でーと 2
なんでこうなるの?家で一人頭を抱えているとふと天野の笑顔を思い出した・・・そういえば・・・あの時もそうだったっけ・・・高校の文化祭の時も・・・まさか・・・ね・・・って私何期待しているのよ!!今更・・・すると今度は拓海の言葉を思い出した・・・
「ひょっとして彼に気でもあるのか?」
それは、デートが終って拓海と会っていた時のことだった。報告してすぐ内容を聞いて笑い出した彼が落ち着いたかと思ったらいきなりさっきの一言がグサリと胸に突き刺さった。言葉が出ない私の目の前には彼の人差し指が・・・
「本当なのか?」
「ま・・・まさか・・・そんなことないわよ・・・だいたい・・・拓海がへんなこと言うから・・・」
すると拓海は頬杖をして、しばらく私の顔を見つめた・・・そして、視線をそらしたかと思うと
「ま・・・それは、置いといてだ・・・結局何も分からなかったのか。」
「そうよ・・・拓海のほうは?」
すると再び視線を逸らせ・・
「俺も同じ・・ただ・・・彼女の話だと・・・やはり天野君に何かあるみたいなんだけど・・たしかおどおどしているとか・・的外れなことを言うとか」
「それよ!!私も聞いたんだけど・・・結局そんな所はなかったわ」
「それでだ・・・俺の結論としては、今回は最初のデートで猫をかぶって痛んだと思うんだ・・・」
拓海・・・その結論早くない?それが私の率直な意見だけど・・・目の前で呆気にとられている私なんて見向きもせず自分の世界に浸って拓海は話を続けた・・・そして、私の予想通り最悪の結論を導き出した。
「だから・・・さとみ・・もう一度、デートして見ろ・・」
「ええっ!!」
「お前も結構楽しそうじゃないか・・・」
「ちょ・・ちょっと・・・」
私が話を続けようとした時だった。
「ちょっといい?」
そこには、舞の姿が・・・そして、拓海の方を見ると立ち上がろうとしていた。
「ああ・・・今、話が終った所だ・・・あとはよろしく・・」
「え?」
何事もなかったかのように拓海は、その場から離れていった。彼の後姿をじっと見送っていると・・・さっきまで拓海が座っていた方から舞の声がして来た
「詳しく聞かせてもらうわよ」
デートの内容を一通り説明すると舞はものすごい不機嫌になった・・・
「なんであなたに笑顔を見せるのよ!!」
そう言っている目は、ある意味かなり怒っていて・・・私を睨んでいた・・・
「さぁ~私が知りたいわよ・・・だいたい・・・舞が言っていたおどおどして様子なんて全くなかったし・・・大体、私のこと気にも留めてないみたいだったし・・・」
「えっ?どういうことよ」
「映画の時、一応、天野を見ていたんだけど・・ずっと映画に夢中だったし~」
すると舞は私を指差した
「それって・・・いつものことよ!!だいたい、いつも映画に連れて行って、しかも、自分の好きなものばかり見て、完全に私のことなんか無視なのよ!!」
「そうなの?」
すると舞の携帯がなった・・・多分メールだと思うんだけど・・・・すると舞は
「ごめん・・・」
そう言って携帯を見ているのかと思っているとメールを打ち出した・・・するとすぐに返信が・・・そんなやり取りを待つこと10分ようやく終ったらしくて、私のほうを見た。
「でっ?どこまで話したっけ・・」
結局、舞から聞けたことは、最近は会話がなかなか出来ていないこと・・・気がつくと何故かおどおどしているように見えて、的外れなことを言ってくること・・・それと・・・舞には結構メールが入ってくること・・・そんなことくらいしか分からなかった。
で?私はどうしたものか・・・今日の明日でもう一度天野とデートすることって・・・頭が痛い・・・




