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小さな瓶の星ころ集。  作者: 植木まみすけ
15/39

「星守《ほしもり》」

******************************

『釣れますか?』

黒いコートの旅人が問う。


ビルの屋上、給水塔の上、釣糸を垂れる俺。

「願い事がかかるぐらいだね」


懐から群青色の林檎を投げてよこし

『次かかったら、そいつを一緒に帰してやってよ』

そう言って旅人は夜空に消えた。


今日の釣果は伝え切れなかった敬いの果実。


不器用な男が、多すぎる。


******************************

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