晴れて・・・1
なんかすっきりした・・・それが私の実感だった・・・もやもやしたものが全て消えた。楽しかったデート・・・だけど・・・いつかこんな日が来ると・・・なんとなく思っていた。洗いざらいをぶちまけて、別れた私にとって、この間までの悲しみはどこへやら・・・なんかすがすがしい気持ちで一杯だった。
さてと・・・まず・・・拓海の携帯番号を着信拒否にして・・・よし、こうして、私自身、完全に踏ん切りがついた。けど、とりあえず、恋のリハビリをしないと・・・まずは、久しぶりにどっかへ一人で遊びに行こう・・そう思った矢先、不気味にも携帯が鳴り出した。しかも、着メロを不気味な音楽にしていたのでなお更だった・・・
うっ・・・
少し気が引けた私だったけど、天野からだったのでとることに・・・すると・・
「今・・会えないか?」
「えっ?」
ま・・いっか・・・舞のこともあるから会って見るか・・・そんな軽い気持ちで、彼のお誘いをOKした。
「は?・・・い・・・今何って・・・」
天野の言葉を聞いて思わずこんな言葉が飛び出したしまった。
「だから・・・俺達付き合わないか?」
私は思わず右のこめかみに手を添えて、しばらく考えた・・・と言うよりあの時のことを思い出していた。そう・・・高3の時のことを・・・たまたま、学園祭で意気投合した私達だったが・・・お互いの進路のこともあった。そして、東京へ進学する私と地元の大学に進学する天野に対して、まだ恋愛感情と言うものもないままに、告白されて・・・戸惑った私の答えは、NOだった・・・そして、今・・・目の前で、天野の言葉を聞いた私だったが・・でも・・・
「同情しないでよ!!」
そう叫んで私は思わずその場所から出て行った。しばらく、歩いていると小雨が振ってきた・・・しかも、この時期だと言うのに粉雪が舞い始めた・・・




