34話 エピローグ
遅れて申し訳ない……!
カクヨム甲子園用の物語を書いていたら遅れました……。
いつも通りの学校へ向かう道中。
俺の体に突然、後ろから衝撃がくる。自由に身動きが取れなくなり、歩けなくなる。
「うおっ……なんだよ、栞」
当然のように後ろから抱きついてきて、俺を動けなくしてきたこの元凶は水無月栞。俺の弟子だ。
「なんだじゃないわ。例の件について報酬を支払うって言ったのに、なんで3日経っても連絡をひとつもよこさないのよ」
栞は後ろから抱きついた姿勢のまま、そんなことを言う。
どうやら先日の禍津討伐の報奨金がもらえるらしい。俺は辞退しようとしたのだが、栞がそういう訳にもいかないと言って聞かなかったので、その際にメッセージアプリの連絡先を交換させられた。
妹以外では初めての女子の連絡先だが、正直何を送っていいのかわからず、ここ数日は触らずに放置していた。
「分かった、悪かったから!とりあえず離れろ通行人に見られるから!」
「大丈夫よ、人払いの呪符を使ってあるから」
だが、栞は離れようとしない。慌てて周りを見渡せばこの道を歩いている人も車も全く無かった。元からそこまで人通りの多い道ではないとはいえ、通勤、通学時間に人が一人もいないのは本来ならありえない。
「職務濫用もいいとこだろ……つーかそこまでして抱きつく必要あったか?」
「あら、好きな人を抱きしめたいと思うのは自然なことじゃないかしら?」
クスクスと笑われる。
……くそ。顔を赤くしてまで言うんじゃねえよ。自滅してんじゃねえか。いや、俺にも効いてるけども。めっちゃ効いたけども。
「桐原君は大きいほうが好きなのかしら」
……何をとは聞くまい。
今の体勢は、後ろから強く栞に抱きしめられている状態。所謂バッグハグと言うやつなのだが、まぁつまりは、背中には栞の豊満なやわらかい二つのものが押し当てられていることになる。俺が全然嫌がっていないことを見抜かれたのだろうか。
ちなみにだが、禍津を倒した後に栞から俺に言ってきた、栞が俺に恋してるという発言に対して、俺は何の反応もしていない。
……ヘタレと罵るなら好きなだけ罵ってくれ。ぶっちゃけ誰かに好意を向けられるなんて、初めての経験過ぎて俺には対処不能だ。栞曰く、「急いで返答が欲しいわけじゃないから焦らなくていい」と言われたので、その言葉に甘えさせてもらっている状態なのだが。
もっとも、その後に「絶対に私のものにするから、覚悟はしておきなさい」とも言われたのだが。なんか引き延ばせば延ばしただけ断れなくなりそうで怖いし、あんまり伸ばすのも酷いと思うのではやめに結論は出したいとは思っているのだが。
「というか、栞。こんな時間にこんなところにいてもいいのか?お前の学校確かこの辺じゃなかった気がするんだが……ん?ってお前、そ、その服装は?」
「ああ、やっと気が付いたのね。突っ込まれないから無視されてるのかと思ったわ」
栞が着ていたのは、うちの学校の制服だった。
「お前……まさか」
「想像の通りよ。これからよろしくね。桐原君」
そう笑顔で言う栞に頭が痛くなる。
どうやら俺には平穏な日常はまだ訪れないらしい。
……ま、それも悪くないか。
これにて1章は完結で御座います。
次から2章に入るのですがぶっちゃけ割とノープランなので死ぬかもしれません笑笑
しんどくなる時はあるかもしれないので応援よろしくお願いいたします。
1章をお付き合いいただいた方々、ありがとうございました。
2章からもよろしくお願いいたします。
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『君に殺される僕は』
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