天野からの電話 3
天野自信もそれどころではなかったはず・・・けど・・・何とか私の元へ来てくれた・・・そして、拓海に事情を話し始めた。
「あ・・天野です・・・」
「君か・・・」
そういうと拓海は一瞬私の方を見たと思うと腕を組んでじっと天野を睨んだ。ただ申し訳なさそうに立っている天野は話を続けた。
「あ・・はい・・今回は、さとみさんのご迷惑をかけまして・・・」
天野がそこまで言った時だった。私の横からヒステリックな声が聞こえてきた。
「あなたね!!彼氏に手を出してきたのは!!」
その声に驚き振り向いた私をビンタが襲ってきた。
バチーン!!
炸裂したビンタによって私は椅子から転げ落ちた。そして、不意を突かれた私はいきなり胸倉を捕まれ、なすすべもなく幾度々なく前後にゆすられていた。
「どんな神経しているのよ!!」
急な出来事に唖然として見たいるだけの二人、助けようともしてくれない・・・未だにゆすられていた私だったが、ようやく私が両手を掴んで立ち上がって叫んだ!!
「いい加減にしてよ!!私が何したって言うのよ!!」
「何言ってんのよ!!私の彼に手を出しておいて!!」
「だいたいあなた誰よ!!」
「それは私の台詞よ!!」
そんな喧嘩をしている私達の横から男性の野太い声がしてきた。
「あなた達、何やっているんですか!!お客様の迷惑になるから出て行ってください。」
二人で横を見ると、身長は180cmを超え、しかも筋骨隆々で細くとがった青色のサングラスをした店員がただでさえ、いかつい顔をさらにいかつくして立っていた。しかも、とてつもなく怒っている表情を浮かべて、その恐怖に私たちは、思わず声を失った。
「あ・・」
すると、その店員は外を指差して
「早く出て行ってください。」
「えっ?」
「出て行けってんだよ!!この女!!わからねぇのか!!」
「「はい!!」」
こうして私と舞は店外へばらばらに逃げ出した。さっきまでの喧嘩のことも忘れて・・・




