参 クソ強な駄作
眠い
(あのロボットの頸を斬れば中まで斬れるだろ。)
空技は狙いを頸に決めた。
(とにかく相手の攻撃を見ないと始まらない!)
そして相手のロボットは止まり、右腕の拳をこちらに向ける。
空気が腕に入っていく音がする。
腕の中の空気に無理やり空気をプラスで入れ、開放すれば空気砲ができる。
(空気圧縮か!!)
10秒程溜めて、開放した。
(空気でよく見えないけど出したな!防ぐ!)
空技はそのダメージを受けた身体で刀を上げる。
いくら空気と言っても一気に来るとやはり重い。刀が後ろに来て峰が当たりそうだ。
ギリギリで左方向へ空気を誘導する。
(この攻撃ならワンチャン…)
「あーあ、壁壊れた…」
(喋った!?)
空技は驚きを顔に出さずに、
「もとはと言えばお前らの攻撃だろ。」
その話す時間にロボットは攻撃を溜めていた。
次の瞬間、目からビームが出た。
(目からビーム…)
目にも止まらぬ速度でビームは発射された。
(速いけども、)
空技は超速でお辞儀のようなポーズを取り、ビームを避けた。
(全然避けれる!)
目にも止まらぬ速度と言っても一般人にとっては。
攻撃が当たらず驚いているだろうロボットに、空技はあえて攻撃直後に突っ込んだ!
もう片目からビーム発射、
(コイツの攻撃は当たったらまずい…)
一瞬で姿勢を低く、懐に潜り込んだことで避けた。
空技は左手から右手に刀を持ち替え、
「天之流刀法」『壱』 天ノ斬閃
攻撃がやんだ瞬間に跳び、頸に刀を物凄い勢いで当てた。
「!?」
(斬れ…ない!?)
そう。空技は爆発によって身体がオールステータスデバフがかかってるような物だ。
「雑魚乙」
そこでの一瞬の停止をロボットは見逃さず、腹を殴った。
(…は?)
拳が当たった瞬間、壁に身体が当たっていた。
(壁…速…マジで飛んだ?てかアイツ固すぎ…斬れない…無理か?…身体動かねえな…もう死ぬのか…刀落とした15メートルくらい?遠すぎ)
〖今行ってる。時間を稼げ。〗
空技はそのテレパシーがしっかり感じ取れた。
(復讐なんて名目で来たけど結局は戦いに飢えてただけんだよなあ。…だけど、まだその飢えは終わっていない!!)
「!!」
今主に殺した合図を送ろうとしたロボットが後ずさる。
空技は膝に腕を置き、ゆっくり立ち上がりながら、
「お前倒して速く超井の主倒さんと…」
その空技の希望に満ち溢れためを見て、
「お前はまだ諦めてなさそうだから言っておく。主までにロボは私含めあと3体。ついでで悪いが私は一番弱い。駄作だ。」
ロボットの情報開示に、
「お前より強いのが2体…世の中広いな。」
空技の関心に、
「だから身の程知らずなんだ…」
話の途中に空技は走り出す。刀を取るためだ。
そこでロボットからの攻撃が来る。
「あ」
(なんかボールみたい。)
「そうだ」
空技は鞘を抜き、
「全力ホームラン!!!」
攻撃を返す。
(絶対に、勝つ!!)
空技はあと5メートル地点で攻撃が来ない事に疑問を抱き、ロボットの方を向いた。
「マジかよ」
ロボットは両目と胸に何かを溜めていた。
刀まであと3メートルという所で発射した。
(刀まであとちょっとなのに…!…来る!生身!)
「今度こそ終わりか。」
と、ロボットは爆発に背を向けるのであった。
書き溜終了