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「星端ノ原《ほしはのはら》薬局」
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橙に暮れる街角、小さな薬屋。
俺は切り出す。
「この星を出たい」
ふぅんみたいな感じで、この店には不釣り合いな程大きなカウンターから、小さな惑星入りの瓶が処方された。
帰り道、早速取り出して、口に放り込むとカフェオレ味の星だった。
――どうも俺はこの天体に足りない分の“珈琲”を届ける事になったみたいだ。
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ツイッターのお題メーカーですごくいいやつがあったので、書いてみました。
お題こちらです。
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まみ すけさんはオレンジの光が周囲を照らす夕方、おおきなカウンターのある薬屋で木星探査のひみつを知った話をしてください。
#さみしいなにかをかく
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