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異種界  作者: とも行
電子体決戦
26/28

25話 道の行方

要塞からジャングルを抜けて二ヶ月入る、今は砂漠地帯に来ている。

昼間の砂漠だが、寒い……雪が降りついていた。


砂の上を走るつもりか雪上を走り、キャタピラーが空回りし何度も横滑りする。

流石に安定はしない……ヘッドレックスはブレーキを踏む。


横と後の座席を確認して、ひきつりながら溜め息をもらす。

青ざめている三人が、滝あせをかいて膝に拳を強く握りしめていた。


「車酔いか……」


総括が苦笑いしヘッドレックスの肩に手をかけて立ち上がる。

後ろ座席に座る二人を指差しながら言う。


「ヘッドレックス……すまない……ちょっと休ませてやれ……」

そのまま車輌後の、トイレに入っていった。

今さら、総括も強がらなくても良いのだが。

ヘッドレックスは頭をカリカリかきながら、エンジンを切る。

二人に休憩だと伝えて、上部ハッチを開けて外を見渡す。

兵器類をチェックし、防水性の布を被せた。

お揃いのツナギを来た二人が車内から出てきたのが見えた。


「先生方……気分は大丈夫ですか?」

あかねが手をあげて降ってきた。

「あかねは大丈夫です、唯が……」

「……大丈夫……」

ヘッドレックスは三人の状態を考えて継続は無理と判断した。

休ませたほうがいい……女ってやつは……。

「今日はここら辺でキャンプにしましょう……」

「助かるわ……」

苦笑いし唯を看病し始めるあかね見つつ、ハッチを閉め車内に入る。

運転席に座り、右手脇のツマミをバチバチとスイッチを入れていく。

熱探知レーダーを起動、ゴーグルを掛けて外の疑似視界を確認。

熱探知、あかねと唯のシルエットにマーカーが表示され、あかねと唯のシルエットにシステムリンク完了の文字が浮かび上がった、彼女らにはビーコンつけ部外者の区別をつけられる為だ。

マニュアルの手帳を取りだし、今までの手順を答え合わせする。

多種多様に車輌や戦車にはマニュアルが変わっている。

統一性は、もちろんない……任務で専門的に叩き込まれるのだが……。

「教官の名がすたるな……」

面白くないように口を尖らせる。

戦闘員に戻ったら実演演習を練りながらバランス良い教育を考えつつ……、ゴーグルを外す。

「自動熱感知システム作動っと………」

総括が、後車輌から戻ってきた。

「ヘッドレックスも休むといい……私が監視は続けよう」

「了解しました。総括も休んでください……今日はキャンプにしましたから……」

「すまないな……気を使わせたばかりで……」

「言葉に甘えて仮眠させていだだきます、一応熱探知レーダーは作動しておきました、何か見えたらいってください」

「ああ……その時は頼りにするよ」

座席を倒し足を上げて仮眠し始める。


ーーー


車輌の医療スペースで、あかねは砂漠の雪を採取した容器を機械に入れ成分表を見ていた。

目を疑う、成分に放射能の数値高いのだ。

微弱だが、唯は医療ポットに入れることにした。

車の外装に放射能凝視材をまき洗い流した。

機械で念入りにチェックしながら洗い流し、車輌の後ろで放射能防備スーツを脱ぎ捨てボックスに収納。

放射能凝縮材を頭から洗い流し、車輌のハッチから入って医療ポット入り込む。

車内の放射能チェックし、除去システムを作動させる。

放射能対策は万全だ、なにゆえ核爆心地向かっているわけじゃないからだ。

一仕事をおえ、簡易ベットを壁から引き寝ころがる。

「お疲れ様……」

毛布で身体くるませ、歯がガチガチ震わせていた。

完全に身体が覚めてしまった。


翌日、風邪になり車に揺れながら医療ポットに一日過ごすはめになった。

災厄だった。


ーーー


砂漠は4日で越えた、危険な事態に衝突した。

電子体を発見し、交戦中。


リアクタータービンが唸り、フルスピードで逃げる。

追いかけてきた一体の電子体から、段々個体を増えていた。

振り切れるかわからない、総括にパルス砲を撃ってもらっているが、長期戦なら俺らは負ける。


とたんに、電子体ら足を止めた。

戦が引かれたように一歩たりとも動かず並ぶかのように、気持ち悪い……。

総括はその光景が何かの前触れかと背中が鳥肌立った。

「……なんなんだよ……気持ち悪い……」


それから三日後、違和感な山が見えていた。

山と言うより岩だ、角がない山だ。


目を疑った街並みが見えてきたのだ、支部意外ににコロニーを作っているとは意外に驚きだ。

三日前の電子体の異変に何か有るんだろうか……、それよりも、逃げるの際に消費した車輌の燃料を補えないだろうか。

ヘッドレックスは、タクティカルアーマと籠手みたいな補助腕力装置をつける。

ハリボテな防御スタイルの装備なんだが、威圧感与えるだろうか?

友好に行きたい……。


コンクリートの家並みの間の道筋に入り、車輌を止める。

車輌後部ハッチに走り飛び出す、周りは人が集まってきた。

杖を持った老婆が近づいてきて、ヘッドレックスに警戒しながら見上げた。

「あんたら?珍しい車できたなぁ……どうしたんだい?」

老婆は嫌そうに目線を細めていた。

「燃料と食料がほしい、長居はしない」

「住民に危害あたおないのなら好きにしな、市場はこのまま奥にいくとええ……」

その言い、行ってしまった。

周りの住民も老婆の後について行ってしまう。

あの老婆は長なのだろうか。


ハッチを開け、車輌に入り

市場に走らせた。

屋台的なテントに機械がならぶ。

思わず、ヘッドレックスは口にする。

「なん……だと……!!」

電子体の腕や足……電子体その物があった。

闇市街に来ていたのだ、敵対していた電子体が売っているのだ今すぐスクラップしたい、だが今は騒ぎを起こすより目的地に行くのが優先だ。

総括は舌打ちし、目を閉じ腕を組ながら眉間にシワよせる。

その光景に低い声で唸り、我慢する。

電子体が買い物をしてる、その光景に我慢ならない。

「私は何も見なかったことにする。いいな、ヘッドレックス」

「気持ちは同じです総括……」

唯は口を手隠し驚きを隠せずにいた。

あかねは、大丈夫かな?と不安げにフロントガラスを見ていた。

人と電子体が並んで店を開いてるものや、電子体がパーツを買い漁っている。

セーフティエリアなのだろうか……だから……電子体には追ってこなかったのだろう。

「総括、買い出しにいきやしょう……」

「私はやめとく……顔ばれてるだろうし電子体にな」

「了解、二人はついてくるよな?」

「構いませんわ、日用品買いたいので」


ヘッドレックスは、パルス砲にショルダーをつけ肩にかけ、服は軍服を脱ぎツナギに着替え直した、顔の刺青はペイントで油汚れに擬装し帽子をかぶる。

怪しまれないように、闇市場のありふれたジャンク屋稼業を装う。

唯は帽子であかねはストール巻かせた念のために顔を隠してもらう。

市場は賑わっている、電子体が横や前を通る度々に心拍数は跳ね上がる。

近くを通っても無事だ、いつもなら頭がぶっ壊れた野郎ばかりなのに……、腕から杭やドリルをむき出していたりするのが、静かなもんよ。

あかねは、ふと疑問が走る。

「唯……でも共通通貨使えるのですかね?」

「んーたぶんね」

「どうだろうな……念のために色んな通貨を用意してはいるが……あそこで聞いてみないか?」

ヘッドレックスはウォーターエナジーという木の板に書いた看板の店を指した。

水が入ったポリタンクを売る店らしい。


あかねは近づき、少年の店主に聞いてみた。

「共通通貨で買えます?」

「共通通貨なんて使えないよ……なんだよ、お前ら外から来たのか」

「まぁそんなとこだけど……」

「まさか人間用だよね……キカイの人しか飲めないよ。飲んだらお腹壊すぞ、姉ちゃん達。キカイの人にかい?人間用かい?」

「ええ……私たちの飲料用です。できればこのお金で買えればいいのですが……」

「しゃーねな、特別に人間……共通通貨で売ってやるよ。だけどよあんまり見せないようにしろよ……共通通貨、外もんだとばれたら売ってくれないからな」

でかくて四角い車輪付きのポリタンクをズルズル引っ張り取り出しきた。

人入れるよね……なんだろう、タンクみたいなポリタンク。

「人用だからな、特別だ……」

「ありがとう」

「いいさ、ワザワザろ過して作ったんだから高いよ、共通通貨で5000だ。」

「ポリタンク100リットルで、5000ですか……」

「嫌なら他でいきな、共通通貨やってないからな……」

「わかりました……買います」

「あいよ、毎度。あっ、荷物運ぶならまかせてよ、今呼ぶからじいさん……じいさん」じいさんがきた、じいさんじゃなかった。

電子体がポリタンクを担いだ。

「じいさんお客さん荷物運んでくれるんだ、気軽に使ってくれよ」

電子体が少年に頭を叩いた。

頭を押さえて悶絶している。

「歳上をこきつかわすんじゃないよ、すまないねお客さんどっちに持っていく?」

「あ、あちらです。」

車輪に無事積み込んだ。

私たちの三人は、嫌な汗が止まらなかった。

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