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となりの世界は魔法世界  作者: きの
第1章 2つの世界
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第0話 始まりは、夢

「助けて」


 今日も声が聞こえる。

 いや、聞こえるというよりも、頭の中に直接響いてくるといった方が正しい。


「助けて」


 辺りを見渡しても何も無い。周りは暗闇だった。

 手を伸ばし、何かを掴もうとするが、上手くいかない。

 そして、いつものように、


「今助ける!」


 まるでそれまでというように、叫んだところで目が覚める。

 


「またか……」


 男が自分の部屋の天井に向かって息を吐く。

 男の風貌は至って普通だ。中肉中背、歳は20代前半に見える。黒髪で優しそうな瞳を持った青年である。

 男の名前は一条歩。職業はパティシエである。


 歩は最近よく見る夢に悩まされていた。誰かが助けを求める夢。

 釈然としないまま、ベッドから起き上がり顔を洗いに行く。

 変な夢を除けば、いつもの光景だとばかりに朝食の支度に取り掛かる――今日で日常風景が終わるとも知らずに。


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