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晴れ渡る空にチビエマ飛行船

作者: 玉白美琴

何処迄も澄み渡る晴天の空。


幾つものチビエマの国々が地上から天空に居を移した。


魔導石で浮かぶチビエマ天空の諸国。


そんな天空の諸国を一隻のチビエマ飛行船が飛んでいた。


チビエマ飛行船は定期便として運行しており、通勤するチビエマ達をチビエマ諸国へと送り届けている。


今日の目的地は聖騎士王国。


御客さんはキシビト達。


聖騎士王国の飛行場へチビエマ飛行船は着陸した。


キシビト達は礼儀正しく敬礼すると、パイロットにチビエマ金貨を支払って降りていく。


パイロットは今日も一仕事終えたなと欠伸一つ。


チビエマ飛行船は再び浮上し、次のチビエマ御客さんが待つ国へと向かう。


今度の御客さんはケモビト。


獣人中立商業国からの御客さん。


行き先はチビエマ王国。


チビエマ王国とケモビト達で大きな商談があるみたいだ。


サングラスを掛けてパイロットはチビエマ飛行船をかっ飛ばす。


時間ギリギリなのだ。


シードベルト付けたケモビト達も、手足をバタバタさせて慌てていた。


代表が朝寝坊したらしい。


チビエマ飛行船はチビエマ王国へ何とか付いた。


飛行場に着陸すると、チビエマ達が走って来た。


遅いので迎えに来たらしい。


ケモビト達は金貨を支払って慌て降りると、チビエマ達に頭を下げ謝る。


チビエマ達は安堵すると、ケモビト達を連れて宮殿へ向かって行った。


パイロットも安心してチビエマ飛行船を浮上させる。


上空に出て直ぐ。


野生のドラゴンが襲ってきた。


「きゅ!!」


パイロットはドラゴンブレスを熟練の技で避けると、スイッチオン。


チビエマの絵柄の飛行船が左右に開くと、中から巨大な砲台が出現した。


「チビエマ対空砲発射うきゅ!!」


パイロットの言葉と同時に、砲口から魔導砲が火を吹く。


ドラゴンの腹に風穴を開け、ドラゴンは絶命すると落下する。


「きゅお!!」


パイロットは飛行船から巨大アームを出現させ、ドラゴンをキャッチ。


「御馳走うきゃ」


満足そうにパイロットは、祖国地下帝国へと向かってチビエマ飛行船を旋回させた。


地下帝国はチビエマ族で唯一地上にある帝国。


パイロットは母をチビエマ、地下帝国に済むチカビトを父に持つハーフ。


チカビトは日差しが苦手なのでサングラスは秘術品。


チビエマ飛行船はゆっくりと地上へと降りていくのだった。

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