対決 3
舞は睨んだまま・・・完全に勘違いをしている。必死に取り繕う私だったが頑として話を聞いてもくれない
「だから~本当に、舞と天野の仲を・・・」
「そんなの信じれる?大体、なんであなたがそんな手助けをした訳?」
そう言いながら舞は私のほうを冷ややかな目で見ていた。とにかくちゃんと説明しないと・・・
「そ・・それは・・・頼まれて・・・仕方なく・・・」
そこまで言ってみたものの舞はチラッと私のほうを見てチッと軽く舌打ちをして睨んできた。
「やっぱり・・・一也に気があるのね・・・いや・・・ずっと影で付き合っていたんでしょう?白状なさいよ!!」
「あのねぇ~・・・」
こんなのに付き合ってられない・・・全く聞き入れようとしない舞の態度に思わず目を逸らすとそのしぐさに舞はさらに突っ込んできた。
「本音が出たようね?」
「はぁ~?」
驚いて大きな口を開け呆然としていると・・・・
「最近、一也のおかしかったのよ・・・おどおどしていたり・・・なんか間の抜けたことを言ってみたり・・・そうっよね・・・やっぱり・・・浮気していたからなんだわ・・・」
もう・・・付き合ってられない!!
バン!!
再び机を叩いた私は立ち上がった。目の前には意外な行動をした私に驚いてじっと見ている舞の姿が・・・
「いい加減にしてよ!!私帰る!!」
そのまま喫茶店の外へ出て行った・・・そして、しばらく歩いていると
「待って!!」
舞の声が後ろから聞こえてきた。けど、私は人ごみを掻き分けつかつかと歩いていると
「待っててば~!!」
舞は私の腕にしがみ付いてきた・・その瞬間、周りの視線が私に集中した・・・な・・なんとばつが悪い・・・しかも、一部ではヒソヒソと話している声が聞こえてきた・・・しかも、振りほどこうとするが彼女は私の手をしっかりと掴んで放そうとしない・・
「離してしてよ!!」
「嫌よ!!」
ふと我に帰ると周りの視線が冷たい・・・抵抗するのをやめてじっと舞の方を見た。すると舞は動かない私にじっとしがみ付いて
「死んでもはなさないから・・・」
こう呟いていた・・・というより・・・半分泣いているようにも見えた・・・と言うことは彼女は本気で天野のこと好きなんだ・・・そう感じたんだけど・・・やっぱり天然舞よね・・・周りの人が私達を見てヒソヒソと話しながら時折視線を逸らし逃げるように・・・歩いて行く人も・・・これって?とにかく舞を
「逃げないから離してよ・・・舞・・・」
そういうと彼女は顔をゆっくりとあげた。
「本当に?」
「うん・・だから・・・はなして?」
「分かったわ?」
こうして舞は私の手を離してくれた。そんな時だった。
「あの~?」
振り向くと見知らぬ男性が・・・
「なにか?」
「店のものなんですけど・・・お勘定を・・・」
「あ・・・?」




