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春一番・・・3
私が驚いているとそこに
「お兄ちゃんのことなんだけど・・・どう思っているの?」
ちょ・・直球勝負ですか?・・・いきなり・・・
「えっ?」
答えに困っていると、ドンと机を叩いた・・・
「どうなのよ!!」
「どうって・・・」
「あのねぇ~お兄ちゃんはあなたをずっと好きだったの・・・って知ってたわよね」
「ええ・・・舞から聞いたけど・・」
「だったら・・・何故?振ったのこの間・・・」
「あ・・その時は、知らなかったし~それに」
「それに?」
もう・・・軽く深呼吸をして、彼女の目を見た。
「だから~普通?振られてすぐに人に言う?付き合わないかなんて・・・」
すると彼女はコメカミニ右手を沿え、顔を逸らせた。
「あのバカアニキが・・」
今がチャンス・・・そうよ・・・私はその場から立ち上がろうとした。
「待ちなさいよ!」
彼女はそう言って私の手を掴んだ。
ガッツリと掴まれた手に私は結局座るしかなかった。でも・・・どうしよう・・・さっき立ち上がった時に、少し向こう側に私の同僚がいたような?う~頭が・・・そう思っていると
「さとみさん!!」
「はい!!」
「もう一度、お兄ちゃんと会ってよ」




