよう頑張りますので、よろしくお願いします。


面白い、続きが読みたい、そう思った方はぜひブックマーク!それと、

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