表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

22/47

021

「ねぇ、もっかい中で飲み直そ?」


そういって、みんな引き連れて戻った。

するとさっきの部屋にERSTEメンバーがいた。


【えっ?いつの間に??】


「ずっといたよな~(笑)」


「ずっと?」


「隣の部屋にいたんだよ。蓮君は知ってたけどな(笑)」


「一緒にはいれないけど、響さんから聞いてお祝いしたいなって。」


「枢を大人しくさせるのは大変だったな(苦笑)」


「ひでー(笑)大人しくしてたじゃないっすか」


「珍しくな(笑)」


「でも、隣って言っても状況分かんないんじゃ」


「だから、色々聞こうと思って(笑)」


「なるほど」

ここからは、飲みが始まった。


「俺らが渡したやつ、ちいが欲しかったものらしいです。」


「そうなんだ。良かった~。」


「悠眞達は、何あげたの?」


「えっと」


「世界に1つ。いや6つしかないものだよね(笑)」


「うん」


「見せてもいいんじゃないかな。俺らも他言しないし。はるにも言わないって約束するから」

みんなを見るとうなづいてた。


「じゃぁ、これです」

悠眞が、代表して渡した。


「これ凝ってて凄いね。」


「ほんとに。6つしかないんだな。手作り感があっていいね。」


「ありがとうございます」


「ちいちゃんの誕生日なのに、みんなの分もあるんだね(笑)」


「ですね(苦笑)でも、ちいが喜んでくれてるんで良かったですよ。」


★★


≪蓮くん。今日はありがとね≫


「どういたしまして。楽しかった?」


≪うん。響君も来てくれて嬉しかったし≫


「そっか」


≪蓮くん?≫


「ん?」


≪ちい何かした?≫


「なんで?」


≪さっきから、あんまり喋ってくれないから(苦笑)≫


「恥ずかしいから言わない(笑)」


≪なんで?≫


「分かったよ。言うよ。・・・あんまり、響と仲良く喋んないで?」


≪えっ?でも・・・≫


「分かってるよ。でも、嫌なんだ。俺がいる時は(笑)」

蓮の顔を見ると真っ赤だった。


≪(苦笑)妬いてくれたんだ?≫


「えっ?あっ、うん」


≪嬉しいね≫


「言わないでおこうと思ったんだけど」


≪うん?≫


「俺は、ちいのことが好き。」


≪蓮くん≫


「ちいが困ると思って、言わなかったんだけど。言っちゃった(笑)」


≪ありがと。この日に言ってもらえるとは思わなかったな。最高のプレゼントだね^^≫


「えっ?」


≪私も好きだよ。蓮くん。でも私は・・・≫


「ちいの事、理解してるつもりだよ。だからちいが気にすることない。」


≪ありがと。でも、響君と喋ってるのは見逃してね(笑)≫


「(笑)出来るだけ俺のいない所でね」


誰(ZWEITE)が見ても、両想いだった二人。

でも、事情が事情なだけに突っ込めなかった。

これからも、変わらないけどようやく踏み込めた瞬間だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ