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落し物  作者: Seabolt
28/35

晴れて・・・4

舞の爆弾発言に完全に硬直している私・・・


「お~い・・・」


遠くから舞の声がしたような・・・


そして、私の目の前を舞の手が数回よぎったような・・・・


そんな・・・気がするけど・・・


バン!!


両肩を強く叩かれた・・・それと同時に舞の叫び声が聞こえてきた・・


「どうしたのよ!!」


「えっ?」


すると私の両肩を舞がゆすった。


「しっかりしなさいよ・・」


「うそ・・・」


とんでもなく、間抜けな言葉・・・それを見て私の前でがっくりと首を落とす舞・・・


「こんな娘にずっと・・・ええい!!」


すっくと顔をあげてきた舞だけど、その表情は引きつったままだった・・・


「悔しいけど・・・事実よ・・・」


「・・・」


何も言うことが出来ない私、そんな私を見ている舞は徐々に声を荒げた


「もうっ!!本当のことを言っているのに!!しっかりしてよ!!じゃぁ・・・あなたが今回で一也を振ったの2回目だってことも知っているわよ!」


「えっ?」


すると舞は、再び私の肩をバンと叩いた。


「一也は、ずっとあなたを待っていたのよ・・・私と付き合っているときも。」


全く意味が判らない・・・天野あまっちと舞は付き合っているときもって・・・どういうことよ・・・じゃぁ・・・舞は何故あんな電話をしてきたのよ。そう思うと腹立たしい・・・とうとう私も言い返し始めた


「じゃぁ・・・何故?あんなことを?だっておかしいじゃない!!あなたと天野あまっちのデートをうまくいかせる為に・・私・・・」


私が言葉に詰まっていると


「はっきりいって、あなたに負けたくなかったの・・・って言うかはじめから分かってたんだけど・・・・」


「じゃぁ・・・あの付き合っていた人は?」


「あの人が私の本命よ・・・知ってるでしょう古田君よ」


「ええ!!」


舞の話を聞いて驚いた、実は、舞には高校から付き合っていた立派な彼氏がいた。しかも、そんな時、彼女の親友である天野あまっちの妹から兄の恋愛の相談を受けた・・・しかも、相手は私とだいうことまで知っていて・・・こうして、舞は天野あまっちと奇妙な付き合いが始まったんだって・・・しかも・・時々・・・舞の携帯には彼氏からのメールや電話がバンバン入ってくる・・・そんな状態でも天野あまっちは何故か舞と付き合っていたんだとか・・・そんな最中、私と偶然会った天野あまっちは私に彼氏がいるのを知って・・・ショックを受けたみたいなんだけど・・・それが逆に舞との付き合っていることで私の気を引かせたかったとか・・・


「じゃぁ・・・さとみさん・・・後は、しっかりやってね・・」


そう言うと舞は私の前から去って行った。


って・・どうしろって言うの?


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