奔放なメリーバッドエンド
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
クズな奴が主人公やってます。
そして女子に対する皮肉がエグいです。
※作者自身の特大ブーメランやったらこうなりました。
自分に対して言ってることなので、最高に仕上がった皮肉になりました!! 楽しい!!
(ここに二重線お願いします。お願いします!!)
なんでも許せる方、宜しくお願いします。
目の前に座る女はブラックコーヒーに三つの角砂糖を落とし、ぐるぐると掻き回し、頬杖を着いて此方を一瞥した。僅かに口角を上げて、ニヒルに笑う様は何処か凄惨だった。
「プレイボーイがモテるのは、奔放だからだと思うんだ。そう、君、君のことだよ。君」
「相変わらず飛ばしてますね。乗ってるんです?」
「まぁ、そうさな」
ティースプーンを此方に向けて大変行儀が悪い。だからその勢いを削ぐように、チェシャ猫のような笑みを浮かべた。きっと僕の目は笑っていない。和やかに見えて、空気は右肩下がりだ。
……大半の女子達は落ちてくれるし、乗ってくれる。……乗らないのは貴方だけだよ。
先輩は珈琲の良さを潰した飲み物に口を付けて、上機嫌に人差し指を立てた。
「片思いが一番楽しいのと同じように、何かに夢中にさせてくれる存在が愛おしいのさ。夢中って素敵な事だぜ? 他の考え、ぜーんぶ飛ばしてくれっから」
そうなのかも知れない。夢見る女子が何時も楽しそうなのは、杞憂がないからだ。ただただ目の前の甘い幻想ばかりを貪って、現実に決して目を向けない。辛いことから全力で逃げて、排して、そりゃ楽しいだろうよ。
笑顔が通用しないのならばと真顔に戻る。また気が向いたら笑顔を浮かべよう。
「そして、そんな奔放な奴を許している自分に酔うのさ。今の私のように」
自責の言葉を吐いている癖に、言葉は余りにも楽しそうだった。
あぁ、そう言えばこの人は何かに夢中になる存在だった。駄目な奴に尽くして貢いで。その様は本当に嬉しそうで、楽しそうだった。そして何よりそんな自分を愛している。それで繋げるならばそれでも良いんじゃないかと思う。
「嫌った方が絶対幸せになれるのに、不思議なもんですねぇ」
「良いんじゃないか? だってそれでも幸せだし。現に私も幸せだし」
他者から見たら終わった結末だろう。でも二人にとっては幸せな結末。ああ、なんて皮肉なメリーバッド。
この元ネタ、いっぱいあります。
私の友達の言葉
「追っかけてる時が何より楽しい!!」
大好きなライトノベルの名言
「何よりそんな自分を愛してるのさ」
あと私の趣味嗜好混ぜたらこうなりました。
皆様ご存知の通り、ろくでもない奴大好きです。
楽しくて仕方ないので!!
全国の女子ちゃんに対してではなく、自分と向き合う為に書いたらこうなった、圧倒的自分本位な小説。