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第3章:淀津狭間之母皇〜よどつはざめのははすめら

オリジナル小説ですが、非常に長くなります。

長編モノです。

タイトルの通り、【神代】に巻き起こる様々な民族紛争、宗教戦争、大規模惑星間戦闘等を描く、各章・エピソード毎に登場するキャラクター達が織り成す群像劇SFファンタジー?

広大無辺な宇宙に展開する天津国、中津国、黄泉津国

時は神代。

神々が天降りて広めし天孫が統る現し世の世界

天孫が統治する星々の大地にて天の益人等が犯しけむ種々の過ち、咎、罪穢れ・・・

血と憎悪とが悪しき因果を産み、人々を狂気へと駆り立てる。

神々の血を嗣ぐ者達がその欲念で燃え盛る大地を血と死でもって彩ってゆく・・・

そして神々は決断する

現し世の記憶を語る事代によりて。

『腐敗の極みに達したこの世界。存続させるに足るモノであるか否か』の審判として様々な時代に生きた神々、天孫、人々等の記憶が語られる。

それが【神代之皇記】

いきなり、3章からになりますが、各章・エピソード毎に分かれてますので、何処から読んでも問題無いとは思います。

が、いきなりの展開で世界設定やら、相関図無しではワケワカメなのは確実だろうから、設定や相関図を併せてアップ予定。

なんか手書きの相関図とかになりそう・・

キャラクターについても説明解説が無いと解り難いので、書き溜めているキャラクターのデザイン画を併せてPixivにてアップして行く予定です。

キャラクターが非常に多いため、1キャラ1キャラ完成イラストで挙げる程の時間が取れないので、下描きのままでのアップになるかと。

  「ショジャーナ・ウッデンバーグ」

アクナレア皇国

天之八津雲之磐舟あまのやつくものいわふね

「Cloud-9《クラウドナイン》」

皇祖皇太東之宮こうそこうたいあがりのみや~参詣道苑内

ヘザー「ショジャーナ!ショジャーナ・ウッデンバーグは何処におる?!帝の御用命である!早急に参内致せ!ショジャーナ!ショジャーナ・ウッデンバーグ!」

ヘザー・フォル・ポルトミアがいつにも増して苛々しながら眉間に皺を寄せ、18cmの強化ナノカーボン繊維製のピンヒールでドズッ!ドズッ!と石畳に穴を穿ちながら、重機の如き勢いでショジャーナを呼んでいる。

 ~南宮なんくう

 天津太政臣人官乗之宮あまつだじょうおみとかんじょうのみや

天津太政臣人官乗宮内の書庫

 ヴァンナ「ええっと・・・お嬢さん?帝がお呼びの様ですよ

 」

 ショジャーナ「ブツブツ・・ブツブツ・・。」

ショジャーナは紫檀製の強固な造りの机の下に潜り込んで何かに取り憑かれたかの様にヘザーが最も嫌うであろう【天津臣人顧心之書】を朗読している。

 ヴァンナ「ええっと・・お嬢さん、ポルトミア家の鬼子母神さまが貴殿を呼んでおりますよぉ~」

ヴァンナは腰を折り頭を踝の位置にまで垂れてショジャーナの顔を逆さに見下ろすかの様にして覗き込みながら再び声を掛けたが、尚もショジャーナは一心不乱に呪文を唱えるかの様に先の書を朗読しているのみで、ヴァンナには見向きもしない。

ヴァンナ「・・・。」

 反応を見せないショジャーナに意地の悪い表情を浮かべるとスクッと姿勢を戻し、書庫の出入り口へと向かいバタンとドアを閉めると電光石火の如き速さで東之宮の参道から南宮の門にさしかかる交差道にヘザーの姿を見付けるや否やヘザーの重機の如し歩みを遮る様にその前に立ちはだかった。

 ヘザー「お?!おっと!な、なんだ!?」

唐突に目前に立ちはだかった男に苛立つヘザー。

 ヴァンナ「これはこれは~ポルトミア家の不世出の胡蝶蘭!ヘザー殿下。その見目麗しさと、ベヘモットの如き力強き歩み!何ともそのぉぉ~神々しさと重戦車の行進入り混じる存在感があらゆる者の目を奪いますなぁ~」

 ヘザー「お前かヴァンナ・・どーでもいいが、私のピンヒール音を聞いて前に立ちはだかろうと思うのはお前とアウクストゥくらいなもんだが、間違って事故っても一切責任は負わんぞ」

 身の丈195cmのヴァンナに対してヘザーの身の丈は228cm。

その長身と得体の知れない膂力に身を竦めるのが大凡の人の反応であるが、天皇大帝直轄の黒火呂衆、赤火呂衆の舎人等はそれに当て嵌まらない規格外が常。

ヴァンナもその一人である以上、ヘザーのその女丈夫なる風体に怯む事は無い。

 ヘザー「で?何の用か?ヴァンナ卿」

横柄な態度を少しく和らげ大地を蹂躙するが如し勢いも抑し直して、ヴァンナに問うヘザー。

ヘザーの荒ぶる鬼子母神ぶりが唐突に引っ込められて、『およっ?』と拍子抜けするヴァンナ。

 ヴァンナ「いえね。わたくしからの用自体は無いのですが。ヘザー殿下がお探しのモノに心当たりが御座いますので、老婆心ながらお伝えしようかと思いましてね」

口角を真一文字に噤むと見せ掛けて右口角に癖のある微笑を漏れさせるヴァンナ。

 『チッ面倒くさい男だな・・・』と内心舌打ちしながら

ヘザー「殊勝な心掛けだな、ヴァンナ卿。帝が貴奴に御用命との事でな。ま、どうせ帝が亦余計なおせっかいをするつもりなんだろうが・・・その度にコッチは毎度部下の尻拭いをさせられる羽目になる・・それもこれも私の役回り故な訳だが」

チラッとヴァンナの表情を一瞥するヘザー。

そのプレッシャー視線にもすっとぼけた表情で目線を合わせずに素知らぬ顔をするヴァンナ。

ヘザー『すっとぼけおって!道化モノが』と思いつつ「・・・で。何処におる?」とヴァンナに問う。

ヴァンナ「ご案内致しましょう。こちらにおいででございますよ」

 笑みを浮かべながら、嬉々としてヘザーを促すヴァンナ。


 南宮~天津太政臣人官乗宮内~第拾書庫

この書庫は主に正三位以下の官吏が足繁く通う書庫であり、式部、治部、刑部が扱う諸々の記録や資料を保管する為の書庫である。

またアクナレア皇国では貴族制(家柄)による官吏登用は行わない為、庶民が官吏試験を受ける際に必要となる様々な専門書も蔵書されており、年二回行われる官吏登用試験前に一般開放される書庫向けの参考書の類も数多く蔵書されている。

官吏の心得とも云える古典の宝庫となっている。


 ドォゴォォォッーン!!!

書庫の扉が物凄い勢いで蹴破られて200kgの両扉が20m吹き飛んで書庫奥の壁にめり込んだ。

 ショジャーナ『!!?!!』

紫檀製の机の下に潜り込んでいたショジャーナはヒョコッとその小さな額と両の眼のみを覗かせて書庫入口に目を向けたが速いか即座に机の下に再び潜り込んだ。

ショジャーナ『な!な!な!なんで?!アイツが来てんのよぉ~~』

ショジャーナが狼狽えながら、次の刹那の対応策をフェムト秒で思考する。

 ヌォォオオオオオ~と言う擬音が聞こえて来るかの様に粉塵のスモークの中から姿を現すヘザー・フォル・ポルトミア。

 コッ!

先程までの重戦車の如き歩みの勢いが嘘だったかの様な軽やかなヒール音を一つ弾かせたかと思うやいなや、

こぉぉぉおおおおー!!」

と落雷の様な轟音を轟かせ後ろ腰に佩いていた天津太刀を一閃させるヘザー。

 シャン!!カァァァーン!!ゴドォォン!

ショジャーナが隠れていた紫檀製の机がなます斬りにされ、三つに割ける。

 強力な剣圧で紙切れの様に宙を舞う紫檀製の机。

ヴァンナ「オホォー♪一太刀でw」嬉々とするヴァンナ。

 ンゴッ!!ボボッ!

宙を舞った筈のバラバラになった紫檀製の机がヘザー目掛けて音速で飛んで来る。

ヘザー「悪手だな」

コッ!と軽やかなヒール音を弾かせると左右に分裂するかの様に回避する。

が、避けた机の断片の死角にショジャーナが潜む。

ヘザーは避けた刹那に視界の端に、飛んで来た音速の机の断片の中に隠れ潜むショジャーナを捉えたが、ショジャーナの黄泉津狭間伊弉冉之太刀よもつはざめいざなみのたちの一閃がヘザーに迫る。

 ヘザー『はっ?なんでこの太刀をコイツが持ってる?!なっ?!!』

ヘザーは光の速さで思考を巡らすが、ある事に気付いた事による逡巡がショジャーナの太刀への対応に遅れを取らせた。

 ズッズズズズズズズ

空間に漆黒の裂け目が現れる。

ヴァンナ「OMGオマイガッー」

棒読みで驚いたかの様に声を上げるヴァンナ。

『ヌっほろホッホッホ~wwwコレよ♪コレ~!見たかったのは~ww』

ショジャーナの太刀が走った空間に裂け目が生じたかと思ったその刹那にヘザーは姿を消していた。消していたと言うのは正しい表現ではなかろう。

ヘザーはその空間の裂け目に瞬時に吸い込まれたのである。


 天皇大帝の居所~天津東之七磐根十津火宮内あまつあがりのなのいわねとつほのみやない~最奥宮~

天皇大帝が七色に光り輝くオパール製のテーブルの上でKajaと昼下がりの紅茶タイムを愉しんでいる。ティーポットは国宝級の古代白磁、ティーカップはヴァスキン皇国製のワンセット400万するティーカップである。

kaja「あのぉ~陛下?」

天皇大帝「ん?ナニ?」

Kaja「何故、ヘザー殿下にショジャーナを喚びに行かせたんですか?」

天皇大帝「え?(゜_゜)うーん。何故て問われてもだね~手が空いてそうだったから??」

Kaja「ふーんそうなんですか?」

天皇大帝「たぶん(笑)そんな理由だったような(笑)」

Kaja「陛下・・最近見かけない黄泉津狭間之太刀って誰かに預けておられるんですか?」

天皇大帝「?黄泉津狭間之太刀?はて?どうしたっけ・・・」

Kaja「覚えてらっしゃらないんですかぁ~?ポリポリポリ」

紅茶のアテにウナギパイを食べるカヤ。

天皇大帝「うーん。箪笥にしまったような~長持に入れたような~・・」

Kaja「フォレスト教皇から託された大事な太刀じゃなかったんですかぁ?」

天皇大帝「だよね?アレ??ホントどこにしまったっけ??ん?」

何か言いたげなカヤだが、ウナギパイが美味しくて、次から次へとウナギパイを口に運ぶので言葉に出来ずにいる。

その間もずっと其処でも無い。此処でもない。と思い出せずにいる天皇大帝。

自らの記憶を辿りながらゾワゾワする感覚に得体の知れない不安を覚えつつ、無意識下に天然全開で最良の一手を打つ!

オパール製のテーブル横のブルーアンバー製のキャビネットの引き出しから秘伝のみたらし団子を取り出す天皇大帝。

Kaja「ああああぁー!!それは!幻の下賀茂社の御手洗団子ぉぉぉー!」

何か言わなければならない事があった筈のカヤも甘味食欲に頭を占められ、すっかりどーでも良くなっている。

 「うもーい♪」

 「うもーい♪」

二人してみたらし団子を頬張りつつ、歓喜の流行語を口ずさむ。

天皇大帝「!!!あっ!」

Kaja「(クチャクチャ)」

天皇大帝「ショジャーナだ!太刀を預けてたのショジャーナだよ!」

Kaja「ですよねぇ~(クチャクチャ)でもって、喚びに行かせたヘザー殿下とショジャーナさんは犬猿の仲ですよ。陛下?」

天皇大帝「ゲッ!!!!」

今になって漸く事の重大さに気付く天皇大帝。

顔面蒼白になる。

天皇大帝「ゲゲゲ!どうしよ!?」

慌てた勢いでガタンと椅子を尻で弾き飛ばして立ち上がる。

「どどどどうしよぉ~もう遅いよね?・・」

Kaja「(クッチャクチャ)でふね」

御手洗団子を頬張りながら、応えるカヤ。


 南宮~書庫内

ショジャーナ「し、し、しまった!!陛下から預かった太刀を抜いてしまった・・・。」

顔面蒼白を通り越して顔面土留め色になるショジャーナ。

死んだ魚の目になる。

ヴァンナ「そのぉ~太刀わぁ~抜いたら放置はぁ~厳禁でおます~~」

そう言うなり、瞬時にショジャーナの背に回り込み、背後から手を添えショジャーナが持つ黄泉津太刀を鞘に納めるヴァンナ。

ショジャーナ「うう・・」

ヴァンナ「お嬢さ~ん。ヘザー殿下が狭間に送られてしまいましたよ」

ショジャーナ「・・・。」

茫然自失のショジャーナ。

ヴァンナ『うほほほwwこんな面白い瞬間に立ち会えるなんてワタシはなーんて果報者なんでしょ!!』

事の顛末に内心笑いが止まらないヴァンナ。

ヴァンナ『さてと。このまま知らぬ存ぜぬでこの場を去っても良いのだけれどぉ~ヘザー殿下の成り行きも見たいし~wwどうしよっかなぁ』

等と仲間の不幸をおかずに飯を何杯お替わりしようかとほくそ笑んでいたその時。

 「ええじゃないか~♪ええじゃないか~♪至福千年ええじゃないか~ええじゃないか~♪ええやおまへんかぁ~♪」

と謎に陽気な音頭の歌声と共に書庫の吹き抜け窓から空間を飛び越えて降臨するモノが現れた。

 「おやおやおや。ヴァンナやおまへんか?こないなとこで何してまんねん?」

そこに現れたのはからす、ベルベノ、右近と左近を従えるホィージャの5人。

烏は珍しくスッピン。ベルベノは相変わらずの虚無僧スタイル、ホィージャは右近と左近の肩に担がれながらの登場である。

ホイージャに傅く右近と左近は身の丈二米、体重240キロもある筋肉お化けであるが、右近はそのマッチョ過ぎる巨躯に熊の頭の被り物と両手に鉤爪ブラックレザーのレスリングパンツにチタン製の下駄、左近は黒光りする巨躯に猫耳付きの被り物と猫の尻尾を付け両手に猫パンチグローブを装着している。

ヴァンナ『ウゲゲゲ・・ややこしいのが来やがった・・。』

ベルベノ「・・・。」

ホィージャ「お。ショジャーナ顔色が最悪だな。部落出身みたいな貧相な顔付きになってるぞ。アハハハ~!あー辛気臭ッ」

先程まで、笑いを堪えるのに必死な程にテンションが昂ぶっていたヴァンナもこの3人の登場で一気に表情が曇った。

ヴァンナ『はぁ~・・もう今日はここらでお開きかな・・』

ホィージャ「おいおい。此処らでお開きなんかにさせないからな。お前にも任務完了まで付き合って貰うから。」

ケタケタと腹話術人形の様な不気味な笑みを浮かべながら、ヴァンナの心を読み取り、ドスを利かせるホィージャ。左右の右近と左近も鼻息荒くし、ゴリラの様に胸を力強く叩き鳴らす。

烏「ヴァンナ、帝の勅命である。協力して貰うぞ。」

ベルベノ「・・・。」

ヴァンナ「協力と言われてもだねぇ、私は書庫で調べ物をしていただけで、突然の出来事で何が起こったのやら、サッパリですよ」

恰も関係ないかの様にそそくさとショジャーナの背後の砕けた椅子を拾い上げて素知らぬ振りをするヴァンナ。

ホィージャ「ショジャーナ!君がヘザーに仕掛けたのかい?!まさかのまさかだよねぇーハハー!!」

ホィージャが右近左近の肩から下りてショジャーナに顔を近付けつつ質問する。

ショジャーナ「い、いえ・・わたしは陛下からある太刀を託されておりまして・・そのわたしの力では到底御し切れるモノでも無く・・ひたすらに目に付かぬ様にと・・・」

ヴァンナ『一芝居打つか・・』

「あああー!!お嬢さんが佩いているその太刀!もしかしてモシカシテー禁断の黄泉津太刀では?では?」

ショジャーナ「はっ!!」

ヴァンナの白々しい指摘に漸く問題の太刀を人目に触れる形で腰に佩いている事に気付くショジャーナ。

 ショジャーナ「見ましたね・・・見ましたよね?コレ・・」虚ろな視線を泳がせながら、烏等をゾンビの様な生気の無い眼で睨む。

烏「見るも見んもないやろwwそんな目立つ太刀を腰に佩いとんやからw」

Wheeja「へぇ~ほぉーほぉーほぉ~それが例の黄泉津太刀なのね~どれ、アタイに貸してみな」

と言うなりショジャーナが持つ太刀をひょいと奪おうとするホィージャ。

ショジャーナ「な?!!イケませんッ!!」

ホィージャが太刀に触れようとするかしないかのその刹那にその太刀の柄周囲に漆黒の瘴気が噴き出したが早いか、ホィージャの伸ばした右手が消し飛んでいた。

烏「!!?」

ベルベノ「ぜんだれずのべれでぬ」

相も変わらずの理解不能言語が漏れる。

ショジャーナ「ダメなんです!!」

Wheeja「ふーん。そう言う事か。用心して利き腕出さなくて良かったわ♪アハハハ♪」

右手が消し飛んだ事に全く動ずる事なく、あっけらかんと高笑いするホィージャ。

烏「ほんなら。ショジャーナもろとも最奥宮に行って貰わんとアカンな。戻ろか。右近、左近イケるか?」

右近「うううぅおおおごごぉ~ムリ」

左近「そう。ムリニョ。飛ばせるのショジャーナだけ。この太刀はムリニョ。」

右近はフンゴフンゴ!鼻息荒くしながら不満そうに大胸筋をピクピクさせながら岩の如き両拳を三度叩き鳴らす。

左近は猫耳をピクピクさせて尻尾を器用に【ムリ】と言う形にさせて答える。

烏「・・しゃーないなぁ。ショジャーナ我々と東之宮まで来て貰うで。帝がお呼びや。」

ショジャーナ「ううぅ・・帝が事の顛末をお知りになったらばー!!打ち首獄門に処されてしまいますー!!ああああぁ~殿方もしらずにぃ~処女おとめのまんまぁ~女としての悦びも知らずにぃ~短い生涯を閉じて物哀しい墓標となるの嫌ぁぁ~!!」

ショジャーナは顔を赤く染め、眼を涙で充血させながら、絶望に打ち拉がれるかの様に悲嘆の表情で言った。

Wheeja「テメェ~のユルッユルマンコがぁー?男の味を知らぬだとぉ~?!ギャグで言ってんのかぁー?糞ビッチ三人衆の片割れのお前ガァ~?!」

めちゃくちゃキレ顔で顔が般若になるホィージャ。

烏「なんやそれ?(笑)糞ビッチ三人衆って?誰と誰の事やねんな?」吹き出す烏

普段、隠密活動を常としている烏にとっては巷の世相に疎いのは至極当然の事であり、帝直下の舎人等が世人から何と呼ばれ、どの様に話しのネタにされているのかは知る由も無い事であった。

ヴァンナ「ん~っとなんかそう言えば・・タブロイド紙の表紙でそんな見出しを目にした様なぁ・・アレ、ショジャーナ女史なの?!」

ヴァンナがまたぞろ白々しいツッコミを入れて来た事に苛とし、一気に沸点に達するショジャーナ。

ショジャーナ「んなワケねぇ~だろッ!!ボゲッ!!」

泣き崩れる淑女の体を見せていた態度をガラリと変えて中指おっ立てヴァンナに食ってかかるショジャーナ。

ショジャーナ「オイッ!ゴラッ!そこなオリモノ女!!」

唐突にホィージャに舵を切り、ガンを飛ばすショジャーナ。

Wheeja「オリモノ女だぁー??MotherFuckin Whore!そのビラビラユッルユルッ腐れマンコから真っ二つのヒラキにされたいのか?ああぁ?」

と言うなり、右近の口の中から黒い刀身に緋色の半月ラインが入った三尺四寸程の異形なる太刀を大道芸人の様に取り出してぬらりとショジャーナの股の間に刃を向けた。

ショジャーナ「あんだ?!右手だけで足りないんなら、二度とイケないようにそのモロ感ビーチク諸共!テメェのホトも抉り消し飛ばしてやんよ!!」 柄の悪い暴言を吐きながら帝から預かる例の太刀に手をかける。

Wheeja「腐れマン〇勘違いするなよ。その太刀はお前ガァ使うもんじゃないんだよ。帝の太刀だ!勝手に抜いたお前わぁ~その時点でアウトォー!

な上に~ヘザーに後でヌッ殺される運命だからなぁフヒャハハハ♪ま、その前にうっとうしいからこの場でアタイが引導渡してやるよ!アハハハ♪♪♪逝になッ!!」

とと言うが速いかホィージャが天津八坂布流己玉速流離日之太刀あまつやさかふるみたまはやさすらひのたちを振った。その一閃する間、烏、ベルベノ、ショジャーナの三人の一挙手一投足がコマ送りの様になる。

故に、ホィージャが太刀を振った瞬間も太刀の切っ先が空間を裂いた瞬間も、誰も認識しえなかった。

どう言う事かと言うと、ホィージャの右位之太刀(右近の体内から取り出す太刀)は使用している間、時間の流れを一太刀毎に遅延させる事が出来る能力を帯びた太刀なのである。 それ故に、この太刀に反応し得る者はこの太刀と対をなす黄泉津太刀を持つ者しか存在しない。が、その黄泉津太刀を所有しているのもホィージャであり、左近の体内に納められている太刀がそれであり、ホィージャの攻撃に対応し得る者は皆無と言って良かった。

この太刀を振るう者と鞘の役割を担う右近左近両名は、この時間遅延タイムディレイの影響下には無い。

太刀の影響下にある者等は遅延する時間の中に内包され、凡ての動き、認識さえも遅延する。

如何な剣の達人であれ、如何な反射神経の持ち主であれ、遅延する時間に絡め捕られている間は、無力な赤子同然と化すのである。

一太刀、二太刀、三太刀!

とホィージャが空を三回斬ると、ショジャーナのその動き、反応速度は足下の地面を這う蝸牛よりも遅く愚鈍になっていた。

ショジャーナ以下、烏、ベルベノ、ヴァンナも動きが鈍重になっているが、空の鳥、地面を這う蝸牛、草木の虫々はいつもの動きであり、影響を受けていない。

この太刀の能力は知的生命体以外には発動しないと言う事である。

ホィージャ「うっフフフーン♪アハハハハハ~!雑魚がッ」

圧倒的な能力を相手に発動し、その征服感に満たされ昂揚するホィージャ。

「アタイに楯突こうなんて、100京年早いんだよ!生まれ変わって出直してきな!アッハハハハハ~」

そう吐き捨てるなり、刀身が左右に開き禍々しい緋色の瘴気を発する太刀を圧縮するかの様な速度でショジャーナの性器目掛けて斬りつけた。

が、その切っ先がショジャーナのホトに達する前、ホィージャの左手首に弾丸の様に突き刺さるモノがあった。

ホィージャ「ッ!!?」

ホィージャは左手首に走る激痛に太刀を落としそうになる。

「くっ・・なんだ?」

左手首に目をやると、三匹のスズメバチが毒針をザクザクッと執拗に刺している。

ホィージャ「あ?!なんで蜂が?!」

ホィージャが蜂に気を捕らわれている間に時間遅延タイムディレイが解除され、ショジャーナ以下四人の【時間】も元に戻った。

己の股間にいつの間にやらホィージャの太刀の切っ先が迫っていたのを認識するや否や顔を青ざめさせながら、音速で飛び退いて間合いを取るショジャーナ。『ッ?!』

ホィージャ『・・・。』時間が元に戻るのと同時にホィージャの手首のスズメバチも憑きものが取れたかの様に唐突に飛び立って澄み渡る蒼天に姿を消した。

ホィージャ「コレってさぁ・・誰のイタズラなのよ?」

烏「んあ?!ホィージャか・・右近の使うたんかいな?」

ヴァンナ「?!・・」訳の解らぬヴァンナ

烏「なんや?抜いといて仕留め損なったんか?ホィージャw」

嗤うカラス。

ホィージャ「ねぇ、ベルベノ?」何故かベルベノに問うホィージャ。

ベルベノ「あっぶんだるべのん。KAJAいーだべるべのん」

理解不能言語で答えるベルベノだが、何故かホィージャと烏には理解出来るらしい。

ホィージャ「やっぱりか!」舌打ちするホィージャ。

烏「え?カヤに邪魔されたんかいな?(笑)姉妹共々喰えん奴等やのぉ〜w」

ヴァンナ「どゆこと??」怪訝な顔付きで素っ頓狂な声を挙げるヴァンナ。

ホィージャ「アタイ等、信用されてないって事ね・・・」

烏「右近の太刀抜いとるお前が言うなww」

ベルベノ「・・うごんどーまるべるべのん・・」ションボリ項垂れる様子のベルベノ。

ショジャーナ「どういう事よ?何なの~!」狼狽するショジャーナ。

      東之宮 最奥宮

天皇大帝「ごめんねカヤ。昼下がりの御楽しみのティータイム中に・・」

リラックスモードだった、天皇大帝がいそいそと正装していると言っても宮女達に身繕いさせてる訳では無いので、長持から急場で引っ張り出して来た、簡易な衣装を自分で着付けしている。

Kaja「(クッチャクチャ)かまいませんよぉ~(ウマッウマ)数量限定のレアな京菓子をこんなにお腹いっぱい食べさせて貰ってますし~」

至福の表情を浮かべつつ、口角に不格好な食べカスを付けながら応える。

天皇大帝『よ、よかった(^-^; こんな時の為にアウトに買いに行って貰っておいて・・』毎度くだらない御使いにかり出され、不満顔のアウクストゥ・ヴェル・フォンゲの姿が浮かぶ。(両手に紙袋を何個も握りブー垂れるアウクストゥ)

Kaja「姉が太刀を抜くと面倒なので急いで下さい陛下(クッチャクチャ)

顔を後ろの天皇大帝に向けて促すが、両手はテーブル上の和菓子の包み紙を器用に見もせずに剥がしている。

天皇大帝「うん!解ってる!」いそいそと身仕度する天皇大帝。

チラリと横目でカヤの粒あんが付いた左横顔に視線を投げ掛ける。

ササッサササ!と落ち着きの無い挙動不審者の様にカヤの右左をウロウロする天皇大帝。

カヤの方は、ぼた餅を頬張りながらご満悦顔で天皇大帝の焦燥など気にも留めない。

2個目3個目と口に放り込むと何かに勘付いたのか視線を斜め真上に泳がしつつ

Kaja「あ〜陛下、姉達ですが直にこちらへ戻って来る様ですよ〜」

天皇大帝「え?!そなの?」

Kaja「ささ、お茶の続きをしてましょう。水出し珈琲出しますよ~」

拍子抜けした様に天皇大帝は元の椅子に座り、正装に着替えたのをバツ悪そうにしながら、カヤにありがとう♪と応えた。


KajaとWheejaは姉妹である。

Wheejaが姉ではあるが、天孫系なので、時間軸も時系列的にもどちらが先かなど分かったモノではない。

姉妹だと分かったのも、つい一昨年の事であり、姉妹としての情愛はお互いにコレと言ってない様である。

姉妹が生まれた本家では、女子は好まれず、女子が生まれた際には直ぐに下位の分家か乳母の家に縁組される事が慣わしとなっており、Kaja、Wheejaの両名もこのしきたり通りに分家へと縁組されたのである。

本家に男子が恵まれ無かった場合は分家から男子を長子として迎える。

この縁組が元で、下位の家より野心を抱く親者が本家乗っ取りを企み、過去幾度となく親族間での流血沙汰が起こり、カヤとホィージャ両名が出生した代においても流血を伴う御家争いがあった。

この諍い・御家騒動の為に、二人は物心付く前に引き裂かれ生き別れの境遇となったのであった。

本家に貴重なる男子長子を差し出し、代わりに縁組されるのは不要な女子とあっては、分家の鬱憤が溜まるのは必然であった。

本家の父長が事故死したのを切欠にして御家騒動が巻き起こり、分家ハバラック家が謀反を起こし、本家に差し出した皇子を担ぎ上げ本家乗っ取りを企んだのである。

このお家騒動は、ウルク神家(本家)の禁軍さえも出動する程の戦闘へと発展し、紛争の様を呈した。

ウルク神家の軍力は陸海空に及び、総兵力七万を超え、対するハバラック家の総兵力は二万五千余り。

本家は禁断の殺戮兵器〜淵忌エンキをも投入し、圧倒的な大殺戮を持ってハバラック軍を恐怖の下に制圧した。

この争乱の処理に当たっても、本家の皇后は容赦なき酷薄さをもって裁いた。

遅疑する事なく、ハバラック家直下の血縁一族郎党を皆殺しにし、臣下等の親類縁者の女子供のみを例外的に強制労働惑星への島流しに処した。皇后のこの酷薄極まる処分に他の分家の者達は畏れ慄き、何人も批難の声を挙げる事は無かった。

では、何故カヤとホィージャが生存しているのか?

そのエピソードはハバラック家のキチガイ姫【スフォンジャ・ハバラック】登場エピソード

【榛谷ノ午時葵〜はしばみだにのごじあおい〜髑髏の少女】にて詳しく語られる事になるであろう。

※午時葵・ラブダナム(Labdanum)は、シストローズ(Cistus ladanifer)とも呼ばれる香り高い香草である


ヴァンナ「先ほどのは・・いったい・・2人の動きが分からなかったが、どう言う事です?烏殿・・」

既に烏以下、六人は書庫を出て、憔悴して死人顔のショジャーナをベルベノが問題の太刀共々に捕縛し、砂利道を引きずりながら東之宮への参詣道を戻りつつあった。

ヴァンナは不可解でしかなかった。

圧倒的な力を有するショジャーナの黄泉津太刀が何故?ホイージャに通じなかったのか?

ホイージャが問題の黄泉津太刀を防ぎ攻撃に転じたであろうに、何故、ショジャーナはすんでの所で回避して免れたのか?

全てが不可解極まりなかった。

烏「そう言えばヴァンナ卿はホイージャとはほぼ面識ないんやったなぁ。ホイージャの太刀な・・・アレはタイムディレイの太刀や。時間遅延能力もっとんのや」

ホイージャの顔色を覗う事も無くあっけらかんとホイージャの太刀の秘密を暴露する烏。

ヴァンナ「時間遅延タイムディレイ!・・・だからかっ!それで・・・」

『てか、時間操作系はティンヌカミータチ《天津神之太刀》だろ!なんでお前等如きが佩いてんだよ!意味分かんねーし!!

天孫ティンナか中津国のカミングヮ身分のコイツ等が天津神之太刀ティンヌカミータチを使ってる?何のインチキだよ!』

内心狼狽して不快になり赤面しそうになった感情を押し殺して、冷静であるかの様に取り繕うヴァンナ。

烏「しかもや!一太刀毎に時間を遅延させよるんやで。太刀を振れば振るほど相手の動きを制御出来るんやから、そりゃ誰も勝たれへんわなぁ(笑)おっそろしい太刀やで~ハハハ」

ヴァンナ内心舌打ち歯噛みしながら「帝の命令にて留めは刺さなかったと?」チラッとホイージャを一瞥しつつも、烏に訊いた。

烏「アホか。ワテ等はその太刀の回収だけや。その過程や手段はワテ等の自由や。そもそもショジャーナは抜いたらアカン太刀を独断で抜いて使うとる訳やしな・・」

ホイージャ「アタシの妹の仕業さ。帝の追加勅命だろ。カヤに邪魔されたんだ・・あー!いけ好かない妹ッ!!」

苛々しながら、吼えるホイージャ。

ショジャーナ「帝の勅命で・・み!帝は私如きの命を!!」項垂れていたショジャーナは烏等の会話をしっかり聞いていたのか、天皇大帝がカヤを使ってホイージャに真っ二つにされる危機を救ってくれたのだと歓喜の嗚咽を漏らした。

ホイージャ「ふんっ!安堵するのは履き違えってもんだwヘザーの事忘れた訳じゃあるまい?w」

意地悪そうにほくそ笑むホイージャ。

ショジャーナ「はっ?!!」

再び絶望の顔色で地面に手を付いて項垂れる。

ヴァンナ「邪魔されたって・・東之宮・最奥宮から此処まで遠隔能力でホイージャ女史の超絶能力を止めたって?・・・」

ホイージャ「アイツの能力はアタシのとは相性最悪なのさ!!ホントかんに障る妹だよッ!!」

右近左近の肩の上で脚をバタつかせて地団駄するホイージャ。

ヴァンナは『下に恐ろしきはこの姉妹・・・』と背筋を凍らせ身震いした。「おーこわッ」

 ホイージャの光速に近い圧縮された一閃を阻止したスズメバチの攻撃はカヤの能力によるものである。

 カヤの能力は太刀によるモノではなく、生来備わりしウルク神家直系の霊力である。

本来、ウルク神家の特殊能力は男系男子のみに受け継がれる特性を持つが故に、ウルク神家では男子が家長となる慣わしである。

コレは分家の男子にも発現する能力であり、本家に男子が誕生しなかった場合にも、問題が生じる事は無かった。

男子のみに発現するはずの特殊能力をカヤが有しているのには理由があるのだが、それもまたスーことスフォンジャ・ハバラック登場のエピソードにて明らかになろう。

今、特殊能力はあらゆる生物に意識を飛ばし、亦は憑依させて操る事の出来る力である。

あらゆる生物とは言っても、天孫以下、知的生命体等にはこの能力は発動し得ない。

知的生命体以外の生物限定であるし、カヤが認識出来ている生物に対してのみであり、その存在を認識出来ない、出来ていない場合は今能力を投影し得ない。

 ウルク神国の大王(オオキミ)はこの霊力によって、古代デルフォイの巫女の様に神々の神託を受ける役割を持っており、民衆からは(スメラ)や皇子、誉君(ほまれのきみ)と尊崇をもって呼ばれているが、正式な呼び名は

【大祝〜おおほふり】である。

神懸かる現人神として【神と民とを繋ぐ神の神子】としてあおひとくさから尊崇されている。

【大祝】としての神託を受ける際には、神宿る山【宇留〜ウル】の麓に神殿(こうどの)と呼ばれる事細かに則定められた建築方法により建立された本殿、幣殿、拝殿、忌殿等があり

聖典【大祝神座御新下式〜おおほふりみくらおあらうりしき】に厳密に定められてある数々の儀式を執り行い、神霊を預かる【神懸かり・神託】を生来備わる霊力によって行うのである。

あらゆる生物に憑依し、操る事が出来るこの霊力により託宣を行うのである。

この際に依代となる生物は鳥、蟻、蜂、蜥蜴、鼠など様々な種類に及び、大祝が神より預りし事代をオウムなら人の声音でもって、蟻であれば文字を形造り、鼠であれば聖木を噛り文字を刻み等して顕すのである。

この霊力を発動している間、大祝本人は意識を依代に飛ばしている為、身動き一つ出来なくなる。

託宣そのモノも、操っている生物を使って行う為、大祝が言葉を発する事もない。

この丸三日かけて祭祀される御神託の間は、神殿には大祝本人とその託宣内容を読み書き記す【唖好記手部〜おごうしるてべ】(生まれつき唖・おしの者が選ばれる)二人と式に先立って神楽を舞う【玖珠絲神佐美〜くすしかむさび】(七歳の男児と女児)一組を合わせた五人のみであり、この他は何人たりとも同席する事は赦されない。

この為、御神託の三日間、儀式に臨む五人には飲食物は何一つ給仕されない。

にも関わらず儀式を終え、神殿から再び参拝に訪れたあおひとくさに姿を現す際には疲労の後も無く憔悴した体も見られず、血色よく見目麗しいままなのである。

実際、儀式の最中に何も口にしていないのか?と言うとそうでも無く、神託の三日間夕刻毎に大祝が神よりその場で賜る三つの香と二種類の宝石(鉱物)、拝殿周辺に自生する甘松から採れる樹液と南天麦の粉とを練り合わせた

【神真奈比団〜かむまなびだん】と呼ぶ七色の団子を聖体授与の様に拝領するのである。

毎夕刻になると大祝の神託に休息が挟まれ、その逢魔が時に神宿る山【宇留】より神靈が降り、祈祷殿祭壇前の空間に突如として神の手首のみ(先ず右手が現れ次に左手、更に別の右手首)が顕現し、三つの香(没薬、乳香、沈香)と二種の宝石(その時々により異なる)がポロポロと落とされ、大祝がそれを受取った後、すり鉢で細かく砕き持参した甘松の樹液と南天麦の粉と共に練り合わせ団子とする。

この【神真奈比団】を食する事により丸三日間飲まず食わずでも憔悴する事が無いのである。

つづく

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