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それから何もなかったように楽しんだ。
戻ると、みんな酔っ払って大変なことに(苦笑)
ちいもどうやら飲まされたらしく、テンション上がってた。
いやちい自身は20歳だからいいんだけど
「誰?ちいに飲ませたの」
「飲ませたっていうより、ちいが誰かの間違えて飲んだ。」
「ぁんのばかっ。はるは、まだ20歳じゃないの分かってるはずなのに」
「いいじゃないの。酔っちゃってるけど、あんなに楽しそうなのに」
「まぁ、飲ませたんじゃないならいいですけどね」
★★
≪ただいま≫
「おかえり~どこ行ってたの?」
≪ちょっとね(笑)≫
いつものじゃない感じで、みんないい感じで酔ってた。
喉乾いて、自分の席にあったグラスを取って飲んだ。
「あっ、それ俺の・・・」
≪えっ?ごめん。あれ・・・≫
急に目が回ってきた。
≪これ何?≫
「ごめん、俺が飲んでた酒だよ。飲んじゃダメだったよね。油断してた」
≪私もちゃんと見てなかったから、ちょっとぐらいなら大丈夫だよ(笑)一応、私は二十歳超えてるし。≫
「っていうか、蓮君が怖い(笑)」
≪大丈夫だって~(笑)≫
酔っ払ってきたのか、だんだんテンションが上がってきたちい。
「なんか、いつものちいちゃんじゃなくて新鮮(笑)」
≪何言ってるの?≫
と、澪の頭をポンポンと叩く。
「うける~(笑)ちい。こっちおいでよ~」
≪は~い。なーに?枢しゃん≫
「枢しゃんってか、ちょっとしか飲んでないよね?」
「一口かな。」
「蓮がいなかったら、もっと飲ませるのに(笑)」
「枢さん。蓮怒らせたら怖いんで。知りませんよ?後でどうなっても(笑)」
「今ここにいないのが唯一救いだな(笑)」
≪あっ、そうだっ≫
【ん?】
≪今日ねぇ。料理したでしょ?≫
「うん」
≪ちゃんと着たんだよ~≫
「なに?」
そういうと、ちいはふらふらしながら厨房に行った。
危なっかしいので、枢らはついて行った。
厨房から戻ってくると
≪こ~れ(笑)≫
そういうと、満面の笑で見せた。
「着てみてよ~俺ら着てるの見てないし」
≪見れたのはぁ~ぱぱとままだけ~≫
「いいなぁ~俺も見たいっ」
≪見たいぃ~?≫
すると、みんな手を挙げた(笑)
≪じゃぁ、着ない~≫
そういいながら、ケタケタ笑ってた(笑)
「天邪鬼さんだ(笑)」
「ちぇっ。見れると思ったのに」
≪だぁめ~≫
「ひとつだけ、手があるかも(笑)」
「あんまり、遊びすぎると後で相手されなくなっちゃうよ?」
「大丈夫大丈夫(笑)皆だって見たいだろ?」
みんなそれぞれ首を縦に振るw
「分かりました♪」
響は、ちいのそばに行って、耳打ちした。
≪ほんと?≫
「うん」
≪じゃぁ着る≫
響は、ちいの頭を撫でた。
「えらいえらい」
「すごっ。何言ったの?」
「それは、秘密(笑)」
≪じゃ~ん≫
エプロン付けただけなのに、みんなのテンションはおかしかった(笑)
【カワ(・∀・)イイ!!】
そう言った所で、郁さんと蓮が戻ってきた。
「お前ら何やってるの?」
「いや~その~」
≪あっ。郁しゃん。おかえりなさい~≫
「ちいちゃんだよね???」
≪うん≫
「誰?ちいに飲ませたの」
蓮がいないと思ったら、水を持ってきていた。
「飲ませたっていうより、ちいが間違えて飲んだ。」
「ぁんのばかっ。はるは、まだ20歳じゃないの分かってるはずなのに」
「いいじゃないの。酔っちゃってるけど、あんなに楽しそうだし」
「まぁ、飲ませたんじゃないならいいですけどね」
すると、ちいが蓮の所に来て、前触れもなくぎゅう~ってしたんだ。
これには、メンバーも驚いた。
ちいは、そんなことするタイプではないと思ってたから。
ちいをソファに座らせて
「ちい?これ飲んで?」
≪やらっ≫
そう言いながら、飲んだ(笑)
そして、蓮に寄り添った。
「結局は、そう来るのかいっ。」
と、それぞれが突っ込んでいた(笑)
「いや、寝てるだけです(笑)」
「えっ?そうなの?」
「はい。」
そういうと、ちいから規則正しい呼吸が聞こえてきた。
「ほんとだ(笑)」
最後には寝てしまった(笑)
「さっきは、俺らの酒の量で酔ってたみたいだしな。それに加え、飲んじゃったから一気に回ったのかも」
「そうだったんですか。飯もめっちゃうまかったから、酒もすすみましたしね」
「だな(笑)」
「また、こんな機会があったらやりましょうよ。」
「だな。スケジュールが空けばな(笑)」
みんな心の中で、【空きますように】と願った。
片付けは、みんなで手分けしてやった。
片付けぐらいはやらないと、ばちが当たるよね(笑)
ちいちゃんが、一人で頑張ってくれたんだもん。




